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能越自動車道の北端部が2023/9/16に延伸開通、中間区間は?

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国土交通省北陸地方整備局は2023/7/5付で、国道470号能越自動車道輪島道路のうちのと三井IC~のと里山空港IC間が2023/9/16(土)に開通すると発表しました。

https://www.hrr.mlit.go.jp/press/2023/7/230705kanazawa.pdf

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC0563V0V00C23A7000000/

輪島道路は最終的に輪島市中心部近くまで延伸されることになっていますが、まず1期工事として2006年に事業化・2013年に工事に着手したのと里山空港IC(穴水道路から接続)とのと三井ICの間4.7kmがあと2か月あまりで開通の運びとなります。のと三井IC以北の6.8km区間は2期工事として2009年に事業化・2015年に工事に着手しており、2021年3月末時点の工事進捗率は45%となっています。

https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-hyouka/r3sai/2_r3_053.pdf

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北陸地方整備局のサイト内には、能越自動車道に関する特設ページが存在します。

https://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/road/nouetsu/gaiyou/

上記ブログ記事で

>能登半島を縦貫する能越自動車道(東海北陸道と同じE41のナンバリングです)は富山県側から七尾ICまで開通しており、以北でも田鶴浜IC~のと里山空港IC間が開通済みですが、中間部は未開通のままです。未開通区間は、既存の一般道である国道159号七尾田鶴浜バイパスを自動車専用道路に改築して対応することとなり、現在工事中です。

と書きましたが、徳田大津IC~穴水IC間27kmについては、石川県が一般有料道路「能登有料道路」として整備し2013年に無料開放したのと里山海道を能越自動車道として活用する形となっています。穴水IC~のと里山空港IC間は国土交通省が「穴水道路」として整備し2006年に開通しました。

その南側の田鶴浜道路(徳田大津IC~田鶴浜IC間)はもともと石川県が能登有料道路に接続する形で整備した一般有料道路であり、同時に無料化されました。

したがって、未開通区間は「七尾IC~田鶴浜IC」となっており、このうち東側の七尾IC~病院西IC<仮称>は国土交通省が「田鶴浜七尾道路」として新たに整備し、病院西IC~田鶴浜IC間は既存の石川県が管理する国道249号七尾田鶴浜バイパスを活用する形で能登半島の南北を結ぶ第二の幹線道路(第一は金沢市と直結するのと里山海道)を構成することとなります。

https://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/road/nouetsu/images/doc/tatsuruhama_nanao.pdf

https://www.hrr.mlit.go.jp/road/dourobunkakai/h27shinkijigyou/05/shiryou2.pdf

1990年代半ばに完成した七尾田鶴浜バイパスは2車線の両側に歩道が整備された典型的なバイパス道路であり、IC部分についてはバイパス側が高架となる立体交差形式になっています。自動車専用道路への改築は見送りとなりました。

田鶴浜IC東側のストリートビューはこちら

田鶴浜七尾道路区間3.4kmは2016年に事業化され、2020年8月に工事に着手しました。

https://www.chunichi.co.jp/article/102101 (工事起工式を報じる北陸中日新聞の記事)

https://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/road/nouetsu/tatsuru_kouji/ (本来であれば工事の進捗状況が公開されるはずのページ=能越自動車道特設ページ内)

なお、上記新聞記事の末尾には「のと里山空港IC−三井ICの四・七キロは二二年夏ごろ開通を目指す」の文言があり、首記の延伸区間の開通が1年以上遅れていることがわかります。

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