Max Rod Craft Blog

Max Satohの工作に関するブログ

宇宙天気予報 Eスポ・ダクト発生予報

2022年06月24日 | アマチュア無線

太陽の黒点の活動が大きくなりつつある。 太陽の黒点は11年周期で活発化すると言われていて、その周期で地球は寒冷化に向かうとされていた。 が、地球温暖化の所為なのか、寒冷化については忘れ去られてしまったようだ。 

2025年に最も規模が大きくなると予想されており(サイクル25)、我々の生活にも大きな影響が予想されている。 活動は突然大きくなるのではなく、2025年に向かって徐々に大きくなって行く、ということのようだ。 が、突然スマホが・・・ということは起こるようだ。

予想される障害とは・・・

・大規模停電
・大規模通信障害 スマホが2週間くらい使えなくなる
・通信衛星が誤作動を起こす
・GPSの精度が悪化する 
・緯度の低い地域でもオーロラが見える

無線の世界は太陽活動との関連が強く、日ごろからでも電離圏(電離層)の異常、や特定の電離層の発生、等が通信状態をよくしたり悪くしたりする。 デリンジャー現象という電波障害が起こると通信不能の状態が起こる。

スポラディックE層(突然現れるE層)という電離層が発生すると、普通は吸収されてしまうVHF電波が、E層で反射し、思わぬ距離まで届きFM放送に障害を与える、というような現象が起こる。

また、ダクトという現象は、特定地域で対流圏(冷たい空気と温かい空気の対流)に逆転が起こり、その境界で、普通なら吸収されてしまう極超短波(UHF)の電波が屈折・反射され、思わぬ距離までFM電波が伝搬し、FM放送に障害を与えたり、することが起こる。 ラジオダクトといって地上との反射を繰り返す現象は、Eスポ同様、アマチュア無線家にとっては好ましい現象ではある。ノイズとなるフェージングもラジオタクトのために起こる。

このような太陽活動について、「宇宙天気予報」というサイトが作られているので紹介する。 太陽活動全般についての正しい知識の提供と、太陽活動による影響の現状、予報を見ることができる。

例えば、今日のEスポの状況は?、どの地域で?、というったことが一目で分かる。 それに合わせてアマチュア無線家は通信活動を活発化させることができる。

宇宙天気予報のサイト  (Eスポの発生状況)

また、ダクトの発生予想を6日先まで予測できるサイトも存在する。 こちらの方は世界中のダクト発生予測を地図上で見ることができる。 DXといって国際的な通信を狙うアマチュア無線家は、どこの国・地域が開けている(通信可能)かを地図上で知ることができる。

ダクトの発生予測のサイト

英語のサイトですがGoogle Chrome の日本語指定で翻訳されます。 地域を選択し、地図上をクリックすると向う6日までのダクト予想が地図で色分けされて表示される。

太陽フレアをワッチしよう!

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FT-891M のSWRメーターとnanoVNA

2022年06月23日 | アマチュア無線

nanoVNAは非常に便利なベクトルネットワークアナライザで、アンテナの製作や調整には欠かせないものとなっています。

今般経験したことを書いておきます。

7MHz用のSRA(Super Radiation Antenna)を製作して調整して、やっとこさ7.010MHzでSWR=1.05、SWR<=1.2帯域幅が約150KHz、まで追い込みました。 アンテナ調整のための測定器具はnanoVNAです。

次に調整済みのSRAを無線機に接続して実際を確認しました。

SRAをFT-891Mに接続して、CWキーイン設定をautoにしてCWモードでもSSB(LSB)モードでもCWを打てるようにします。 無線機の周波数を変えながら、パドルでモールス符号 VVV(本日は晴天なり)を打電して無線機のSWRメーターを見ていきます。(交信のない周波数を選んでいます。) こうすることで7.000MHzから7.200MHzまでのSWRメーターの値を連続的に読み取ることができます。

あんりゃ? 周波数7.010MHzでnanoVNAではVSWR=1.05なのにFT-891Mに繋ぐと7.010MHzではSWRメーターは3.0近くを表示するではないかっか! このSWR値の違いがどうにも理解できなかった。

さまざまな試行錯誤を何度も繰り返し、先輩OMさんの助言を頂きながら、アンテナの方ばかりを弄っていたのです。

OMさんの助言には、nanoVNAと無線機では「電位」が異なるのでそういう差がでるのかも・・・と言うのがありました。

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電位というのは、電子回路の+側からー側に電気が流れやすくなる電圧みたいなものです。 一般に電子回路では、電池(DC)の+から出た電気はグランドという線路をーとしてつなぎます。 グランドは電池のーに繋がれていて電気が電池に戻るようになっています。 あるいはシャーシグランドといって電子回路の筐体に繋ぐ場合もあります。 そのほうがグランドの電位が下がるからです。 アース線を回路から引き出して地中に埋めるという処置もあります。 これは漏電時に感電しないように地中に電気を逃がすためです。 地中の電位が一番低くなるので・・・

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そこでFT-891Mのアース端子にアース線を取り付けてみたのです。地中には埋めていません。 nanoVNA自体を手で触ったり、アンテナのアース側を手で触ったり、給電線を手で触ったり、した時にVNAのSWR測定値が下がったりしたからです。

すると・・・SWRメーターの値がnanoVNAの値と連動するようになったのです。 値は全く一致というわけではありませんが、nanoVNAでSWR値が低い周波数では無線機のSWRメーターも低く、nanoVNAでSWR値が高い周波数では無線機のSWRメーターも高く、というように連動します。 

なんだ、そうだったのか、と嬉し恥ずかしやっぱり嬉し、でした。

・・・ところが、アース線の取り付けで無線機のノイズレベルが高くなりSSB(LSB)音声の明瞭度が下がってしまいました。 ・・・なんで?・・・??

