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豊鉄バスは2025年春にICカード導入へ <2024/4/6追記あり>

2023/3/28~2023/4/11の間意見を募集していた「豊橋鉄道株式会社に係る鉄道事業及び軌道事業の旅客運賃上限変更認可申請に関する意見募集の結果について」のパブリックコメントですが、2023/8/1付で結果が公示されました。

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCM1040&id=155230812&Mode=1

この中で、「渥美線(鉄道線)と東田本線(路面電車)との(ICカード利用時の)乗継割引を大人40円、こども20円から大人80円、こども40円に引き上げるのが解せない」という意見に対し、以下のような回答がなされています。

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豊橋鉄道によると、乗継割引額を大きくすることで、豊橋市内における公共交通利用を更に促進させることが目的と伺っております。
さらに、今後、ICカードによる乗継割引を令和7年春にICカード導入を予定している豊鉄バスにも広げ、同市域内の公共交通利用の更なる促進を図る計画とのことです。

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豊橋市内の路面電車と新豊橋~三河田原間の鉄道線(渥美線)を運行する豊橋鉄道は、2011/2/11に親会社の名鉄と同時に交通系ICカード「manaca」を導入しました。その際に、ICカード限定で両者の乗継割引を導入しました。

http://www.asahi.com/travel/aviation/NGY201101120020.html

但し、乗継割引の対象はあくまでも「manaca」のみで、TOICA・Suica・PASMOなどで乗車した際には適用されません。

https://www.toyotetsu.com/other/manaca.html

一方、豊橋市とその周辺(田原市・豊川市・新城市など)で路線バスを運行する豊橋鉄道グループの豊鉄バスは、2023年に至るまでICカードには非対応のままです。2010年時点で豊橋市内を運行していた豊鉄バスの運賃箱にはICカード処理機の設置準備対応を思わせる白い箱のような物体が取り付けられており、鉄軌道線と同時対応を期待していたのですが・・・

あと1年半あまり後には遅まきながらICカード対応になるわけですが、鉄軌道線同様「全国相互利用ICカードには対応するが、乗継割引はmanaca利用時のみ」となる可能性が高そうです。

 

<2024/4/6追記>

豊鉄バスのmanacaなどICカードシステムの導入は、2024/3/15付で正式にアナウンスされていました。

https://www.toyotetsu.jp/news/01212.html

https://www.toyotetsu.jp/ufile/library/1589_file.pdf

一般路線バスに加え、高速バスの新城名古屋藤が丘線も対象となります。

乗継割引が適用される条件は、以下のように明記されています。

 「manaca」を利用して、豊鉄バス、渥美線、市内線を乗車(または降車)時から 90 分以内に乗り継ぐこと

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