saderのエッセイ館

saderは自然の中を旅するのが好きです。
四季折々自然が持つ“蠱惑の魅力”を『エッセイ館(やかた)』へとどけます。

台高山脈・緑の尾根

2017-06-11 17:20:22 | Weblog
6月4日(日)「フォトクラブ大峰」の撮影会に参加させて頂いた。大台ヶ原の日出ヶ岳から粟谷小屋への大杉谷道へ入り、ミネコシ、シャクナゲ平、露岩の尾根を経て750段の階段道の途中からテンネンコウシ高の鞍部、石楠花の森へでる。いわゆる「緑の尾根コース」を撮影するという計画です。
「緑の尾根コース」は粟谷小屋のオーナーが開拓したコースの一つで、堂倉谷の無名の滝頭への直接下降ルートや粟谷のネジレの滝への懸垂ルートなどがある。どのルートも目印は要所要所にある漁網と漁網用の紐であった。「緑の尾根コース」の詳細な略図も、その頃に書いて頂いたものだが、訪れるのは今回、初めてでした。
「フォトクラブ大峰」のメンバーには以前、訪れた人や先週もこのコースを歩いた人もいるが、念のため地形図とGPSで照合し、正確なルートを記入しておくことにしました。石楠花もアケボノツツジも裏年なので花が少ない感じでした。特に、石楠花は例年より開花が早いようで、盛りを過ぎようとしていました。
テンネンコウシ高の鞍部を過ぎると、180度の展望が広がる伐採跡の山腹へでます。その先に見える‟裕嵓”との小さな鞍部を右下へ下り、ミネコシ谷を対岸に渡る。バイケイソウが蔓延る右岸沿いの踏跡から尾根へでると満開のシロヤシオが迎えてくれました。辿る尾根道はシロヤシオが多く、ブナの林床はミヤコザサを敷き詰め、日出ヶ岳直下の大杉谷道出合へと続く尾根は「緑の尾根コース」の名前に相応しく、美しいコースでした(小さい写真はクリックで拡大)。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大峰山脈・行者還岳のシロヤシオ | トップ | 学能堂山のベニバナヤマシャ... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事