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水戸の見て歩き

水戸の建築(3)

2020-09-11 22:24:47 | 水戸

祐月雛蔵(ゆうげつひなぐら)
 大正5年の建築で、戦災をまぬがれて今に残る、大壁作り、黒漆喰塗、2階建ての、人形店・祐月の雛蔵だそうです。初代和田祐之介が建てた、瓦葺き、切妻、基礎部分2段の石積み、桁行6間、建設面積53㎡の建物で、国の有形登録文化財に指定されたそうです。大きくて重量感のある土蔵です。

 

茨城県近代美術館
 昭和63年竣工の、アントニンレーモンドに師事した吉村順三設計の建物で、平成元年にBCS賞を受賞(第30 回建築業協会賞)したそうです。景観を意識した、2階建ての高さを抑えた建築で、銅板葺きの屋根と茶色の花崗岩の外壁です。全体的に重量感があり、床の模様や屋根の飾りなど、所々に目を引くデザインがあしらわれているようです。

 

県営長町アパート
 平成11年竣工の冨永譲設計の県営のアパートで、平成13年に日本建築学会 2001年 作品選奨を受賞したそうです。中庭をひろくとっていて、花壇枠壁を利用した色々な椅子や、陶器オブジェなどが印象的です。

 

水戸市立見和図書館
  再開発に際して、地域のシンボルだった樹木をのこしてそれを生かした建物を設計したそうです。鉄筋コンクリート2階建てで、延面積は1994㎡だそうです。横須賀満夫設計事務所の設計で、平成17年に竣工、この年に、まちづくりグリーンリボン賞を受賞したそうです。曲線を多用した親しみやすい建築のようです。

 

水戸市役所
 地上八階地下一階、洪水に備えて1.5mかさ上げをして、免震装置を設置した、新しい市役所が平成31年1月に全面開業したそうです。久米・芝建築設計共同企業体の設計で、消防本部や水道部を集約して、旧庁舎の4倍の延べ床面積があり、災害時の防災拠点になるよう防災センター機能をもっているそうです。装飾性を少なめにしたシンプルで合理的なデザインです

水戸の建築(2)


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