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Clash of the Titans

2010-04-25 19:23:39 | 日記
登場するのはタイタンとはいってもオリンピアンで、実際に話に絡んでくるのは Hades (プルート)と Zeus (ゼウス/ジュピター)だけだ。
端的に表現すると、お金を湯水のように使った怪獣映画というところだ。
昔の大映の映画、例えばガメラ対ギャオスを現代の技術を駆使して製作するとこうなるという見本とも言える。

ストーリー的には、登場人物の葛藤や成長があまりない。
どのキャラクターも安易に型にはめてとりあえずこなしたという感じだ。
もっと脚本がしかりしていれば、見応えのある映画になったと思うが。

これで3Dはアバター(SF)、アリス(寓話)、タイタン(神話)と見てきたが、やはりSFと神話には特撮と3Dが手法としてぴったりだと思う。
寓話もファンタジー性を強調するなら理屈は分かるが、 ティム・バートンのようにシュールに迫りたい場合はむしろ普通の2Dの方が勝っていると思った。

さて、「タイタンの戦い」をどう評価するか。
映画館でそれも3Dで見るのならば、怪獣映画の技術的進歩をしっかりと味わえる。
家庭のテレビで、2Dで見るというなら時間つぶし程度に考えた方が良いだろう。