2024/8/4付ブログ記事「北薩横断道路の要のトンネルが内部崩壊、詳細は?」の続報です。
北薩トンネルの大量湧水は掘削途上から課題となっており、完成時点では大いに評価されていましたが、
https://www.nikkenren.com/doboku/prize/award/article/clhEXcdwWRWDDCUUEzLSadN
https://www.enaa.or.jp/?fname=2019-jusho-meibo_p12j.pdf
結果としては自然の脅威に勝てなかった形です。
鹿児島県公式サイト内に「北薩トンネル技術検討委員会」のページができており、2024/9/12に第1回・2024/11/20に第2回の技術検討委員会が開催されています。
これを踏まえ、鹿児島県は2024/12/23に水抜きのための作業用トンネル(導坑)を掘削する工事に着手しました。
https://www.asahi.com/articles/AST153VQ4T15TLTB009M.html
記事には工期は3月中旬までの予定。契約金額は約1.9億円とあるので、そろそろ完成している頃かも。
そして、北薩トンネル本体の復旧工事着手は2026年度の見込みとなっています。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20250318-OYTNT50057/
https://373news.com/news/local/detail/210844/
https://www.youtube.com/watch?v=q318jRZjRXk (鹿児島読売テレビ)
これに先立ち、2025年度は上記作業用トンネルを活用した水抜き作業および土砂流入で生じた空洞を埋める作業を専ら実施しますが、空洞の調査結果によっては着手が遅れる可能性もあるようです。
復旧費用は現段階で約60億円の見積もりとなっていますが、国が費用の3分の2を負担し、残り3分の1も大部分が交付税措置されるため、鹿児島県の負担分は4%程度になる見込みとのこと。