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水戸の城下町マップで見る備前堀

2016-05-19 19:52:27 | 水戸

                         (写真はマップの備前堀あたり)

 水戸市観光協会が発行している「水戸の城下町マップ 幕末版」は、文久元年(1861)と最近の地図が重ねられていて、新旧を比較することがができて大変興味深いものです。まず、幕末には、堀の始まりが今とまるで違っています。当時の堀は、今の桜川方面から来て荒神橋を過ぎて少し行くと少し左へ曲がるところがありますが、そのあたりだったようです。そしてそのあたりが千波湖東南の末端だったようです。竃(かまど)神社向かいの白梅一帯は、千波湖です。ですから、竃神社は千波湖畔に建っていたわけです。一番目の橋は「タマゲバシ」(銷魂橋)、次は「道めきはし」(「き」はマップの通り 道明橋)、その次が三叉橋(みつまたばし)となっており、それに続く橋は文久の地図には描かれていないようです。酒門墓地(常陸山橋)は当時あったはずですから、そこへ行く橋はあったと見てよいのではと思うのですが。道明橋(どうめいばし)を「道めきはし」と表示しているのはどうしてなのでしょう。今の伊奈橋、荒神橋がこの当時なかったということは確かなようです。昔の地図を見るのは面白いものです。

備前堀初めの八つ橋


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