市内で目についた昭和を思い出させるものを、少しずつですが選んでいこうと思います。今回は戦後の昭和です。
昭和25年の偕楽園(水戸市平和記念館 三の丸1-4-19)
平和記念館展示の中に、戦後に復活した偕楽園梅まつりの風景写真(東門付近)がありました。偕楽園は戦中畑になったり、梅が燃料になったりし、さらに戦災にあって好文亭や梅林は焼けてしまったそうですが、梅まつりはすぐににぎわいを復活したそうです。
包装用品(水戸市立博物館 大町3-3-20)
今年の2月に開催された「昭和浪漫」展に展示されていました。新聞紙で作られた紙袋、孟宗竹の皮、スギなどを薄くスライスした経木(きょうぎ)です。昭和40年ころまでは普通にあったような気がします。買物のついでに、読み終わった新聞紙を商店へ包装紙用に売りに行った記憶があります。
昭和58年度卒業記念(城東小学校 城東2-7-62)
仲良しという像の下に、名前と一言を書いた煉瓦が積まれています。この頃、小学校の卒業記念に、名前などを書いたレンガを積む事がはやったようで、あちこちの小学校で、色々なタイプのレンガを積んだ記念碑が見られます。
子安観音碑(元石川町 36°19'29.2"N 140°29'55.4"Eあたり)
こうした信仰碑は、新しいものを見ることがほとんどどなくなったようです。それでも、時として、子安観音と馬頭観音は建てられているようです。この子安観音は昭和60年の建立です。
めん処大黒(姫子1-810-18)
昭和63年創業と書かれています。創業の古さを表示したのでしょうから、昭和は昔ということになっているのでしょう。かつて、「明治は遠くなりにけり」(中村草田男の句)という言葉がはやりましたが、昭和も遠くなりにけりといったところなのでしょう。
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