2025/4/1付ブログ記事「2025/4~7に新たにSuicaなどが使えるようになる事業者まとめ <修正あり>」の続報です。
上記ブログ記事で、JR東日本公式サイト上で公開されている「Suicaによる乗車等の取扱いを行う交通事業者一覧」において、2025/4/14から新たに「株式会社和光輸送」でSuica等の交通系ICカードが使える旨明記されており、掲載場所(「奥州市コミュニティバス運行事業者」の1つ前なので、PASMOではなくSuicaのシステムを導入するはずと書きましたが・・・
この件について詳細が判明しました。
同社は、東武バスウエストとともに埼玉県和光市から委託を受けて「市内循環バス(わこば)」(いわゆるコミュニティバス)を運行しており、和光輸送は「白子・吹上コース」「坂下・新倉コース」を担当しています。
このうち、「白子・吹上コース」の運行車両が2025/4/14から新しい車両に変わります。
https://www.city.wako.lg.jp/machizukuri/kotsu/1010340/1011000/1005973/1005974.html
これまではマイクロバスで運行していたのを、ラッピングされた小型バス(日野ポンチョの2扉仕様)に代替します。もう1つの「坂下・新倉コース」はワゴン車で運行中です。
2024/1/4から運行を開始した和光輸送の担当便は、東武バスウエストと異なり「道路運送法第21条に基づく実証運行扱い」となっており、当初の1年間の期限が切れた2025/1/4以降も引き続き実証運行を継続しています。今後の段取りは「和光市地域公共交通会議における承認(令和7年8月頃)→埼玉運輸支局への申請(令和7年9月)→同社による本格運行の開始(令和8年1月)」となっています。
https://www.city.wako.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/961/siryo1.pdf
上記資料には「交通系ICカードの読み取りに手間がかかる。→新しいICカードリーダーの導入検討」と明記されています。
和光市議会議員が「選挙ドットコム」に2024/8に投稿した記事には以下のように書かれています。
https://go2senkyo.com/seijika/170384/posts/938490
ワゴンバスタイプの「わこば」に搭載されているリーダーは飲食店などでも利用されるSquareリーダーと思われ、他のカードが反応してしまう場合があります。スマホ側から交通系ICカードを選ぶ必要がありました。
つまり、和光輸送は交通系ICカードが利用可能な事業者ではないため、電子マネー機能を利用してSuicaやPASMOなどに対応しているのでした・・・
これが、「白子・吹上コース」に関しては2025/4/14からSuicaのシステムを新たに導入し、晴れて交通系ICカード扱いで利用できるようになるため、同日から「Suicaによる乗車等の取扱いを行う交通事業者一覧」に追加されるというからくりでした! 利用者からすれば、車両代替前も代替後も「SuicaやPASMOなどで乗車可能」なことには変わりないので、こちらのページでは特段触れていません。正確には10種の全国相互利用対象交通系ICカードのうちポストペイのPiTaPaのみ電子マネー機能については相互利用から除外されていますが、関西エリアならともかく、和光市民でPiTaPaを保有している方はレアかと思われるので実質問題はない故でしょう。
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