これは毎年必ず、夏のG1climaxを観戦しているので決まり事です。
もう1つは友人と呑んで語らうこと。
三食どこででもいけるよ!と声をかけて貰ったので、久しぶりに晩飯を食いに。とても楽しかったし美味かった。
次の日、わざわざ朝イチで帰らず店を休んでまで行きたかった所。
「ムラサキスポーツ」
最近始めたスケボー。道具の不備を指摘された初日。
それを実感するほどに、ちゃんとわかる人に相談して選んでもらいたいと思っていました。
グーグルマップに騙されつつ、なんとかムラサキスポーツさんへ。
エスカレーターを上がると、いきなり見たことのない世界。目の前にロングボードがズラリと!
元々、ロングボードの動画を見て始めようと思った憧れの板。デケー! ウィールもデケー! 柔らけー! 転がりスゲー!
もう異次元。
勿論、普通の板も、ウィールやベアリングやトラックもいっぱいある!宝の山。夢の世界。まさに天国!
うわーうわーとぐるぐる見て、思い切って店員のお兄さんに声をかける。
スケボーを始めたばかりのこと。プッシュもろくにできないこと。片足で立てないこと。ロングボードの動画を見て興味をったこと。4000円のコンプリートをAmazonで買ったこと。パーツをAmazonで買い足したこと。などなど。彼は親身に聞いてくれ、自分の経験を語り、目の前で色々と実演してくれた。
なんと、店のボードにも載せて貰った!
もう全然違うの。ビックリした。
彼はスケボーだけではなく、スノボーもサーフィンもするらしい。そして昔はトリックを頑張っていたけど、最近はロングボードに乗っているという!
ロングボードに乗ってる人に初めてリアルで会った!
ロングボードの感想や普通のボードとの違いなども教えてくれた。
俺が全然乗れてないこと、そして元々ロングボードにいつかは乗りたいと思っていることも考慮して、普通のスケボーの練習を辞めて、ロングボードに最初から乗った方がいいとアドバイスをもらった。
「平均台も細いより太い方がバランス取りやすいでしょ?
それと同じです。そして長い為にボードの中央に乗るので前後のバランスが取りやすい」と。
「ウィールも柔らかくて大きくて太いので、普通の道路でも自転車のように走れますよ」と。
道路で乗りながら風景を撮った動画も見せてもらった。
「以前よりロングボードも安くなった。今が買い時」とも。
あとは普通のスケボーのように板の下にウィールがあるタイプではなく、F1のようにウィールがはみ出したタイプ。これならタイヤも大きくできるし、何よりも板が低くなるのでプッシュのバランス的にも良い。普通のスケボーを組むよりは予算が少し高くなるけど、絶対に乗りやすいですよ!と力説された。
そして俺は乗った。
ついに専門家と相談して、俺の専用機をゲットした。
俺の未来は明るい。
明日から俺の練習が再開する。
ロングボードの練習は、ノーズ上げやチクタクやトリックのための基礎練は要らないという。
「板に片足を乗せて蹴る」
「蹴った足を乗せる」
「片足を下ろして止まる」
まずこれができるようになること。
一回の距離を伸ばすこと。
完璧に出来るようになったら止める足でもう一度蹴る事。
真っ直ぐに進めるようになったらゆるくカーブすること。オーバル(楕円)に回りながらスピードを増すこと。
スピードが乗ったら左右のバランスで推進力を付ける。
ほとんど蹴らずにオーバルを回れるようになったら最初の段階をクリアー。
まずはそこまでどれくらいの練習で行けるようになるか。
明日からの挑戦のことを考えながら、デパ地下で買ったいなり寿司を食べるバスの中。
バスは高速に乗り釧路へ向かっている。