ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「不思議惑星キン・ザ・ザ」

2024年04月24日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
1991年公開の映画の紹介です

監督は、ゲオルギー・ダネリヤ。
ソビエト連邦製作のディストピア(反理想郷)らしいコメディー・SF映画です。
主演・出演は、スタニスラフ・リュブシン、レヴァン・ガブリアゼ、エフゲニー・レオーノフ。



(あらすじ)
1980年代、モスクワ。冬季。
ある日帰宅したマシコフは妻にパンとマカロニを買うよう頼まれ街に行きます。
すると学生ゲデバンから「あそこに異星人と名乗る人がいる」と話しかけられました。
ほおっておこうとするも素足であることに気づき、マシコフは近づいて話を聞きます。
異星人は自分の星の名を言い、空間移動装置を取り出しゴチャゴチャ言います。
うるさく思うマシコフは移動装置を押してしまいます。
キン・ザ・ザ星雲の砂漠の惑星プリュク。
すると、気が付いたマシコフとゲデバンは見渡す限り砂漠の真ん中にいたのです。
地球のどこかの砂漠に違いないと歩き始めると、遠くから釣鐘のような物体が飛んできました。
2人が降りてきて、“クー”と連発します。
ゲデバンはフランス語や何やらで話しかけますが、実はロシア語が通じていました。
更に、マシコフがタバコをくわえマッチで火を起こすと、
マッチは大変貴重なものらしく、宇宙船に迎えられます。
やっとマシコフとゲデバンはどこかの惑星と信じました。
その後ゲデバンが何かを持ち帰ろうとトイレで施策すると、トイレごと落とされてしまったのです・・・

****************************************************
どうも気になるジャケットでやっと観たんですが・・・
いや~~~、冒頭から耐えられないシーンが続き、
苦痛な2時間強でしたよ。

でもその後何度か公開されているようなので、人気はあるようです。
しかも、
監督作のアニメ版『クー! キン・ザ・ザ』まであるとか。

プリュク星人はテレパシーを使うことができ、言語は少ないです。
劇中、その少ない言語の説明が入ります。

≪ チャトル パッツ語小辞典 ≫

カツェ---マッチ
ツァーク---鼻用小鈴
エツィフ---囚人ボックス
エツィロップ---権力者
ペペラッツ---宇宙船
グラビツァーパ(加速器)---宇宙船モーター部品
キュー---公言可能な罵倒語
クー---残りの表現全部

覚えちゃいましたよ。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
なるほど、というストーリーではありました
それにしても、砂漠のせいかプリュク星人はなんとも小汚く・・・

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「ノーウェア:漂流」

2024年04月14日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2023年製作・配信の映画の紹介です

監督は、アルバート・ピント。
スペインのパニック映画です。
主演・出演は、アンナ・カスティーリョ、タマル・ノバス、トニー・カルビーリョマリ。


(あらすじ)
資源不足の為、老人や女性・子供が排除されている時代。
不正出国を目指している夫婦のミアとニコは、誘導されるまま数人とコンテナに乗り込みます。
しばらくして外でガタガタと音がして、いきなり扉があき数人がなだれ込むように入ってきました。
妊婦のミアは押されて倒れニコと離れてしまいます。
銃を構えた男の一人が、半分降りるようにと怒鳴りニコとミアは別れてしまいました。
ミアがコンテナの穴から覗くと、ニコは“107”と書かれたコンテナに乗るのが見えました。
その後再度開けられたコンテナは、隠れているのがバレて撃たれてしまうのです。
とっさに積み荷の上に乗ったミアは助かり、船に積まれて出向されたのです。
積み荷は空き容器など役に立たないものばかりで、頼みの携帯も割れて利用不可能になり、
回収されなかったバッグの缶詰を食べてミアは過ごします。
するとコンテナは大揺れに揺れ、気絶したミアが穴を覗くと四方八方海で驚愕します。
更に聞こえた叫び声で、“107”が沈んでいくのが見えたのです・・・

