ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸にある地蔵のよだれかけ(1)

2021-06-08 20:57:42 | 水戸

 よだれかけをした地蔵をよく見ます。地蔵が子供を守護する神様と見られたことからなのでしょうが、考えてみると少し変な感じもします。たぶん、昔の人たちの巧みなユーモア感覚なのでしょう。色が赤いのは、魔除けの意味があるようです。

 

萱場町(36°20'27.6"N 140°24'10.1"Eあたり)
 よだれかけの周囲にひだを付けるというのが、どうも一番普通に見られるスタイルのようです。この地蔵は墓地の角にありました。

 

十一面観音堂(鯉淵町481)
 このように、毛糸で編んだよだれかけもよく見ることがあります。こうした場合、頭巾も毛糸編みが多いようです。この地蔵は墓地の入り口あたりにありました。

 

童子塚共同墓地(元石川町36°19'29.9"N 140°30'06.9"Eあたり)
 地蔵の背後に向拝があると幅が広くなるので、このように前掛け形のよだれかけが多いようです。共同墓地の石造物群の中にありました。

 

石造物群(米沢町36°20'27.4"N 140°27'37.2"Eあたり)
 よだれかけが古くなると、古いものを取り去らないで、新しいものを重ねてかけることが多いようです。このように、たくさん重なったよだれかけもよく見ます。道路端に並んだ石造物群の中にありました。

 

楊林寺(三湯町45)
 重なったよだれかけにも、このような現代風で、いろいろな種類があるものもあります。楊林寺入り口付近、参道両側にある石造物群の中で見ました。

 

甘酒地蔵尊(金町1-4)
 ここでは、願掛けをしたよだれかけを奉納して、拝殿扉に結びつけるようです。

水戸の地蔵(7)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 水戸の遊具動物園(3)  | トップ | 水戸の「薬」(3)  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

水戸」カテゴリの最新記事