ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の俗信(2)

2021-04-29 20:35:27 | 水戸

紫色のサトイモの花が咲くと悪いことがある
 サトイモは、ミズバショウに似た(というか、ミズバショウはサトイモ科です)花を、10月頃まれに咲かせるそうです。滅多にないことがおこると、吉か凶の前兆のように見えることがあるのでしょう。紫の花のように見えるのはホウだそうです。写真は、畑で見た里芋の葉です。

 

百日咳(ひゃくにちぜき)追い払いはしゃもじに限る
 しゃもじを入口に打ち付けておくと、百日咳を追い払うことができるということのようです。最近まで行われていたそうです。「おしゃもじさま」という風邪に効験がある神社が全国各地にあるようですので、その流れにあるものなのでしょう。しゃもじ(しゃくし)は、霊験のあるという石神(しゃくじ(ん))信仰と関係あるようです。

 

ミンミンゼミの鳴き声多き時は稲実り多し
 明治時代にいわれていたようです。「ミンミンゼミが早く鳴いた年は霜が早い」は、広くいわれているようです。

 

月見にあげたススキを大根畑にさすと虫がつかない
 お月見には、神霊の祭祀や収穫祭などが含まれていたようです。祭祀で霊力を増したススキで除虫をするということなのでしょうか。

 

お月見さんの供えたものが、こっそり盗まれると縁起がいい
 これも各地で行われた行事のようです。本来、祭のときに供えられたものをもらって歩く風習があって、それがこっそり取るという形に変化したのではないかという説明がありました。

水戸の俗信(1)


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