**************************************************
コンテナの中がほとんどで、ほぼワンシチュエーション状態です。
妊婦さんの頑張る姿は、いやはやなんとも、観ていられないですよ。

年間一万個のコンテナが船から海に落ちてしまうらしいです。

ミア役は、アンナ・カスティーリョ。
何処かで観たと思いましたら、
「オリーブの樹は呼んでいる」(2017)の主演を観ていました。アップもしています。
他「ホーリー・キャンプ!」(2017・製作)、「マリアの旅」(2020・製作)などの出演があります。





皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
確かに漂流のストーリーですが・・・
怖さ飛び越えて「やめてくれーーー」状態でした・・・

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「オン・ザ・ミルキー・ロード」

2024年04月05日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2017年公開の映画の紹介です

監督・脚本・主演は、エミール・クストリッツァ。
セルビアのドラマ映画です。
他出演は、モニカ・ベルッチ、スロボダ・ミチャロヴィッチ、プレドラグ・"ミキ"・マノイロヴィッチ。


(あらすじ)
戦争が続いているある村で、コスタはロバに乗りハヤブサを肩に兵士たちにミルクを届けます。
爆撃が続く中、平気で食事をするコスタは変わり者と噂されます。
ある日通り道でこぼしたミルクを飲む蛇を見かけ皆に話すも、相手にされませんでした。
コスタにミルクを頼んでいるのは母娘で、戦争に行っている兄ジャガの為、
花嫁となる女性を施設からこっそりと連れてきます。
美しい女性で、コスタは一目ぼれしてしまいました。
ところがその女性はある過去があり、将軍が出所したら大変なことになるとコスタは教えられるのです。
一方、ジャガの妹・ミレナはコスタに恋心を抱いていて、
ジャガが戻ったら一緒に結婚式を挙げようとコスタに言うのです。
果たして戦争が終わり、戦争の英雄と言われるジャガが戻ってきました。
しかし同時に将軍が出所し、村には武装した黒装束の男たちが近づくのです・・・

****************************************************
原題も同じ『On the Milky Road』。
意味合いはわかりませんでした。

設定は、「戦争が続く架空の国、架空の村」のようです。

冒頭に、
「3つの実話に基づき、多くの寓話を織り込んだ物語」
とテロップが流れます。
コメディ調のシーンがあり、その部分が寓話・・?

美しいけど役名がなかったらしい花嫁役は、モニカ・ベルッチ。
今年59歳なんですね。
イタリア出身の女優、ファッションモデルです。
「トロイ」のブリセイス役はこの女優さんとずっと思ってました。
違いまして、ローズ・バーンだったんですね。
「マトリックス リローデッド」(2003)シリーズ、「パッション」(2004)、「ブラザーズ・グリム」(2005)、
「トゥルース 闇の告発」(2011・劇場未公開)、「MEMORY メモリー」(昨年・5月)などの出演は、全部観ていました。






皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
動物が犠牲になるシーンは・・やっぱりいただけませんです

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「ビッグ・ガン」

2024年03月23日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
1973年公開の映画の紹介です

監督は、ドゥッチョ・テッサリ。
イタリアとフランスの共同製作の、アクション映画です。
主演・出演は、アラン・ドロン、リチャード・コンテ、カルラ・グラヴィーナ、マルク・ポレル。


(あらすじ)
殺し屋トニー・アルゼンタは息子・カルロの7歳の誕生日に、
「良い人生を歩めよ」と伝えます。
その後出かけたトニーは、あっという間に標的を殺害し自宅に戻るのです。
ある日トニーはボスのニックに組織からの離脱を伝えます。訝るニックに更に、
「息子に平穏な暮らしをさせたい。」と話すのです。
いろいろなことを知りすぎているとニックは言いますが、
マフィアのボスが集まる会議で話しをすると約束しました。
しかしその会議でニックは「もう手遅れ」と言われてしまうのです。
母と出掛ける支度をしたカルロは一旦トニーがいるベッドに戻り、
「ママの車が動かないから、パパの鍵を持ってくるよう言われた。」と鍵を受け取ります。
窓から見送るトニーですが、直後車は大爆発をしてしまうのです。
間違って妻子を殺してしまったことでニックは「一生の汚点」と部下を叱責します。
その後、妻子の葬儀の場で狙われたトニーは、同郷のドメニコと共に相手を追い詰めていくのです・・・

