現代の虚無僧一路の日記

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中国人の敵は中国人?台湾と中共

2021-08-02 03:58:19 | 虚無僧日記

オリンピックは国家の威信をかけてメダルの数を競い合っている。韓国や中国は日本に敵意むき出し。こうした醜い争いは、オリンピックの精神とはかけ離れていると思うのだが。

同じ中国人同士、台湾と中国(中共)も争っているそうな。「中国人の敵は中国人」と。

バドミントン男子ダブルス決勝で、台湾の李洋、王斉麟組が中国人選手ペアを下し、金メダルに輝いた。しかし、表彰式で掲揚されたのは、台湾の旗「青天白日満地紅旗」ではなく、台湾のオリンピック委員会の旗だった。演奏されたのも一般の台湾人にはなじみがない「国旗歌」という曲だった。

台湾の正式な「国号」は「中華民国」で「国歌」もある。しかし「台湾は中国の一部」と主張する中国の圧力で1970年以降、台湾は国際大会には「中華民国」では参加できなくなった。台湾は84年の大会から「チャイニーズ・タイペイ」という名称で五輪に参加するようになった。

ところが、今回の東京五輪、開会式の中継で、「チャイニーズ・タイペイ」チームが入場した際、NHKのアナウンサーが「台湾です」と紹介した。このことは、台湾では大きく報道され「自国の名前で呼んでもらえた」と反響を呼んだ。NHKは意図して、中国の軋轢に抵抗して、火に油を注いだのか。

台湾、「チ」ではなくタイペイの「タ」で入場 東京五輪開会式 | 毎日新聞

香港もフェンシング・男子フルーレ個人で張家朗が優勝。香港代表として初の金メダルだった。その直後の表彰式で中国国歌が演奏されると、香港ではブーイングが起きた。

香港警察はショッピングモールでブーイングを始めた40歳の男性を「中国国歌を侮辱した疑い」で逮捕した。

オリンピックは、かつては国と国の勝負。選手は国家の威信をかけて、国旗を背負って戦いに挑んだ。

それが、いつの頃からかゆるぎ始めた。日本人でありながら他国の代表として参加している人もいる。その逆もある。外国人とのハーフの選手も多く参加している。

もう、オリンピックは「国と国の争い」ではなく、「個人と個人の勝負」にする時代が来たようだ。

 


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