防犯カメラ用ビデオレコーダーの標準的な機能について、今回から3回に分けて
まとめます。初めて検討する方や、代替検討する方向けの情報です。
まず、今まで納品した中で質問が多い点を中心にまとめました。
防犯カメラの業界では、ビデオレコーダーとカメラの間の配線を同軸ケーブルでつなぐ
タイプをデジタルビデオレコーダー(以下、DVR)、
ビデオレコーダーとカメラをLANケーブルでつなぐのをネットワークビデオレコーダー
(以下、NVR)と呼んでいます。両方に共通した機能のご案内です。
業務用のビデオレコーダーの各メーカーでほぼ共通している機能
1. 2台以上のカメラを同時に録画できる。(主流は4台以上です。)
テレビのビデオと違ってチューナーは付いていませんが、カメラ4台接続できるタイプは、
テレビのビデオでいうと、同時に4番組同時録画の機能と同じです。
ハンファテックウインの HRX-835/TE カメラ8台まで接続可、HDD : 4TB
2. 録画中も再生できる。
3. 録画と再生とインターネットへの配信の3つの機能を同時に実行可能。
4. ハードディスクに映像を保存しますが、普通は古い映像から消えていきますので、
最新の2週間とか1ヶ月間程度が常に録画されています。
5. 24時間365日の連続録画が普通ですが、スケジュールといって、決められた曜日の
何時から何時までの間録画する、というような設定も可能です。
(平日の昼間だけとか、休日だけとかの設定も可能)
6. ビデオのモニターとして、普通はパソコン用モニターと接続します。HDMI出力が
普通です。サブモニターで古いテレビにコンポジット端子で接続できる機種があります。
(wikipedia)
余談ですが、弊社のあるユーザーのマンションの管理室ではテレビを防犯カメラの
モニターとして採用し、このテレビの2画面機能を利用して防犯カメラの表示と
テレビ放送を同時に表示させています。(テレビの機種によりできない場合あり)
テレビのない管理室もありますが、弊社ではテレビの設置をお勧めしています。
災害情報の有力な入手手段だからです。
NVRは、パソコンモニターを接続できるタイプと防犯カメラ用ネットワーク内にパソコンを
配置して見るタイプがあります。
このパソコンは必ずしも防犯カメラ専用のパソコンでなくても構いません。
但し、常に映像を表示する場合は専用になってしまいますね。
あまり古いパソコンモニターだと映像を表示しない場合があります。
これはビデオレコーダーからの映像出力の解像度が高く、その解像度を
モニターが出力できない場合です。
また、例えばカメラから1920×1080の映像が出てくる場合、画面の比率は16 : 9 の
横長のサイズです。最近の地デジ放送と同じ比率です。
モニターが四角い 4 : 3 の比率だと縦横の比率を調整して表示されますので
ちょっと違和感があります。
※ テレビとの接続は、普通、黄色のビデオケーブルをBNCというコネクタに変換して
接続します。最新のビデオレコーダーはHDMIでも接続できます。
※ パソコン用モニターのD-sub(VGA端子)コネクタがだいたい付いています。
同上でHDMIの場合もありまので、事前に確認しましょう。
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