***************************************************
今ではそれほど珍しいストーリーではないですが、
当時、アラン・ドロンが超有名の頃の作品です。
周りにファンがいましたので、幾つかは観ています。

このころのアラン・ドロンは、30代後半です。
フランス・セザール賞では、
「真夜中のミラージュ」(1985年製作)で、 最優秀男優賞を受賞、
「パリの灯は遠く」(1977)、「チェイサー」(1978)で、 最優秀男優賞のノミネートがあります。
ゴールデングローブ賞では、有望若手男優賞「山猫」 ノミネートがあったようです。
「地下室のメロディー」(1963)、「黒いチューリップ」(1964)、「テキサス」(1966)、
「さらば友よ」(1968)、「リスボン特急」(1972)、「暗黒街のふたり」(1973)、
「友よ静かに死ね」(1977)は、再見して記事をアップしたいです。
って、たくさんありすぎ!!??




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
大昔はテレビの吹き替えで見ていたのであまり気になりませんでしたが、
今ではフランス映画はどこか遠い存在に思えます

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「心と体と」

2024年03月22日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2018年公開の映画の紹介です

監督は、イルディコー・エニェディ。
ハンガリーのドラマ映画です。
主演・出演は、ゲーザ・モルチャーニ、アレクサンドラ・ボルベーイ、レーカ・テンキ、
エルヴィン・ナジ。



(あらすじ)
牡鹿と女鹿が森の中で過ごす風景が映ります。
ハンガリー、ブダペスト郊外。
食肉工場の財務部長、左腕が不自由なエンドレは、
食事中も休憩中も一人で過ごす女性に気づきます。
食事中に同僚に聞くと、産休代理で本日から勤めている品質検査官のマーリアと教えられます。
更に同僚は、堅物だから気を付けるよう言うのです。
席を立ったエンドレはマーリアの向かいに座り、話しかけます。
食堂の料理についての内容に、
「左手が使えないから食べやすいんですね」
と、マーリアはズケズケと言うのです。
実は自閉症壁で人との付き合いが苦手なマーリアは、
帰宅後会話を繰り返し、『こう言っていたら、会話が続けられたのに』とつぶやくのでした。
ある日女子社員から伝えられたエンドレは、直接マーリアに聞きます。
「すべての牛肉にBランクを付けたのはなぜか。高品質のはず。」
マーリアは「脂肪の部分がが厚い」と話し、「規定されている」と譲らないのでした。
その後、職場の“交尾薬”が無くなったことで、全員心理分析医の診断を受けることになります。
エンドレとマーリアは再度一緒に呼ばれ、エンドレの夢の録音が流されます。
「牡鹿と女鹿の夢で、川べりで水を飲むと鼻先がくっついて・・」
全く同じ夢を見たマーリアは驚くのです・・・

***********************************************
この映画は、ベルリン国際映画祭で、最高賞の「金熊賞」を受賞しています。
アカデミー賞外国語映画賞、ハンガリー代表の作品で、
受賞は先日ご紹介の「ナチュラルウーマン」です。

マーリア演じたアレクサンドラ・ボルベーイは、
ヨーロッパ映画賞で「ヨーロッパ女優賞」を獲得しているようです。

ほぼ冒頭に牛の解体シーンがありまして、かなりすごいです。
実はそのシーンを観て、数年前に途中で観るの辞めてるんです。
今回は、スルーしました!!!




