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金魚日和

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【胸焼け3】アンティーク

2011年04月27日 | 料理・食べ物

つづき

人数制限がなされている売り場へと続く行列に並ぶこと10分、
ようやくファンシーの巣窟、パン/スイーツ売り場への立ち入りが許可された。

幸いにも対面販売では無い。
行列った以上、看板商品を買わなくては損した気分になる為、『天使のチョコリング』を買うつもりではいたのだが、
ケーキ屋にありがちな“ショーケースに入った商品を指差し、名前と個数を告げるシステム”の場合、
羞恥心を見破られること無く『天使のチョコリング』と発音出来るかどうか不安だったのだ、ファンシー国外に住む中年男わ。

以前、他のファンシー国で、
「『森の妖精の舞踏会』を2つ、それから『恋人達のメヌエット』を1つ下さい。」と注文した直後、
極度に赤面→貧血になって倒れた中年男を見て以来、商品選びにはナーバスになっているのだ。

「『2級ボイラー技師の残業手当』を大盛りで」とか
「『マグロ漁師のサイコロ遊戯』を『堀内孝雄ドリンク』とのセットで」とかなら楽しく注文出来るのだが。


パイ生地にクラッシュしたチョコとナッツを練りこみ、直径10cm程の円筒に成形、
ソレをドーナツ状に丸めて焼き上げたモノが『天使のチョコリング』の正体である。

買って一口食べたものの、それ以降、誰も手をつけない(美味しいんだけど重い:胸焼けることこの上無い)。
ので無理矢理独りで食う。
日曜日の夕食後/月曜日の朝食/その夜のデザート/翌火曜日の朝食として食べ、ようやく完食となった。

ファンシー国民ズは2個3個と買い求めていたのだが、、ファンシー国に滞在し続ける苦労を思い知らされた一日であった。 【完】


【胸焼け2】アリス

2011年04月27日 | 料理・食べ物

つづき

壁面にある巨大なマーク~“ハート”を組み合わせて“スペード”に見たたている~を指差し、
「ほらっ!あそこに見える“クローバー”マークの店!」などとmy妻が言う。

「大人にも見えるしゃかりきコロンブス出せやっ!」などと理不尽な攻撃を受ける“現役光GENJIファン”のようにはなりたくないので、
ここもやはりそーっとしておく。


入り口のドアノブからしてドーナツ型、ファンシー大爆発なこの店は、
正確には『ディズニーランド』では無く『不思議の国のアリス』をデザインイメージにしているようで、
店内のいたるところに“トランプ”や“カギ”、“ウサギ”、“谷村新二”をモチーフにした装飾が施されている。

壁面や照明器具もアリス。イートインコーナーのテーブルや小物もアリス。何処も彼処もアリス。
店内にかかるBGMが『チャンピオン』で無いことが不自然なほどのアリス空間である。    つづく。