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ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

寒い春

2021年05月30日 | 北海道の暮らし・生活
美瑛町美馬牛に引っ越してきて25年
ベスト5に入る、寒い5月だった。
 
重ねて、
どういうわけか、土日のたびに雨。
今週末も例外ではなく、冷たい雨が降り続いた。
 
これじゃあ、緊急事態宣言云々という前に、
そもそも営業が出来なかっただろな。
 
営業自粛の日々だけど
腹はへる。
単純な性格だから
「こういうときは自給自足だー!」と、
毎日、開墾に汗を流している。
 
昨年から引き続き、
木を伐り、荒地を拓き、熊笹の根を剥がす。
夢中で鍬を振るっているうちに、我ながら立派な畑らしきものができた。
昨年よりも広く明るくなった畑で、野菜や豆やカボチャを作るのだ。
 
しかし、
今年の5月は、なかなか晴れない。
ちょっと焦り気味。
作物の生育が停滞気味。
 
今週いよいよ6月に入るというのに、
まだストーブが欠かせない。
寒い春だった。
 
いつもは露地栽培するピーマンも茄子も、今年は不織布の「トンネル掛け」で寒さ対策。
写真はピーマン。寒くて苗が育たない!


スイカに至っては、不織布のトンネルでは低温対策が足りず、途中からビニールのトンネルに変更。
寒さヤバイ。病気にならなきゃいいけど。

バジルは直接種まきしたけど、1ヶ月が経過しても荒野のまま。

レンタル電動自転車の整備作業場は、
オートバイやら、あれこれ突っ込んで、農作業小屋みたいになっちゃった。
 
もう6月になろうというのに、まさかのストーブ。
 
てゆうか、JR北海道は大丈夫だろうか、と
それが最大の気がかり。
 
JR富良野線は、言わずと知れた廃止対象路線。
あと10年?15年?
いずれ廃止は不可避にせよ、
一気に早まらないか心配でならない。
 
赤字路線にCOVID-19 が追い討ちをかけた。
観光客の消えたJR富良野線には、乗客はまばら。
北海道各地がそんな感じじゃないだろうか。
 
うーむ。
 
ガイドの山小屋は廃業せず、
なんとかコロナ禍を乗り越えられそうだ。
お金はないけど借金ないし、雇用もしてないし、食べ物は自給するし。健康だし。
 
でも、JR富良野線がなくなったら
さすがにもう無理。
 
いずれ隠居するにしても、
クルマの免許を返納しちゃったらココでどうやって暮らすんだよ。
 
何とか持ちこたえてくれー、と切に願っている。
がんばれJR北海道!
 
いやもう、マジですよ。
 




 

来るなら来い!

2020年10月12日 | 北海道の暮らし・生活
いやもう、
いつ雪が降ってもおかしくないかも
北海道。

今年もこの季節がやって来ました。

冬ツアー用のハイエース。
夏の間は十勝岳ダウンヒルで活躍しました。
山に行く車両なので、きょうから冬タイヤに交換です。


昨シーズンは序盤でコロナが始まってしまったので、新調した冬タイヤがほぼ新品のまま。


取り外した夏タイヤは来年5月まで冬眠します。


あと2台。
結構な重労働、がんばる俺。

よーし!いつでもかかって来なさい冬!






Amazonは、BIGだぜ!

2020年10月02日 | 北海道の暮らし・生活

「お客さんキター!」

と思ったら、宅急便でした。
 
Amazonのでかい箱。
はて、何か買ったっけ?
 

でかい箱キター。
比較のためにボールペン。
縫い針じゃないよ。


入っていたのは、木蓋とスパークプラグ4つ。
だったら、
封筒とか紙袋で良くないか?と。


我が家の芋煮鍋(20年以上使用)に、新しい木蓋オン。
キノコ汁や三平汁もこれでドーンと作ります。一度に10人分くらい作れます。
ささやかな秋の楽しみです。
 
レンタサイクル屋、何しろヒマなので、
店舗の裏庭で芋煮会でもしようかなと思ってます。



先週の芋煮。山形県民じゃないけど山形風の芋煮が我が家の定番です。
うまいなー!うまい!

