Nhat ky ve Cartoon

愛するカートゥーンの声優さんたちについてあれこれ

come hell or high water

2007-09-17 23:52:33 | King of the Hill
ハロウィンにはまだ間がありますが。

なんとなく秋のような感じもしてきましたので(台風が来たり残暑が厳しかったり・・・)、大好きなエピソード"Hilloween"の感想などを。


ハロウィンを異教の習慣として排斥しようとする保守的キリスト教信者と、古きよき伝統のハロウィンを守ろうとするHankとの戦い。

ずいぶん昔に何かの雑誌で、アメリカではキリスト教の原理主義者のグループが、ロックミュージックを邪悪なもの、子供に悪影響を与えるものとして攻撃している、という記事を読んだことがありましたが、ここに出てくるJunie Harperもやはりそういう人なのでしょうか(ただし雑誌では、この当時の原理主義者グループのこの言動は、政治や金と密接に関連しているという論調でしたが)。

Junie Harperのような人のことをevangelicalと言うそうですが、この人々にとっては他の宗教というのは邪教であり、もともとは古代ケルト人の宗教ドルイドとカトリックが合体してできたハロウィンなど認められない、そもそも子供らに魔女や悪魔の格好をさせる行事など廃止すべし、ということらしいです。
うーん、明治政府の廃仏毀釈みたいなものでしょうか(また大間違いっぽいですけど・・・)。


ここでJunie Harperはかなり激越な言動をする人として、ユーモラスに描かれていますが、実際に保守的な信仰を持っている人々(ほとんどはもっと穏当な人々なんでしょうけど)から見たら、かなり毒のあるユーモア、あるいは侮辱、または自分たちに対する偏見を助長するドラマと見えるんじゃないかな、と思うのですが・・・。
それとも、実際にアメリカではHankが危惧するほどに、こうした勢力が強くなっているのでしょうか。

ラストの大人たちによるTreak-or-Treatersの行進、Luanneの"Happy Halloween to everyone!"というセリフは何度見てもウルっときます。
やっぱり、こんな感動的なシーンが描けるほどに、伝統的なハロウィンの行事に対するノスタルジックな思いがあるのかな。
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