関連ブログ記事・・・2023/6/25付「熊本の半導体工場立地は中九州横断道路を後押しするか?」
上記ブログ記事で
>1.西端の下硯川IC(熊本西環状道路と接続)~熊本北JCT(九州自動車道と接続)間約4kmを他の区間同様自動車専用道路形式で整備することを決め、熊本港へのアクセスを容易にする
と書きましたが、この区間が「一般国道57号 熊本環状連絡道路」として令和7年度予算に向けた新規事業採択時評価手続きの着手対象にリストアップされました。
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001868345.pdf
熊本県と熊本市も歓迎しており、熊本市長は「TSMC・半導体関連企業が集積する熊本都市圏北東部と物流拠点である熊本港の移動時間が約60分短縮し、移動の選択・物流の効率化など、地域経済の活性化へ大きく寄与するものと確信しています」とコメントを出しています。
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/101/228946.html
https://www.city.kumamoto.jp/kiji00362679/index.html
熊本環状連絡道路は、熊本西環状道路・国道3号植木バイパス・国道3号熊本北バイパス・国道57号熊本東バイパスと合わせて熊本市街地の周縁を巡る環状道路を形成するものです。
https://kumamoto-3kiseikai.jp/wp-content/themes/kiseikai/pdf/5_9_s1_107JRWHA.pdf
令和に入ってから本格的に実現に向けて動き出し、計画段階評価手続きが開始されました。2022/12/15に開催された第1回九州地方小委員会で「自動車専用道路整備案」「一般道路整備案」の2案が出され、意見聴取結果などを受けて2023/6/19に開催された第2回九州地方小委員会で、多くの面で優位性のある「自動車専用道路整備案」に決定しました。
https://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/file/R5.6.19%20kumamotokitasimosuzurikawa%20setumei.pdf
2025/2/26に開催された中九州横断道路事業調整会議の開催結果によれば、熊本県と熊本市は中九州横断道路のうち熊本環状連絡道路および大津熊本道路区間について早期整備のために熊本北JCT・ICで接続する九州道と同様に有料道路とし、料金も九州道と同じ水準にするよう提案しています。