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移動用スーパーラドアンテナが完成

2021年09月15日 | アマチュア無線

窓際に置いたスーパーラドアンテナでほぼ日本全国の局からのCWが聞こえていますが、いまいち、QRPの交信が聞こえているのかどうか、が分かりません。

そこでスーパーラドを外に出すことを考えました。 

外というのは次の2つです;

1.ベランダから屋根の上(ひさしの上)に出す
2.江戸川の土手から3mばかり上に上げる

いずれでも使えるものを作りました。 これです;

3mポールスーパーラドアンテナ!

3mのアルミ製伸縮ポール(¥1、099)の先端にスーパーラドをM6ボルトで取り付けました。 写真はポールを縮めた状態です。

アンテナを高く掲げると、VSWR最下点の周波数はやや高めにずれます。 つまり、今使っている目標の周波数のVSWRは大きくなってしまいます。 目標の周波数のVSWRを1.0に近づけるには、可動シリンダを上にずらして静電容量を増やします。 すると使おうとする周波数でのVSWRが1.0に近くなります。 つまりV字型のVSWR曲線をグラフ上で左側にずらします。

このように、ポール下からVSWRの調整をできるようにしたのです; nanoVNAを繋いでグラフを見ながら、ダイアルを回して7.015MhzのVSWR≒1.0に調整します。(CWをやろうとしています。) グラフは右にスクロールできます。

このダイアルです。 まあ、一種のバリコンですね。

このダイアルには1㎜厚のアクリル板が付いており、最下点VSWR周波数調整用の可動シリンダにつながっています。 これを回して可動シリンダを上下させて周波数のずれを調節します。

このダイアルにはV溝が掘ってあり、何らかのコードで下のダイアルのV溝と連動させます。 下のダイアルがこれです(ダイアルは↓を指しています);

写真は実験用に麻紐で輪を作って連動させています。

シリンダ位置は最下部(VSWRの最下点周波数は高い側、7.2Mhz辺り)に移動します。 7.1~7.2Mhz辺りを使う場合には、ここに合わせます。

7MhzのSSBを使う場合は、この状態が最良のVSWRとなります。

下の写真、矢印は水平位置です。 これがCWのノーマルポイントです。 通常7.010MHz辺りがVSWRの最下点になります。

可動シリンダはノーマルの位置(窓際で7.010MHzでVSR=1付近)に移動しています。 7MhzでCWを楽しむには、この状態です。

この状態で、7000Khz~7500KhzくらいまでVSWRは1.5以下になりますので、このままリグの周波数調整だけでQSOは可能です。 が・・・

更に厳密にVSWRを調整したければ・・・の話です。

次の写真、ダイアルの矢印が上に向いています。

可動シリンダは最上部にスライドします。 

ラドを高く掲げたために同調周波数がずれた場合、7000Khz辺りのVSWRを1.0付近にするには、この辺りです。

 

可動シリンダとダイアルの接続がアクリル板を斜めにして接続されていることにお気づきでしょうか。

最初、まっすぐ上下に接続していましたが、単に上下させると、シリンダがうまく上下しません。 シーソー状態になりシリンダーエッジが固定シリンダ外側に引っかかるのです。 斜めに接続すると、シリンダを回転させる力が働き、回転しながらうまく上下するようになりました。 シリンダ内側に油も塗りましたけどね・・・Hi

移動用の電源が手に入るまで、ベランダから伸縮ポールを伸ばしてワッチを続けます。

そうそう、やっとのことでCWトランシーバーの局免許がOKとなりました。 審査終了の通知がくるまで、31日経過していました。

送信の練習の方もボチボチとやります。

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