18日(土)伊勢で虚無僧。外宮、内宮にお参りしてから、
「おはらい通り」のはずれ、「神宮道場」の白壁の前で。
商店街は人通りも多く、通行の邪魔になりますので、
町はずれで、遠慮気味に。
駐車場から歩いてくる人の列が、今年は時々 途切れるほど。
人出が少ない。喜捨してくださる人の数も少ないが、
それでも20名ほど。さすがは伊勢。名古屋よりは
はるかに多い。
3歳くらいの女の子が母親から10円玉を渡されて、
私の方に向かってくる。「虚無僧」なんて見たことも
ないだろうに、まして「げ箱」に お金を入れることなど
教えられてもいないだろうに、本能的にそれがわかる
ことが不思議。人間は生まれながらに「布施、徳積み」の
心を持っているのでしょうか。
ご婦人が近づいてきて、じっと天蓋の中をのぞく。
「あれ、牧原さん!?」こんなところでSさんにばったり。
偶然か、必然か、こうした出会いがホントに楽しい。
喜捨いただいたお金は、駐車料代にすべて消え、朝から
飲まず食わず。
帰り道、津の本願寺に寄る。眞道さんに、天麩羅に、ソバと
餅をたらふくご馳走になり、さらに 車のトランク一杯の
野菜をいただいて帰る。お寺さんから布施をいただくとは。
ありがたや、ありがたや。