ぐるめライフ

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【漢方・生薬1】甘草(カンゾウ)

2007-08-14 16:47:17 | 漢方のお話
以前から載せてみたいと思っていた生薬を
やっと載せてみる余裕が出来ました~!

第一弾は「甘草(カンゾウ)」です。
なぜ甘草かといいますと、先日飲んだ漢方から
いつも以上にに甘さが感じられて、

甘草が入っているからなぁ。。。
そういえば、甘草って主な効用ってなんだっけ?

となったわけです。

では第一弾!


最近売り出されている生薬配合~の薬の中にもよく含まれる
「甘草」(カンゾウ)です。

「甘い草」とかかれるこの生薬は、確かに甘みがあります。
しょ糖の50倍の甘さといわれるから結構甘いです。

が、他の生薬に苦味があったりすると「あま~い!」とまではいかないですね。

マメ科カンゾウ属で、実際に漢方に使うのは主根と
横に這う横走茎にあたる部分を乾燥させたものです。

甘草の主な効き目としては
・胃弱
・咳・痰止め
・のどの炎症の緩和
・痛みの緩和(神経痛など)
・食物や薬物中毒の解毒

などがあげられます。

痛みを訴える症状(特に胃痛など)に使われる漢方薬には結構入ってます。
大正漢方胃腸薬にも含まれていますよ。

大正漢方胃腸薬は「安中散」と「芍薬甘草湯」をあわせたもの。
「安中散」にも甘草が含まれているし、
「芍薬甘草湯」にも読んで字のごとく甘草が含まれています。
これだけ甘草で胃の弱っているところを守って、痛みの緩和をしていれば
修復できるっていう考えですね。

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