裏甘×辛 ドラマ、映画の感想

最近は映画の感想が多いです。
あとYouTubeの宣伝とか。

今年も半分が終わります

2005-06-30 07:17:07 | お勧め
時間は「あっ!」と言う間に過ぎ去っていきます。
ぼやぼやしてると、色んなことがどんどん過去に追いやられてしまうのです。

時間の矢は過去・現在・未来という時空連続体の中を、エントロピーの増大方向に秒速30万キロで走り続けています。

アインシュタインのおじさんが言うには、過去・現在・未来は同時に存在していて、俺達は次の一秒に向かって常に30万キロを移動しているわけ。
ちょっと気を抜いたら、何百万キロ進んでるか解らないんだ。
だから気をつけたほうがいい。

でも過去は解るけど未来が決まっているのは個人的に納得できない。
だって今日買うロト6が最初から外れることが決まっているのに200円払う馬鹿はいない。

俺の人生がパラパラ漫画みたいにオチに向かってめくられていると思うとゾッとする。
だれが面白くもない未来を決めているんだろう?
きっとクソッタレの神ってやつかな?
あいつはだいたいロクなことをしない。
だから念写かなんかで、30万キロ、いや、もっと先の未来を書き換えたり、ちょっと上のほうのいいコマに念力かなんかで軌道修正する手もある。
いずれにしても「念じる」ことが不可欠だ。

ユリゲラーだって念力でスプーンを曲げていた。きっと俺達にだって出来るはず。

フランスの哲学者、バシューラルは「時間現象は瞬間の連続体」だと言った。
俺達の時間現象は常に「現在」、言い換えれば「瞬間」の積み重ね。
記憶にある「瞬間」と現在の「瞬間」を比較することで時間概念が生まれるわけ。
だから現在の「瞬間」を大事に、高みに向かって生きていくことに、より良い未来の「瞬間」があるのだ。

俺が常に生き急ぎ、走り続けようとするのは、きっと秒速30万キロを超えようとする衝動だろう。
だがこの世界が無限ではなく閉じられているとしたら、その行為は自分の尻尾を追い続ける犬と同じくらい無様で危険だ(笑)
だからやっぱり、この世界は無限で、未来はいつも自分が念じた通りに変わっていくと信じたいのです。



俺の今年の上半期は、下半期への準備期間だった気がします。
7月は「屋形船で宴会」、8月は「FM祭り」、9月は「どんぱく」、10月は「どうでしょう祭り」…
楽しいイベントが目白押し。参加するだけじゃなく、盛り上げる方としても頑張りたい。
今年は派手にやりますよ。マジで。



「チョコレートアンダーグラウンド」アレックスシアラー

2005-06-29 16:44:52 | お勧め
ここしばらくアレックスシアラーという作家にハマってます。
最初に手にとったのがこの本。
だって表紙が面白そう。これ大事。


「すべての人に、チョコレートを!」叫び声は通りにこだました。
「すべての人に自由と正義とチョコレートを!」

選挙で勝利をおさめた<健全健康党>は、なんと<チョコレート禁止法>を発令した!
そんなおかしな法律に戦いを挑むことにしたハントリーとスマッジャーは、チョコレートを密造し、<地下チョコバー>を始めることにした!

奇想天外な設定だけど、まるっきりかけ離れた世界じゃない。
「俺が投票しなくたって負けるわけ無い」
「俺が投票したくらいじゃ世の中は変わらない」
そう思う人は多いはずだ。
だけど、投票しないことで世の中が変わってしまう可能性はあるのだ。
そう、今だって。
「チョコレート禁止法」という甘い言葉の裏にあるのは、諦めた人間の末路だ。
そして諦めない二人の少年、<ハントリー>と<スマッジャー>は密売人(BOOTLEGGER)となって革命を起こす。

読みやすく心躍る冒険小説。
胸に残る郷愁は、未だあなたに残っている幼い日の反骨と勇気だ。