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
解体シーンがなければ、通常のドラマ映画です
ご視聴の際は、心してご覧くださいね

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「ロスト・ボディ 消失」

2024年03月18日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2021年公開の映画の紹介です

監督は、キケ・マイーヨ。
ベルギーの作家アメリ・ノートンの小説が原作の、サスペンス映画です。
主演・出演は、トマシュ・コット、アテナ・ストラテス、マルタ・ニエト。



(あらすじ)
パリ。
建築家のジェレミーは講演会を終え、雨の中タクシーに乗り空港へ急ぎます。
渋滞の中女性が窓をたたき、なかなかタクシーが捕まらず空港まで乗せてほしいと言います。
ジェレミーは乗るよう言い、女性はテセルと自己紹介します。
進んだ後スーツケースを忘れたとテセルは言い、
ジェレミーは仕方なく戻るようタクシーの運転手に言うのです。
空港に着き急ぐも、ジェレミーは“ワルシャワ搭乗終了”の案内を見てガッカリします。
その空港はジェレミーの設計によるもので、待合室の中央に白い模型が置かれています。
しかし赤いしみがついているのを、ジェレミー嫌な気持で目にしました。
やはり遅れたテセルはジェレミーに話しかけ、2人はバーに入ります。
テセルは「昔自分は人を殺したことがある」と言い、3つの話を始めるのです。
気になるところでテセルはいったんやめ、ジェレミーも自分の事を話したら続けると言います。
ジェレミーも話し始めますが、どこかで接点があるのが分かるのです・・・

**************************************************
この映画はスペイン・ドイツ・フランス合作、88分の作品です。

出演者の詳しい情報はあまりないですが、
スペインの監督、キケ・マイーヨ作品に、
「EVA〈エヴァ〉」(2011・劇場未公開)
出演:ダニエル・ブリュール、マルタ・エトゥラ
がありました。

ジャケットでは、意外なものに埋まっておりましたです。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
似たタイトルで、「ロスト・ボディ」がありました
この映画視聴希望の際は、お間違いなくなく

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「ジョーンについて」

2024年03月08日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2021年・劇場未公開の映画の紹介です

監督は、ロラン・ラリヴィエール。
フランス・ドイツ・アイルランド製作の、ヒューマン・ドラマ映画です
主演・出演は、イザベル・ユペール、ラース・アイディンガー、
スワン・アルロー、フレイア・メイヴァー。


(あらすじ)
『私の名前はジョーン、男性の名前に聞こえるけどアイルランドでは女性の名前・・』
雨の中車を走らせて、画面に向かいジョーンは自分の生い立ちを話します。
-------------------------------------------
若いジョーンは、男性・ドグがスリをしているのを見ています。
ジョーンに気づいたドグは、目を併せながらしゃあしゃあとスリを続けるのでした。
その後カフェに入った2人は会話を楽しみながらも、
ジョーンは高齢の女性はターゲットにしないよう話すのです。
意気投合したジョーンとドグは2人ですりを楽しみ、
ある時警察に捕まってしまいます。
別れ別れになり、ジョーンはドグの赤ちゃんを産みました。
------------------------------------------
数十年経ち、男性に追われるジョーンは待ち伏せして「誰か」と問い詰めます。
「ドグだ」とあまり面影がない男性は言い、
2人はカフェでその後の話を聞きあい、ジョーンは息子・ナタンがいると話すのです。
ある日遠くに住んでいるナタンがジョーンの家に滞在し、
ジョーンの日記を見ながらプールの事故について聞くのです・・・

*********************************************
場面が目まぐるしく変わり、
何処か幻想的な雰囲気が漂います。

分かりしころのジョーン役は、フレイア・メイヴァー。
「ベロニカとの記憶」(2018)、「やっぱり契約破棄していいですか!?」、
(2019)「キーパー ある兵士の奇跡」(2020)などの出演があります。



皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
イザベル・ユペールの映画は幾つか観ているんですが、
はてはて、泣くシーンを観た記憶がないでございます

