関連ブログ記事・・・2022/12/15付「京王バスの都区内運賃値上げがパブリックコメントの対象に」
京成バスと子会社の京成タウンバスは、2023/3/31から東京都内を走る路線バスの一部区間で運賃値上げを実施します。
https://www.keiseibus.co.jp/info/upfiles/16656b3c329b869bbe8565972c806563.pdf
https://www.keisei-townbus.co.jp/pc/info/525/20230228150240.pdf
上記ブログで書いた通り京成バス系の東京都内区間の運賃は原則220円均一(現金・ICカードとも)ですが、両社とも、210円均一の都営バスと並行する区間などで210円区間が存在し、
https://www.keiseibus.co.jp/rosen/fare/edogawa.pdf <京成バス江戸川営業所管内>
https://www.keiseibus.co.jp/rosen/fare/kanamachi.pdf <京成バス金町営業所管内>
これを他の都内路線同様に220円に値上げするものです。以前の値上げの際に都内路線全体で上限運賃=220円で国土交通省から認可を受けており、改めてお伺いを立てることなく届け出だけで値上げが実現するわけです。
そして注目は、「現在はICカードに限り157円で乗車できる路線(現金の場合は210円)が、3月31日からいきなり4割増しの220円になってしまう」という例が存在することです。
具体的には、
京成バスの京成青砥駅~慈恵医大葛飾医療センター間の路線(青01)
京成タウンバスの綾瀬駅・亀有駅発着の5路線(新小51、有57、有01、綾01、綾02)
です。どういった経緯でここまで差をつけていたのかは不明ですが、昨今の首都圏では現金客は少数派となっており、多くの利用者からみれば4割増しは大きいですね・・・
ちなみに、このブログを書いている時点の京成バスの都内路線には運賃が「現金160円・ICカード157円」という例が3つありますが、
(1) 南千住駅東口~フロンティアシティ間
(2) アイリスループ(金町駅~飯塚商店街~金町駅の循環路線)
(3) 荒川区コミュニティバス「さくら」
(2)が「現金190円・ICカード189円」、(3)が「現金180円・ICカード178円」に値上げされるのに対し、(1)の値上げに関する告知は見当たりません。