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フォト散歩

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シルクロード紀行(6)”河西回廊” 蘭州 炳霊寺

2018年07月02日 | シルクロード

長さ約二キロメートル、高さ約50メートルの切り立った崖に約180の石窟が掘られその中に仏像彫刻や美しい壁画が残させている。
玄奘三蔵法師が仏典を求めて旅立つ約二百数十年前に六十歳近くになった求法僧”法顕”がインドに行く途中この”炳霊寺石窟”を見ている。
シルクロードはこの辺りで黄河を渡り武威、張掖に続いて行く。

*上記の写真は高さ27メートルの大仏。
私が訪れた時は私が持参した大・中型カメラ(リンフォフ4x5、ペンタックス645)での石窟撮影が禁止されやむなく対岸から撮影した。
*シルクロード時代黄河を渡る手段は豚や羊の皮で空気袋を作りそれを束ねて筏にして渡った。



シルクロード紀行 (5)河西回廊 蘭州

2018年07月01日 | シルクロード

蘭州”炳霊寺石窟”(へいれいじせっくつ)近く
唐の時代のシルクロードはこのダム湖の下を通っていた。
玄奘三蔵法師はこの風景をずっと下から見上げたであろうか。

*仏教遺跡で有名な”炳霊寺石窟”に行くには蘭州の市内から車で50キロ離れた黄河をせき止めて作ったダムまで行きさらに船で50キロ行かなければならない。
(富士山の河口湖上で走っている位の大きさのモータボートで片道約一時間かかった。)


フォト歳時記 ”梅雨の花”

2018年06月25日 | シルクロード





*”塀”の中ではアジサイ、アガパンサスなどの”梅雨の花”が咲き蝶、トンボ、イトトンボなどが飛びまわり夏がすぐ近くまで来ている事を実感する!!?
*昨日は”シルクロード紀行”で蘭州に向けて西安を出たが約600キロを一日掛けて走るためその間に久しぶりに”フォト歳時記”を!!!

シルクロード紀行(4) 河西回廊(西安〜敦煌)

2018年06月24日 | シルクロード

西安市内 ”大雁塔(だいがんとう)”遠望
三蔵法師は16年間の求法(ぐほう)の旅を終えて持ち帰った膨大な量(馬が22頭必要とした)の教典をこの”大雁塔”で翻訳した。

*この”シルクロード紀行”は玄奘三蔵法師の行程にそって進めるつもりであるが時系列で書くと本当は最後に”大雁塔”になる。

*次回から西安を出て蘭州、武威、張掖、酒泉、敦煌と河西回廊の旅に出る。
移動手段はトヨタ・ランドクルーザー、メンバーは運転手、ガイド、マネージャー兼カメラ助手である妻と私の4人、約1500キロ、10日間の旅になった。

シルクロード紀行(3) ”河西回廊”(西安〜敦煌)

2018年06月23日 | シルクロード

西安の鼓楼と城壁(1380年ごろ 明の時代)
西暦629年玄奘三蔵法師(27歳)は国禁を破り天竺(インド)に向けて西安の西門から出発した。

*私が西域に興味を持ったのは小学生のとき「西遊記」を読んだのがきっかけであった。
その当時はまだ「西遊記」の舞台になった場所が実在するとは思わなかった。
私が38歳ごろNHK番組の”シルクロード”や小説家の井上靖氏、画家の平山郁夫氏の作品に影響を受けて次第に”シルクロード”に興味が深まり是非ともその地域に訪れてみたいと思うようになった。
その後1987年その当時まだ外国人の個人旅行者に解放されていないシルクロードのウイグル自治区のオアシスの街を初めて訪れた。

*私のシルクロードの旅は新疆ウイグル自治区から始まったがこのブログでは求法僧”玄奘三蔵法師”の旅にそって西安から始めるつもりです。

シルクロード紀行 (2) 河西回廊(西安〜敦煌)

2018年06月22日 | シルクロード

”祁連山脈と河西回廊”(シルクロードの通り道)
漢の武帝は前西暦一世紀ごろ西域経営を始めるにあたり河西回廊(今の甘粛省)に武威、張掖、酒泉、敦煌にそれぞれ約300人の兵士を駐屯させた。
ちなみに”河西回廊”の「河西」とは「黄河の西」、「回廊」は「廊下」の意であり 約1000キロメートル続く”祁連(きれん)山脈”と現在の内蒙古自治区のゴビ砂漠に挟まれた幅100キロメートルの地区を言う。

*上記の写真は ブリティッシュ・エアロスペース社製の飛行機”BEa-146”型 から空撮。



シルクロード紀行(1) 河西回廊(西安〜敦煌)

2018年06月21日 | シルクロード

河西回廊”張掖”付近にて

今から約2000年前、東には漢の都「長安(今の西安)」、西にはローマ帝国の都「ローマ」にはそれぞれ100万人以上の住民がいたと言われている。
その両都市を結ぶ交易路をドイツの地質学者”リヒトホーフェンが ”シルクロード”と名付けた。

*中国の”長安”から”ローマ”までの”シルクロード” を十数年間かけて撮影した写真を今日から暫くの間ブログに載せようと思っています。
今後この”シルクロード紀行”がどのぐらい長く続けられるか私自身まったく見当がつきませんが”ローマ”にたどり着けるよう頑張るつもりです!?!!