はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1173 ~ ハート・ロッカー(TV)

2024-07-02 | 映画評
今回は「ハート・ロッカー(TV)」です。

戦時下のイラク・バグダッドで爆発物処理に従事する特殊部隊EODの活躍を描くサスペンス・ドラマ。監督は「ハートブルー」「K-19」のキャスリン・ビグロー。第82回アカデミー賞では作品賞以下6部門を受賞、ビグローは女性で初めての監督賞受賞者となった。

主演:ジェレミー・レナー
共演:アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ、ガイ・ピアース、レイフ・ファインズ、デビッド・モース、エバンジェリン・リリー、クリスチャン・カマルゴなど


<ストーリー>
04年夏、これまでに870以上の爆発物を解体処理しているジェームズ2等軍曹がEODの新リーダーとして赴任してくる。部下となったサンボーンとエルドリッジはあと39日でEODの任務から外れる予定だったが、恐れ知らずのジェームズにより、これまで以上の危険にさらされることになる。


2008年の作品だ。

ハートロッカーとは棺桶の事だそうで、そこから転じて「苦痛の極限地帯」を表す言葉らしい。

映画紹介に「爆弾処理班の活躍」とあったが、どちらかと言うと「爆弾大好き男の泣き笑い」みたいな感じの内容だ。

冒頭でガイ・ピアースが出てくるので、「おっ、彼も活躍するのか」と思っていたら、あっという間にないなくなって(?)しまった。

これ以降はジェレミー・レナー演じるジェームズが様々な状況で爆弾処理をしていくのだが、適度にハラハラ・ドキドキ感はあるものの、それ以上のものには発展しない。

つまり、極度の緊張感の中で爆弾処理をするのだけど、終わった後の「やった~、終わったぞ!」という達成感・解放感は描かれていないのである。

しかも、途中で戦闘シーンが出てくるのだが、これがどういう意味合いがあるのかよくわからず、ただ「襲われました。でもこれを撃退しました」というだけの描写なので、蛇足という感じしかしなかった。

さらに、途中に何度も「任務明けまであと〇〇日」という字幕が出てくるのだが、それがゼロになっても、すぐに次の現場に行くので、結局これが延々と続くことになり、見ている方としては何だか爽やかな気分にはなれない。

イラクが舞台となっているので、宗教的なものなのか、自爆テロが頻繁に起こる地域での爆弾処理も大変だろうなとは思うが、特にそれに触れた描写もなかったし、ただ淡々と爆弾処理をしている、というだけの映画でした。

レイフ・ファインズやデビッド・モースなど結構な役者さんが出ているのだけど、いずれもチョイ役程度なので、ちょっと残念でした。

ということで、評価は「C」にします。

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