Pirates of the Caribbean - On Stranger Tide (邦題:パイレーツ・オブ・カリビアン−命の泉) は微妙な映画だ。
明らかにこれまでのPOC路線とは一線を画している。
第3作で話が複雑になりすぎたとの反省からだろうか、筋書きは単純明快となっている。
今回の映画の良い点
- ジャック・スパローが戻ってきた。
- ジョニー・デップは相変わらず元気だ。(彼が活躍する最初の20分間が一番楽しめる)
- ジョニー・デップとジェフリー・ラッシュの間に漂う雰囲気が映画を性格付けている。
- イアン・マクシェーンが迫真の演技で映画を引っ張っている。
- オーランド・ブルームが出演していない。
- 単純な筋書き
- これまでのディズニーに見られない種類の人魚の登場
今回の映画で不満の残る点
- 筋書きに中だるみがあって眠くなる
- サブストーリーとしての人魚の恋愛は唐突で不要。(一貫性に欠ける)
- スペイン船団が登場する必然性がない。
- なじみの海賊の多くが不出演
- あと30分は短くできる
- 先の読める展開
暑さにだらけて頭を使いたくない時に適度に楽しみたい人に勧めたい映画だ。
映画が終わった後長いクレジットが登場するが、最後まで見ることをおすすめする。
次につながる布石が登場する。
制作者の言を借りると、この映画は「3部作の冒頭譜」だそうだ。