ラジオでこんなことを言っていた。「言葉で伝わるのは、わずか7%。口調で18%。あとは“見た目”」と。
なるほど、選挙演説を聴いていても、内容より、その人の口調に酔いもし、拒絶もする。そして見た目だ。
ある女性候補は、ポスターの写真はステキだ。「きっと優しい人だろう」と想像していたら、どうしてどうしてなかなかキツイ口調で、おおコワ。引いてしまう。
名古屋の河村市長は、話の中身より、名古屋弁まるだしの口調で親しみやすさをアッピール。
選挙戦で対立候補の男性は、理路整然なのだが、口調と見た目で負ける。
「綾小路きみまろ」の漫談。
「着ていらっしゃるお洋服、その持ち物から、ご主人の職業が判ります。奥様のご主人なんか、一流企業の・・・・守衛。奥様なんか大会社の・・・下請け。
人は顔や形ではありません。
大切なのは『見た目』です」。
虚無僧もそうだ、コスプレと見られるか、乞食坊主と見られるか。おじんの趣味と見られるか、在家でも、真の仏道修行者と見られるか。『見た目』です。