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「エンド・オブ・トンネル」

2024年03月01日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2017年公開の映画の紹介です

監督は、ロドリゴ・グランデ。
アルゼンチンの、犯罪スリラー映画です。
主演・出演は、レオナルド・スバラグリア、クララ・ラゴ、パブロ・エチャリ。


(あらすじ)
一軒家に住む車椅子で生活するホアキンは、
老齢の犬カシミールの事で電話で獣医に相談します。
手は施せないと言われ、ホアキンはネットで安楽死について調べるのです。
ある日、若いベルタという女性が娘・ベティを連れ、
貸家の広告を見てきたと訪問します。
電話を先に欲しかったというホアキンですが、
ベルタは強引に住み着いてしまいます。
ベティは4年ほど前からしゃべらなくなったとベルタは話し、
ホアキンにもそっぽを向くベティは、カシミールをかわいがるのです。
ホアキンは地下で壁越しに聞こえる数人の男たちの声や音をマイクで拾っていて、
氏名や日付などパソコンに打ち込んでいくのです。
更に壁に穴をあけ、カメラを押し込むと、男たちが作業する様子が映るのです。
ある日、気さくに話せるようになってきたベルタにそのことを話そうとホアキンが思っていると、
カメラ越しに、意外な人物が映るのです・・・

***************************************************
原題は、『Al final del túnel(スペイン語)』『At the End of the Tunnel(英語)』で、
意味は邦題と同じですね。

この映画は、シアトル国際映画祭で最優秀作品賞を受賞しています。

日本では、「未体験ゾーンの映画たち2017」で上映されているようです。

※ 「未体験ゾーンの映画たち」は、東京都渋谷区渋谷・「ヒューマントラストシネマ渋谷」で毎年開催される映画祭なんですね。
様々な理由から日本全国での劇場公開がされない映画作品を、
スクリーンで体験してもらうことを前提に毎年開催されているとか。

「噂のギャンブラー」(2013) 監督:スティーヴン・フリアーズ/出演:ブルース・ウィリス、レベッカ・ホール
「クロッシング・デイ」(2013) 監督:ブライアン・グッドマン/出演:マーク・ラファロ、イーサン・ホーク
「ザ・ドア 交差する世界」(2014) 監督: アノ・サオル/出演:マッツ・ミケルセン
「余命90分の男」(2015) 監督:フィル・アルデン・ロビンソン/出演:ロビン・ウィリアムズ、ミラ・クニス

など、見つけましたです。

ベルタ役は、クララ・ラゴ。
スペインの女優さんです。
この映画の役の為に、“リオプラテンセ・スペイン語”という言語を2週間で習得したとか。
映画は他に、「ハーモニー・オブ・ザ・デッド」(2015・劇場未公開)、「トレイン・ミッション」(2018)などの出演があります。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
ある映画を探して“エンド・オブ”で検索したら、
この映画もヒットしました
なかなかスリリングでした

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「涙するまで、生きる」

2024年02月27日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2014年製作・劇場未公開映画の紹介です

監督は、ダヴィド・オロファン。
アルベール・カミュの「客」が原作の、フランスのドラマ映画です。
主演・出演は、ヴィゴ・モーテンセン、レダ・カテブ、ジャメル・バレク。


(あらすじ)
1954年。アルジェリア。フランスからの独立を目指す戦争の時代。
そこで生まれ育ったダリュは、
山奥の谷間で教師として子供たちに教える毎日を送っています。
ある日、殺人罪のモハメドをロープで連れた憲兵が訪れ、タンギーまで送り届けるよう言い、
ダリュが断わるも強引にモハメドを置いて行かれてしまいます。
その後数人の男たちがモハメドを連れ去ろうとして攻撃を仕掛けてきます。
何とか追い払ったダリュですが、馬は傷を負ってしまいました。
一時はモハメドの解放を考えたダリュは、支度をしてモハメドを連れ歩き始めます。
道沿いに行くと見つかる危険性がある為、ダリュは山を越えることにします。
ところが一人の男性ともみ合い、ダリュは銃殺してしまいました。
ショックを受けたダリュのそばで、モハメドは冷静に墓を作り祈りを捧げます。
その後も行動を共にするうち、ダリュは死刑になるためになぜ逃げないのかとモハメドに尋ねます。
答えを聞いたダリュは納得いかず、生きることについて話すのです・・・

