今日も雨は降らず、日差しもそれ程でもなかったので久しぶりに自転車に乗って遠賀川のサイクリングロードを走った。遠賀川河口堰から中間市役所下の河川敷まで往復20キロ40分の軽い運動である。このサイクリングロードには途中5箇所位のベンチやトイレや水のみ場が作られている。屋根付きのベンチもある。走りながら気がついたのだが通過する全てのベンチにホームレスの人が寝ていた。大きな紙袋を自転車にぶら下げて本人はベンチの上で熟睡している。多分、昨夜からここに宿泊しているのだろう。しかし、全てのベンチにホームレスの人が寝ているのを見たのは始めてだった。僕のウオーキングコースでもある金山川や瀬板の森にも時々ホームレスの人が寝ている。北九州もホームレス人口は以前より増えているらしい。景気がよくなったのは一部の企業だけだ、やはり、景気は悪いのだと実感させられた。今日は七夕、北九州地方は晴れるらしい。遠賀川沿いのベンチから見る天の川をみながら、ホームレスの人達は何をお願いするのだろうか?「本物の景気回復、仕事そして雨露を避ける小さな部屋」だろうか。彼らの願いが叶うのはいつの事だろう。自転車を降りてもいつものような爽快感が味わえなかった一日だった。
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