関連ブログ記事・・・2024/8/31付「福岡県の廃国道トンネルが20年ぶり復活へ=事業費は100億円」
上記ブログ記事で
>そして、香春町より東側については、「香春拡幅」と「仲哀拡幅」の2事業が動いているものの、行橋市寄りの区間は調査中のままです。
と書きましたが、その行橋市寄りの区間が「一般国道201号 みやこ行橋バイパス」として令和7年度予算に向けた新規事業採択時評価手続きの着手対象にリストアップされました(2025/3/6付ブログ記事「北海道横断道別保尾幌道路、2025年度の事業化なるか?」参照)。
該当区間(仲哀トンネルと東九州道行橋IC付近の間)は、「国道201号 香春町~行橋市」の計画名のもと2019年に計画段階評価手続きが開始されました。行橋市内区間約2kmについては既に都市計画決定されていますが、みやこ町内区間約7kmについては2021/2/18に開催された第2回九州地方小委員会で複数のルート案が公表され、地元からの意見聴取結果などを受けて2021/6/28に開催された第3回九州地方小委員会で概略ルートが決定されています。
https://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/file/r30628siryo-2.pdf
【案①】北側別線整備案・・・既設計画を踏まえ国道201号北側で通過交通を分離する案
【案②】南側別線整備案・・・遺跡・古墳を可能な限り回避するとともに、町の主要施設へ最短で結び、通過交通を分離する案
【案③】現道(国道201号)活用案・・・国道201号を4車線に拡幅し、交通容量の拡大を図ることで、交通混雑緩和を図る案
事業費は案③が約430~480億円と最安に見積もられていましたが、「旧豊津町・旧犀川町から行政機能が集積する旧勝山町へのアクセス性が他案に比べ優れる」「自然環境への影響が少ない」ことが評価されたのか、案②に決定しました。こちらの事業費は約450~500億円と見積もられています。ちなみに、みやこ町は平成の大合併で上記3町が合併して成立しました。
その後、みやこ町は2023年10月に住民向けのルート案及び都市計画手続きに関する説明会を開催しています。
https://www.town.miyako.lg.jp/koushitsu/koho/kisya/documents/kokudou201setumeikaiannai.pdf
https://mainichi.jp/articles/20231019/ddl/k40/010/262000c
さらに、2024/12~2025/1にかけて九州地方整備局北九州国道事務所が作成した環境影響評価書が縦覧に供されました。
https://www.qsr.mlit.go.jp/kitakyu/data_files/241224_kankyoueikyouhyoukasyo_kouhyou.pdf
あとは事業化正式決定を待つばかりですが、果たして・・・