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群馬県のタクシーの営業区域の状況

関連ブログ記事・・・2023/4/15付「群馬県から個人タクシーが消滅しました」、2023/7/3付「栃木県のタクシーの営業区域の状況

関東運輸局管内のタクシーの営業区域が別表として掲載されている資料はこちら

<群馬県>

中・西毛交通圏

  前橋市、高崎市、伊勢崎市、佐波郡玉村町、安中市、富岡市、藤岡市、北群馬郡(吉岡町・榛東村)、多野郡(神流町・上野村)、甘楽郡(甘楽町・下仁田町・南牧村)、埼玉県児玉郡神川町

東毛交通圏

  太田市、館林市、桐生市、みどり市、邑楽郡(大泉町・板倉町・明和町・千代田町・邑楽町)

沼田・利根交通圏

  沼田市、利根郡(川場村・昭和村・片品村・みなかみ町)

渋川・吾妻交通圏

  渋川市、吾妻郡(東吾妻町・高山村・中之条町・長野原町・草津町・嬬恋村)

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注目されるのは、県内の4交通圏で最も規模の大きい中・西毛交通圏に、隣接する埼玉県の自治体が含まれていることですね。都府県境を挟んで生活圏が一体化している地域は全国各地にありますが、空港の立地と関係なくタクシーの営業区域が都府県境を超越しているのは全国でもここだけです。この埼玉県児玉郡神川町は平成の大合併でもともとの神川町と神泉村が合併して成立したものですが、旧神泉村域は特に隣接する群馬県多野郡鬼石町(現在は藤岡市に編入)との関係が深く、市外局番も同じ「0274」です。

前橋市は、平成の大合併で勢多郡(大胡町・宮城村・粕川村・富士見村)を編入合併しました。

高崎市は、平成の大合併で多野郡(新町・吉井町)、群馬郡(榛名町・倉渕村・箕郷町・群馬町)を編入合併し、群馬郡は消滅しました。

伊勢崎市は、もともとの伊勢崎市と佐波郡(赤堀町・東村・境町)が合併して成立しました。

安中市は、もともとの安中市と碓氷郡松井田町が合併して成立しました。

富岡市は、もともとの富岡市と甘楽郡妙義町が合併して成立しました。

太田市は、もともとの太田市と新田郡(新田町・尾島町・藪塚本町)が合併して成立しました。

みどり市は、新田郡笠懸町・勢多郡東村・山田郡大間々町が合併して成立しました。

桐生市は、平成の大合併で勢多郡(新里村・黒保根村)を編入しました。旧2村域はみどり市を挟んで大きな飛び地になっています。

館林市は、県内の市で唯一平成の大合併に関与していません。

沼田市は、平成の大合併で利根郡(白沢村・利根村)を編入しました。

渋川市は、もともとの渋川市と北群馬郡(伊香保町・小野上村・子持村)および勢多郡(赤城村・北橘村)が合併して成立しました。

平成の大合併前の勢多郡は3町6村からなりましたが、平成の大合併で4市に分割される形で消滅しました。合併先のうち前橋市と高崎市は中・西毛交通圏に、桐生市とみどり市は東毛交通圏にそれぞれ含まれますが、もともと「勢多郡」というタクシーの営業区域のくくりが存在したかどうかは不明です。

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