Nhat ky ve Cartoon

愛するカートゥーンの声優さんたちについてあれこれ

Vive la difference

2007-08-18 21:24:52 | King of the Hill
一応世の中的にはお盆休み、ということで、世間にあんまり関係ない私の職場ですら同僚なんかが帰省したり旅行に行ったり。
で、お菓子やなんやのおみやげをもらうことも多いのですが、散らかった机で仕事してる私は、食べようとしてよく床に落とします。

こういうときに、いつごろからか頭の中で「5秒ルール」となかば自動的に唱える習慣(?)ができたわけですが・・・最近知ったことですが、これって世界的に見られる法則(?)なんだそうですね。


とりあえず、アメリカ人にもこの法則が通じる、ということを知ったのは、King of the Hillの" Are You There, God? It's Me, Margaret Hill"を見てからです。
シスター・ペギー・ヒルと化したPeggyがTransubstantiation、聖変化について授業するシーン。

Wikiとか読んで色々勉強しましたが・・・カトリックのミサにおいては、パンとぶどう酒をキリストの体と血に変化(聖変化)させ、司祭がこれを信者に配って、信者が食べる(聖体拝領)という一連の儀式があるんですね。
聖体は神聖なものですから、もしこれが床に落ちたら、手で拾わずに直接口で拾わなければならない、聖血がじゅうたんに落ちて染みこんだら、間違って踏んだりしないようにじゅうたんを切り抜いて焼いてしまわなければならないそうで。

メソジストであるPeggyはそんなことは知らないので、床に落ちた聖体(練習用ですが)を"Five-second rule!"と子供の口に戻そうとするわけです。


典型的な日本人として宗教オンチである私は、プロテスタントもカトリックもほとんど違いが分からないんですが、実際には感覚面でも生活面でも色々な違いがあるんでしょうね。

Peggyが修道女に化ける際に参考にしたのが、劇中劇のバイオレントなテレビドラマ、"Los Dias y Las Noches de Monsignor Martinez"である、というところがこのへんの隔たりを強調してるような気がします(なにせMonsignor Martinez司祭は聖血を吹き出して火炎噴射しますから)。

でも、たとえばRugratsの中でPickles夫妻の宗教の違いが時折ネタになるのも同様で、こうやって文化の食い違いをカートゥーンでジョークにできるところが、やっぱりアメリカという国はすごい、と思います。
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