前日のショッキングな事実から立ち直れないまま朝を迎えた。
仕事が終わってからも深夜まで動画を検索した。
そして改めて、スケートボードとはなんぞや?的にパーツそれぞれの名前や動き、種類などを勉強しまくった。
しかし、どんなに足掻いても現実は変わらない。
そう、今俺の手元にあるのは4000円のボード。
しかしだからと言って辞める事はない。
出来ることをやればいい。
そう自分に言い聞かせ、今日は近くの駐車場に練習へ向かった。
快晴。
気持ちのいい天気。スケボー日和。
適度に風も吹いて、動くには心地よい気温。
まず、どうしても試したいことがあった。
だからいつもどおり、バッチリとプロテクターをつける。
荒れた路面でのプッシュ。
あの動画を見て、そしてその後に勉強を重ねた。
このボードでは絶対に出来ないこと。
出来ないってことを確かめなければならない。
思い切って踏み込んで見た。
前に重心をかけて少し勢いよく少し進んだ所で、ガクンと急にブレーキがかかる。崩れたバランスを取ろうとして重心が下がる。左足が勢いよく前に出る。ボードが進む。気がつくと、青空が見えた。そして息が苦しい。
綺麗に背中からアスファルトの上に投げ出された。
しかし、これは想定内だ。転ぶのは覚悟の上。
守らなければいけないのは、大事な左手。ギターが弾けなくなる。だから前には正直転がりたくなかった。
まあ、後ろにひっくり返るとは思ってなかったが。
背中と腰は痛いが、手は大丈夫。プロテクターが守ってくれた。
突然の急ブレーキの原因はすぐに見つかった。
本当に小さな小石。取るに足らない小石が越えられないのだ。
そほれは動画で見ていた。
「このウィールでは小石で止まってしまう」
それは安物だということもある。ベアリングも回らない。ウィール自体の材質もダメだ。
それが理解できた。ちゃんと身体でも、確認した。
ここが大事だと思うのだ。
これではいずれ大怪我をする。
「何がしたいのか」
それすらもわかっていなかった。
実は、スケートボードには大きく2つ、スタイルと言うか異なる楽しみ方があるのだ。
俺はそれさえも全然理解していなかった。
1つはトリック。オーリーを基準に飛んだり跳ねたりするやつ。
もう1つはプッシュ。街乗りでガンガン走るやつ。
この2つ、実は別物なのです。
街乗り用のウィールとトリック用のウィールは全然硬さが違うわけです。
俺のは…それ以前の問題。
まずはこの板で出来ること、つかまり立ちでのノーズ上げキープ。これを手放しまでなんとか持っていく。
そして本物の板がどういうものか、どうしてもこの目で見てみたくなったわけ。
仕事が終わってからも深夜まで動画を検索した。
そして改めて、スケートボードとはなんぞや?的にパーツそれぞれの名前や動き、種類などを勉強しまくった。
しかし、どんなに足掻いても現実は変わらない。
そう、今俺の手元にあるのは4000円のボード。
しかしだからと言って辞める事はない。
出来ることをやればいい。
そう自分に言い聞かせ、今日は近くの駐車場に練習へ向かった。
快晴。
気持ちのいい天気。スケボー日和。
適度に風も吹いて、動くには心地よい気温。
まず、どうしても試したいことがあった。
だからいつもどおり、バッチリとプロテクターをつける。
荒れた路面でのプッシュ。
あの動画を見て、そしてその後に勉強を重ねた。
このボードでは絶対に出来ないこと。
出来ないってことを確かめなければならない。
思い切って踏み込んで見た。
前に重心をかけて少し勢いよく少し進んだ所で、ガクンと急にブレーキがかかる。崩れたバランスを取ろうとして重心が下がる。左足が勢いよく前に出る。ボードが進む。気がつくと、青空が見えた。そして息が苦しい。
綺麗に背中からアスファルトの上に投げ出された。
しかし、これは想定内だ。転ぶのは覚悟の上。
守らなければいけないのは、大事な左手。ギターが弾けなくなる。だから前には正直転がりたくなかった。
まあ、後ろにひっくり返るとは思ってなかったが。
背中と腰は痛いが、手は大丈夫。プロテクターが守ってくれた。
突然の急ブレーキの原因はすぐに見つかった。
本当に小さな小石。取るに足らない小石が越えられないのだ。
そほれは動画で見ていた。
「このウィールでは小石で止まってしまう」
それは安物だということもある。ベアリングも回らない。ウィール自体の材質もダメだ。
それが理解できた。ちゃんと身体でも、確認した。
ここが大事だと思うのだ。
これではいずれ大怪我をする。
「何がしたいのか」
それすらもわかっていなかった。
実は、スケートボードには大きく2つ、スタイルと言うか異なる楽しみ方があるのだ。
俺はそれさえも全然理解していなかった。
1つはトリック。オーリーを基準に飛んだり跳ねたりするやつ。
もう1つはプッシュ。街乗りでガンガン走るやつ。
この2つ、実は別物なのです。
街乗り用のウィールとトリック用のウィールは全然硬さが違うわけです。
俺のは…それ以前の問題。
まずはこの板で出来ること、つかまり立ちでのノーズ上げキープ。これを手放しまでなんとか持っていく。
そして本物の板がどういうものか、どうしてもこの目で見てみたくなったわけ。