2001・9-11
跡形もなくなってしまった世界貿易センターツインビル
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この三角形の御影石の彫刻を作り上げるのに7年の歳月がかかったという。
イサムノグチ氏から一本の電話がかかってきた。
「君はいつまで生きる予定だい?」イサム
「まだ、死ぬ予定はない・・・もうしばらく生きるつもりだ。。。」流
この世界的な美術品・・・商談成立の裏話は、
流ファンにとっては有名なひとこま。
実は昨晩、久しぶりに北方領土の国後島を見た時の事を思い出し、
流先生と奥尻を思い出し・・・ブログネタにしてみた。
ところが・・・ばってん!(NAGASAKI)
すごい事に・・・気づいたんだ!!
10年程前には、この「雲の砦」は、
ツインタワーのためのオブジェだとしか考えていなかった。
ところが・・・みゃーるのは(NAGOYA)
流先生の生き様を考えると・・・そんな・・・はずはない!
必ず作品には、ナガレ流のジャパニーズ粋が内在しているのだから
ふと、立ち止まって数分考えた。
実はこの作品は余り個人的には好きくない。。。
ニューヨークへ行っても・・・見て来なかった。
でも・・・すごい・・・因縁を今頃感じている。
ナガレ先生は、終戦後いろいろ複雑な傷心を抱えてある意味・・・若い時に悟っている方です。
「私は酒と女と旨い料理が大好き」と言ってはばからないが。。。
今まで残した作品と、日本・世界へと彫刻営業の日々を鑑みると
女姓にうつつを抜かせられるのは
それほどのことでもないような気がする。
ナガレ流・・・男のジャパニーズ粋
・・・と、いうもので・・・
すたこらさっさ
俺は、芸術語るより・・・いいおんなといい酒を飲むほうが
人生は旨い。。。
と、なんもさ・・・なんなのさ・・・うまいべや(HOKKAIDO)
脱線
嗚呼・・・こんなこと書くのじゃなくて。。。
私が本当に言いたいことは
特攻隊の仲間を見送る・・・碑を作る為に彫刻家になった氏の動機を考えれば
あの、テロと呼ばれ自国の為に犠牲になったあの飛行機も
共に同じ運命を・・・ビルの上と、下と
そして、歴史の・・・哀しき国家権力のむごさを
何かのすごい因縁のように・・・感じたのです。
2001年9・11
ナガレ氏はどのような想いで、
あの惨劇を見つめていたのだろうか。
当事者の深い思いは・・・計れなどしない。
雲 の 砦
特攻隊とイコールであることだけは100%。
でも、ナガレ流・・・ロックフェラー社交術では
粋なメッセージで、シャンパンだったのだろうな。
魂が魂を呼び寄せたのか
本当に偶然なのか?
(ゼネコンで元ビル設計をされていた知人が
・・・あんな崩れ方なんか考えられないと言っていた。)