宇宙の開闢と終焉
宇宙の開闢と終焉 を扱う 「cosmology」という分野がある。
・日本国語大辞典によると
① 宇宙の起源、構造、発展についての神話的、哲学的、あるいは自然科学的な理論の総称。宇宙論。
② 宇宙観。世界観。
とある。
・Wikipedia には
コスモロジー (宇宙論)は、宇宙の起源、進化、そして最終的な運命の研究である。 物理学的コスモロジーは、宇宙の起源、進化、大規模構造と力学、そして宇宙の終焉についての学問的・科学的研究であり、これらの現実を支配する科学的法則である。
宗教のコスモロジーまたは神話的コスモロジーは、神話学、宗教学、および秘教の文献、および創造論と終末論の伝統に基づく信仰の体系である。(英語版より)
下位カテゴリとして
宇宙論・宇宙物理学 コスモス (宇宙観)
宗教のコスモロジー
神話的コスモロジー
哲学的コスモロジー
・「宇宙論」という言葉は「コスモロジー」(cosmology) の訳語。「コスモロジー」は, 「コスモス」(cosmos) と「ロゴス」(logos)という二つのギリシア語名詞から作られた合成語。
「コスモス」という語ならびにその派生語は,きわめて射程が広く, その意味するところも多面的である。
・人類の見果てぬ夢
我々はいずこへ
何を目指すのか
時間とは何か、空間とは何か、人間は一体何者なのか」・・・
138億年前の宇宙の誕生から、46億年前の地球の誕生、800万年~500万年前の最古の人類の出現を手掛かりに宇宙物理学・宇宙科学を出発点として、
学際的に、「時間とは何か、空間とは何か、人間は一体何者なのか」という“人間存在に於ける根本問題”について考えていきたい。
(WEB記事:生井利幸 および Wikipediaを参考)
それはさておき
1948年、ジョージ・ガモフ(George Gamow, 1904-1968))は、”big-bang theory”(ビッグバン宇宙論)の基礎理論を発表。現在の科学は、ビッグバン宇宙論では、宇宙の誕生は、138億年前のビッグバン(大爆発)をその起源とするが、これを科学として最初に提唱した学者がガモフである。ガモフは、ウクライナ出身の理論物理学者。1934年にアメリカに移り、ジョージ・ワシントン大学、及び、コロラド大学で研究・教育に従事し、原子核物理学の発展に寄与した学者である。
宇宙物理学では、宇宙は、時間・空間・物質エネルギーもない無の状態から、所謂、「プランク時間」と呼ばれる『一瞬』のうちに起こったものとされる。この「プランク時間」は、通常の物理法則で成り立つものではなく、『この一瞬』は『“超越的”一瞬』(“transcendental” moment)である。プランク時間は、1秒の1000兆×1000兆×100兆分の1秒という如き、『“超越的”一瞬』である。
ビッグバン理論に於いては、宇宙は、138億年前、時間・空間・物質エネルギーのない「無」の状態からプランク時間が起こり、一瞬にして加速膨張。超越的高温・超越的高密度の中で膨大なる素粒子が発生。その後、クオークが結合して陽子・中性子が生成(温度は1兆度)、陽子と中性子が結合すると、水素・ヘリウムの原子核が生成(温度は10億度)。38万年後、空間に於いて光が直進(温度は3000度)。10億年後には、銀河や惑星が形成され始めた。宇宙空間に於いて、銀河は、2000億から4000億個以上あると推定され、太陽系(the solar system)がある銀河系には、2000億個以上の星が存在。銀河系は、直径10万光年。銀河系の中心には”bulge”(楕円状に膨らんだ中心部)が存在し、このbulgeから太陽系まで2万5000光年の距離がある。
(Wikipedia)
多元宇宙論(英 multiverse)とは、複数の宇宙の存在を仮定した理論物理学による論説である。物理的に観測不可能な様々な事象を数学や物理学を元に理論構築し、既知の観測や観察とともに予想された物理理論の一つである。
様々なSFやより理論的裏付けのない解釈で語られることも多い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます