ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

アダプテーション(スパイク・ジョーンズ)

2007-11-06 | Weblog
ストーリー ; 双子の脚本家の一人チャーリー・カウフマンは40歳独身・デブ・はげ・自己嫌悪の塊。そうした中で厄介な原作の映画化の話が‥

出演;ニコラス・ケイジ メリル・ストリープ クリス・クーパー

コメント; 脚本家は実名どおり。やや懲りすぎのところを狙ったようだが思い切りはずしている。幽霊ランはなかなかきれい。ラストになって急にミステリアスな展開になるが、ストーリーはもはや破綻しまくり。妄想狂の主人公の映像はやや面白いが‥。ランからドラッグが抽出されるのは初めて知った。脇役の英国出身俳優ティルダ・スウィントン(44歳)の可愛い演技がなんとも切ない。頼りない彼氏をふって別の彼氏を連れてパーティに行く場面などはせつなさにあふれている。

あの子を探して(チャン・イーモウ)

2007-11-06 | Weblog
とある中国の山奥の小学校。経済事情が悪い中、代替の教員がみつからず13歳の少女が代用教員として小学校に泊り込みの赴任へ。暴れん坊の少年と対立するが、何千元もの借金のカタに都会に働きにだされてしまう‥

出演 ;ウェイ・ミンジ チャン・ジュング チャン・ホーユン
 
「演技」するということはこういうことなのかとこの映画をみて思う。メイクもほとんどせず、おそらく演技論など何も学んでいないはずの素人同然の子どもたちが、アクションも何も無くただひたすら静かに動き、泣き、笑う。都会のテレビ局のカメラに向かって、少女が泣き、少年も泣く。カメラのレンズを通した二人の友情や師弟愛といったものが、おそらく最後のアジアが生んだ最大の文化である色とりどりの漢字で表現される。「赤いコーリャン」ではなにかしらイデオロギッシュなものを感じたがこの映画ではただひたすら風景の美しさに酔える。すばらしい。