saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

大和葛城山のツツジ

2017-05-15 16:38:03 | Weblog
ご近所の白いツツジの咲き具合をみて、毎年、大和葛城山のツツジの開花状況を占うのですが、今年は、どういう訳か、そのツツジが例年のように満開にならず、一昨日から散り始めたので、今日、5月15日(月)少し早起きして葛城山へ出かけました。コースは例年の通り、秋津洲展望コース(北尾根)をとりました。ヤマツツジが所々に咲き、満開になった梢の藤の花が半逆光で煌く萌黄色の若葉とみごとなコラボレーションを見せ、登りの疲れを忘れさせてくれました。自然観察林がカタクリの自生地を過ぎようとする辺りで、カタクリの実を幾つか見る事ができました。ロープウエイ駅からの道に合すると、周囲の雰囲気は静寂から喧噪へと移り、にぎやかになりました。観光ツアーで来られた人がほとんどで、登山者は数える程度の少数派です。山頂ではパンフレットで見たツツジは何処にあるのでしょうか?と尋ねる人もおられ、添乗員はついていないよでした。
幸い天候は晴れ、ツツジ園の花は7分咲き、最も美しいときを迎えていました。時間は10時過ぎでしたが、何処のデッキ、ベンチも満員、予想以上の賑わいでした。持ってきた三脚は使う機会を失い、ザックに付いたまま・・・。散策路の途中で、かなりの担荷をした若い山ガール2人に出会いました。聞けば昨夜は金剛山で幕営したと言うから、今朝、ちはや園地を出発したのだろうか?(弾けるような若さが、ちょっと羨ましい)。
ツツジ園を一巡して、少し早いお昼を時間をかけてすませたら“婿洗い池”経由で沢沿いの下山路を下りました。途中、30年以上もお会いしていない方から、声をかけて頂きました。ロープウエイ乗場の向かいにあるテラスで「きっと、今日は“大安吉日”に違いない」と思いながら冷たいコーヒーを飲んで帰りました。(小さい写真はクリックで拡大)

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