全国交通ニュースブログ

岡崎市の廃線跡転用バス専用道廃止8年後の様子(その2)

その1はこちら

福岡町側のバス専用道跡地が消滅したあたりのGoogle航空写真はこちら

福岡町のバス折り返し場(中にバスのりばがある)の様子は、専用道廃止後8年近く経過してもそう変わりません。バスが出入りする方向が変わったくらいでしょうか? 立て看板には「名鉄バス(株)の専用道につき」と書かれたままです。隣にはえごまオイルなどを製造する老舗・太田油脂の本社工場があります。

バス専用道はこちら側に通じていました。今は途切れています。

反対側の空き地は、80年ほど前まで西尾に通じていた鉄道の廃線跡に相当します。

名鉄バス所有地は当然通行不可なので、大回りして専用道の途切れた側にやってきました。先ほどの福岡町バス停を望む。

途切れた側を望む。「福岡雨水ポンプ場」は下水道整備事業の一環としてバス専用道廃止後に建設され、2018年7月に運転を開始しました。

https://www.city.okazaki.lg.jp/1100/1185/1202/p004075.html

この先はトレースできないので、またまた大回りして県道岡崎碧南線(バス専用道をオーバークロスしていました)の側道に向かいます。

オーバークロス部分そのものはバス専用道が健在だったころと変わらず、その先にも道路が通じていますが、公道ではなく名鉄バス所有地なので勝手な通行はできないはずです。オーバークロスが建設されたのは、まだ路面電車が走っていた頃かもしれません。

反対側は調整池になってしまいました。先ほどの雨水ポンプ場とセットで、大雨の際にも一帯(もともと水はけの良いとは言えない田園地帯を区画整理して新たな都市機能のスペースを生み出しました)を浸水させないためですね。

池の北側を西に向かって歩きます。立派な都市計画道路ですね。

しばらくすると、北(岡崎駅西側)に向かう都市計画道路と交わりますが、まだ一般車両は通行できません。向こうに見えるビルは2020年4月に開院した藤田医科大学岡崎医療センターです(開院直前にダイヤモンド・プリンセス号の新型コロナに感染した乗船客の受け入れ先となったことで知られています)。

この道を南下すると、バス専用道の跡地と交わります。福岡町側は既に何の痕跡もなくなっており、これから区画整理事業の一環として築造される道路によりとどめが刺されます。

振り向くと、池の向こうに先ほどの県道のオーバークロス部分が見えます。

(つづく)

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「路線バス」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事