山形、行きたくなってきた。
このまま自転車旅で山形に行っちゃおうかな。

ヒマすぎて、
レンタサイクル屋なのに自転車に乗って
旅に出ちゃいそうな感じです。



 

レンタサイクル屋、冬準備をはじめる

2020年09月23日 | 北海道の暮らし・生活
連休中はたくさんのお客様にご来店いただきましてありがとうございます。
 
時間によっては待ち時間が生じたり、売り切れになったり、必要数が揃わなかったお客様もいらして、ご不便をおかけいたしました。
 
この連休中は今シーズン最高だっただけでなく、昨年9月の連休も超えました。まさに、突然のことだったのでビックリしました。
 
しばらく「大忙し」を経験していなかったので、
繁忙期ってどんなだったっけ?みたいに、
勘を取り戻すのが大変でした。(笑)
 
ありがとうございました。
 
さて、そんな9月も終わろうとしています。
 
急に秋めいて参りまして、午後にはパッタリと客足も途絶えます。
観光客もまばらになり、
たまに見かけるレンタカーも
「どこに行けばいいの?」みたいに戸惑っているような走り方で。
 
暇な季節になりましたので、
少しずつ冬準備を始めました。
 

駐車場に除雪ポールを設置。
約160cm,
それでも冬には埋もれそうになります。


裏の倉庫には耕運機と入れ替わってロータリー除雪機が入庫。
今年は春から初夏にかけて仕事が完全になくなったので畑仕事に精を出しました。
本気で取り組んだおかげで野菜は豊作で、今日までほとんど買わずに済んでいます。
 
この耕運機の活躍は終わり、エンジン草刈り機と一緒に後方に引っ込みました。
2ヶ月後には除雪機が活躍を始めます。
 
そしてクリスマスの頃にはこうなります。
もう自転車無理。
 
 

山小屋、山を降りる。

2020年07月29日 | 北海道の暮らし・生活

昨日は週1回の買い出しの日。


勇んで軽商用バン「リトル山小屋」を転がして山(美馬牛峠)を降りた。

家族全員の一週間分の食糧を仕入れるために、片道30km、旭川市内のスーパーマーケットに行くのだ。


先週は、野菜はじめ全ての生鮮食品の値が上がっていてあまりたくさん買えなかったので、

今週に賭ける俺たちの意気込みは半端ないぞ。ハアハア。


しかし!

無情にも食料品はさらにさらに値上がりしていた。


北海道産玉ねぎ 一個100円。

え?地元だぞ産地だぞ?1kgの間違いだろ?


肉も高い。

牛肉薄切り100g298円。

半額シールが貼られた見切り品でも150円じゃないか。


バナナまで高い。そんなバナな!


仕方ない。


野菜は家庭菜園のもので賄おう。

キュウリは毎日何本も採れているし、トマトも鈴なりで実の重みで枝がしなっている。

シルバービート(日本名ふだん草、ほうれん草みたいなもの)は繁りすぎて手がつけられない。

種類は少ないがなんとかなる。


肉は通販でキロ単位の塊で買って、あとは薄切りも角切りも自分で加工しよう。

ハムやベーコンは自分で作れる。

魚は川で、イワナやマスを釣ってもいい。

ニジマスの燻製はうまいぞ。


やや意気消沈してガラガラなカートを押してレジに並んだ。

おう、もちろんソーシャルディスタンスは守るぞ。


暮れていく空を見上げ

美馬牛への帰路についたのだ。


もうすぐ7月が終わるが、

業績は昨年比9割落ちた。

6月など、前年比95%減収、たった5%だ。子供の小遣いにも窮しかねない。


テレビでは飲食店がインタビューを受けていて

「昨年の半分です助けてください」などと言っている。


ふざけんなよ。うち95%減だし。笑


しかしまあ、

家族が食うくらいはなんとかなりそうだ。

ヒマだったおかげで畑の開墾が捗ったのだ。


さあ、

きょうも安いスイカを買いに富良野の山部にむけて、軽商用バン「リトル山小屋」を走らせるのだ。


北海道の夏は短い。

短くて美しい。


ああ忙しい忙しい。