保険金の不払い問題で、損害保険最大手の東京海上日動火災保険で新たに4万5000件の不払いが見つかり、総数は6万3000件に上ることが29日分かった。
日本興亜損害保険でも、これまでより5000件以上多い3万5000件超の不払いが判明した。
大手を含む損保26社は29日に金融庁に件数を報告するが、厳しい行政処分は避けられない見通しだ。
損保26社は昨秋、計18万件、総額84億円の不払いを金融庁に報告。
不払い件数は
▽東京海上1万8000件
▽損害保険ジャパン2万7000件
▽三井住友海上火災保険2万7000件
▽あいおい損害保険2万9000件
▽日本興亜2万9000件
で、金融庁は全社に業務改善命令を出した。
しかし、その後の金融庁の検査で、損保ジャパンで1300件、三井住友海上で1万8000件の不払いが新たに見つかり、両社は一部業務停止命令を受けた。
このため金融庁は全社に改めて自主調査を指示し、今月末までの報告を要求。
これまでに、あいおいで新たに3万件超の不払いが判明していた。【赤間清広】
毎日新聞 2006年9月29日 15時00分
去年の7/5に巻き込まれた事故の加害者が入っていた保険が「東京海上日動火災保険」
これで俺の問題が珍しいことでも特殊なことでもなく、「東京海上日動火災保険」が日常的な業務として行ってきたことが明らかになった。
よく「保険会社は金を払いたがらないんだから仕方ない」という人が居る。
が、そんなことは国が認めないということだ。
行政処分が下れば、会社にとっては大打撃。
「払っていたほうがマシだった」と行政処分を受けた大手生保の偉い人が俺に愚痴ったことがある。
こういう保険会社に加入していると示談が成立しない可能性がある。
と、いうことは、加害者の罪(罰金*最高50万)が重くなるということだ。
保険会社と被害者の問題だ、とタカを括らないほうがいい。
これは実感なのだが。
明日は我が身、だ。