ネットで調べてみると、アース線にもRF電流が乗るのでRFチョークを入れるなどの対策が必要だという記事が多数見つかったのでした。 この世界では常識の一部みたいだったのです。

AC電源ライン、アンテナ給電線、アース線にも高周波の同相電流が流れるので、対策しないと無線機にノイズが入るだけでなく、近隣の電子機器にたいして妨害電波を放射することがある、というようなことが書いてありました。

以前、AC電源ラインにパッチンコアを入れた時にノイズが解消したことがありましたので、アースラインにもパッチンコアを取り付けたところ、ノイズレベルが下がり、LSB音声の明瞭度も向上しました。

無線機にアースを付ける付けない、かでこれだけのことが起こっていたのですね。 nanoVNAを使っている方には重要情報です。

無線機にはアース線を付けましょう! 

無線機のアースにもRFC(高周波チョーク)を取り付けましょう!
パッチンコアでいいですよ~。

アース線を地中に埋めるか否かについては別の考慮が必要です!
誘導雷をひろってしまう、とか・・・ありますので・・・

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nanoVNA 液晶保護シート交換の顛末

2022年06月15日 | アマチュア無線

便利に使ってきたnanoVNA、液晶保護シートが浮いてきて醜くなったので交換することにしました。 

下の写真は浮いた保護シートの有様です。 交換用に購入したのは左上に移っているLABFILという交換用フィルム。 サイズがあるので購入時には注意。 LABFILドライブレコーダー用で3.2インチサイズ、2枚入りで ¥200程度です。 ¥1000で打ってるサイトもある。

取り替える前にサイズと位置をチェック。 VNAの上に置いてサイズが合うかをチェックします。 青い部分が保護シートですから、青いシートの先端や角がVNA上どの位置にくるかをこの段階で確かめます。 このフィルムはVNAの画面より少しだけ小さいです。

カバーは一旦外しますから、位置関係はカバー以外のVNAの部位、例えば輪っかの中心とか、で覚えておきます。特に右側の端が何処に来るか、上下の角の位置も。(これ重要) 特に良く使う右側、右上部はカバーをした状態でキッチリ枠内に収まるように位置を覚えます。またはマークしておきます。 小さめの、このフィルムが嫌な方は、大きいものを買ってVNAの液晶の大きさにカットするなりしてくださいな。

カバーの4隅のネジを外して既存のシートを剥がします。

液晶画面の表面に誇りや手垢が付かないように、付属の布で綺麗に吹き上げます。 力を入れ過ぎて液晶に傷がつかないように、やさしく。 液晶に圧力をかけるのも良くないです。

新フィルムの裏に付いている保護用フィルムの半分を剥がし、先に半分だけを液晶の上に、所定の位置に、端の方から置きます。 置いたら泡が入らないようにこの段階でシートの上から布で泡を追い出します。 そして残りの半分の裏の保護フィルムを剥がし、布で泡を追い出しながら貼り付けます。

失敗するとこうなります。 ↓ 左側に泡が残ってしまいました。こうなったら修正は聞きませんから、あきらめて引っ剥がして捨てて、もう一枚でやり直し。

やり直したのがこれです。 ↓ 今度はうまく行きました。 表面は傷がつきやすいですから優しく優しく・・・布でも強くこするとこのような傷がつきます。 丸い白いのはフィルムの泡ではなく液晶自体の泡のようなものです。

VNAのスイッチをオンにして、Configを押し、Touch Configを実行。 次にTouch Dragを実行して完了です。

実際にRecallをしてみた図が↓です。 綺麗な表示ですね。

このLABFIL3.2インチは、VNAの画面よりほんの少し小さいので、上下に1㎜幅程度が残ります。 左右もこんな感じになりますので、右側に隙間が出来ないようにします。 左側はタッチすることはありませんので隙間があっても大丈V。

以上、液晶保護フィルムの交換でした。

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年金の物価スライド制はどこに行ったの?

2022年06月09日 | 人生観

確か、「消費者物価が一定以上に上昇した場合に年金額を物価にスライドして増額する」という年金の物価スライド制というのが以前国会で決まったと思っていた。

ところが、ところが、つい最近届いた年金支払い額通知書を見たら、ありゃりゃ、今年もまた減ってる。

今年も減っているのだ!

今年だけではない、政府はなんだかんだ理由を付けて、物価に逆スライドするような制度を取り入れたりしている。 ここ数年減り続けている。

消費税は年金対策に使う、と公約して導入したはずが、他の用途に使われている。 たしか子育て支援とかにじゃなかったかな・・・

今の社会状況を見て、年金を減らす理由というのが、ほんとに見当たらないのだよ。

コロナ、ロシアの所為で物価は全般に10%以上上がっている。 ガス、ガソリン、灯油、電気、も、小麦粉、食用油、Mac、も、ケンタッキーも、ほとんどの食料品が驚くほどの値上がりをしている。

それなのに、何故年金ばかり減らすんだろう???? 
一方で国防費を2倍にするなんて言ってる。 いまさらロシアと戦って勝てると思ってるのかな、日ロ戦争の頃とは時代が違うよ。

年金減らすってのは犯罪じゃないの? 法律違反や戦争犯罪を国ぐるみで堂々とやってるロシアみたいだ。 国民をないがしろにしている。

年金制度を長年に渡って支えてきた年寄りを餓死させるつもりなのかな???

今年ばかりは立憲民主党が神様に見える。 がんばれ~立民!

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