ハリーとダイゴ

ハリーとDaiGoが炎上している。

まず、ハリーの方は、以前に「サンデーモーニング」で、女子ボクシングで金メダルを取ったことに対して、「女性でも殴り合い好きな人がいるんだね」と言った後、さらに「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」などと、およそ信じられない発言をしたことを取り上げた。

これに猛烈な抗議を受けたハリーは、当初「私の発言は言葉が足りませんでした。入江選手の快挙を称えると共に自分も金メダルを取れるのではと思って、ボクシングをやる女性が増えてほしいということを本当は言いたかったのです。言葉足らずで反省しています」などと言い訳していた。

あえて「言い訳」と書いたのは、この言い方は、どこをどう読んでも反省しているようには読めないからだ。

ハリー自身が、「野球なんて、あんな球っころを投げて打って大騒ぎしているけど、いったい何が楽しいんだろうね」と言われて、文句を言ったら、「いや、あれは皆頑張ってね、という激励のつもりで言ったんですよ。言い方を間違えました」などと言われたら、納得なんかするか？

「ふざけんな！これのどこが激励なんだよ」と怒るだろう。

これだけでも炎上の種なのに、さらに火に油を注ぐ形となったのが、その謝罪の形。

いちおう謝罪とは書いたが、実際に謝罪したのは、本人ではなく、番組ＭＣである関口宏でもない。

謝罪文だけで済まそうと思っていたら、想像以上に批判の声が大きいことにようやく気が付いたのか、番組の冒頭ではなく、スポーツコーナーの冒頭で、まずは関口宏が「「番組からお詫びをしなければなりません」と言いつつも、続けて「唐橋さんよろしく」と、番組のサブキャスターである女性アナウンサーに振った。

つまり、関口としては「別にオレが言ったわけじゃないから、オレが謝る必要なんかない」という気持ちであることは間違いない。

しかも、ハリーの発言は女性蔑視だと言われているのに、その謝罪を女性アナウンサーにやらせること自体、まったく反省していないのと同じだ。

先に金メダルを噛んで批判された河村市長と同じく、「何で、皆そんなに怒ってんの？たいしたことじゃないじゃん」と思っているから、こういう対応になるのだと思う。

そもそもハリーなんて、人にイチャモンをつけているだけで、先代（というか、元祖）「喝！」の大沢親分みたいな愛情の欠片も感じられない。

イチローが自身の安打数の記録を抜いた時にも、「だって試合数が違いますから」と、敬意を表することさえしなかったし、その後4000本打った時には、さすがにイチャモンをつけるわけにはいかなくなったのか、捨て台詞的に「でも、日本ではボクが一番ですから」と言い放っていた。

大谷に対しても、もともと二刀流に批判的だったのだが、予想以上の成績をあげていることに対して、褒めるどころか「大リーグのレベルが落ちた」などと言っていた。

徳光和夫みたいに、人間としてゲスなわけだ。

だから、とにかく一日でも早く巨人・坂本には、ハリーの記録を追い抜いてほしい！


さて、続いてはDaiGo。

ホームレスに対する批判に対して猛反発を食らっているわけだけど、元々胡散臭いヤツだし、そういう選民意識のあるヤツだと思えば、特に何とも思わないのだけど・・・

なぜか、この手の発言をするヤツを擁護するアホが出てくるので、余計に炎上してしまう。

今回の場合は、学者の中でもっとも「何をやっているのかさっぱりわからない」分野である社会学者の古市憲寿。

DaiGoの発言に対して、「彼を批判している人は、死刑制度と他の人権の線引きをどこで引くか、ということをこの機に考えてほしい」などと意味不明なことを言っていた。

どうしてホームレスと犯罪者を一緒にするのか、まったくわからないが、これって本心では「ホームレスなんか死んだ方がいい」というDaiGoとまったく同じ考えであることがよくわかる。

笑ったのは、元テレ朝の記者である花村恵子という女が、「総理の孫がこれか」とツイートしていたこと。

知らない人には「？？？」だけど、これは竹下登元首相の孫にあたる「ウイッシュ！」のDAIGOと勘違いしてのコメントだが、ホントにこいつらって、自分で調べるということを一切やらないんだな、ということがよくわかる事例だ。

総理の孫の方は、すべて大文字だけど、自称メンタリストの方は「DaiGo」と中途半端な綴りになっている。

エラそうなツイートをするのであれば、少なくとも元の発言をちゃんと確認するとか、それさえもしないのかねえ。

というか、そもそもこの女、この二人の区別がついていないんじゃないの？