***********************************************
アルベール・カミュ自身がフランス領アルジェリア出身のようです。
元になった『客』の邦訳は確認できませんでした。
有名な作品は、「異邦人」「ペスト」「カリギュラ」などです。
コロナ化で、「ペスト」は割と最近読んだばかりです。

モハメド役は、レダ・カテブ。
フランスの俳優さんです。
「ゼロ・ダーク・サーティ」(2012)、「世界の涯ての鼓動」(2017)、
「ウルフズ・コール」(2019)の出演は観ていました。
「スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~」(2019)は、
気になっていたところです。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
アマプラの「あなたにおススメ」で見つけた作品です。
どういう基準かは謎ですが、結構参考させてもらってます

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「ナチュラルウーマン」

2024年02月15日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2018年公開の映画の紹介です

監督は、セバスティアン・レリオ。
チリ・ドイツ・スペイン・アメリカ製作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、ダニエラ・ベガ、フランシスコ・レジェス、ルイス・ニェッコ。


(あらすじ)
チリ、サンティアゴ。
“フィンランディア”でサウナやマッサージの後、初老のオルランドは白い封筒を探します。
見つからずホテルのフロントで封筒と便箋を頼み、オルランドはその場で書き留めます。
ナイトクラブでは歌うマリーナと目を併せながら、その後2人はレストランに入ります。
マリーナの誕生日を祝う店の計らいの後、オルランドは封筒を渡します。
『イグアスの滝に行ける券』と書かれていて、
チケットを入れた封筒が見つからなかったとオルランドは笑います。
オルランドの部屋に戻った後、夜中にオルランドの調子が悪くなり、
マリーナは慌てて支度します。
廊下で待つ間オルランドは階段を転げ落ちてしまいます。
病院に急行するも、動脈瘤が原因でオルランドは命を落としてしまいました。
マリーナはオルランドの家族に連絡し、病院を後にします。
ところが翌日、仕事場のカフェに警察の性犯罪捜査班の女性刑事・コルテスがマリーナを訪ねてきました。
コルテスはオルランドの体に打撲痕があることを指摘しますが、
仕事中の為マリーナは仕事場に戻るのです。
自宅にはオルランドの息子・ブルーノが入っていて、何があったか聞き出そうとします。
その後オルランドの妻・ソニアから電話があったことで、
マリーナが会社の駐車場に車を止めるとソニアが現れます。
「変態だって思った。7歳の娘がいるから葬儀には絶対に顔を出さないように。」

***************************************************
タイトルがそれほど珍しくなく何となく見る感じだったんですが、
次第に惹きこまれ行きました。
途中でマリーナが男性か女性かわからなくなるんですが、
演じているダニエラ・ベガ自身がトランスジェンダーでした。
チリの女優、メゾソプラノ歌手で、作中では歌も披露しています。

この映画は、第90回アカデミー賞外国語映画賞/チリ代表作で、同国代表作として初めての受賞だったようです。
ベルリン国際映画祭では、銀熊賞(脚本賞)とテディ賞(LGBT映画に対する賞)を受賞しています。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
やっぱり!!
観なきゃわからんもんですぞ!!

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「愛する人に伝える言葉」

2024年02月08日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2022年公開の映画の紹介です


監督は、エマニュエル・ペルコ。
医師の言葉が胸に滲みる、フランスのドラマ映画です。
主演・出演は、ブノワ・マジメル、カトリーヌ・ドヌーブ、セシル・ドゥ・フランス、
ガブリエル・サラ。


(あらすじ)
エデ医師は病院のミーティングで、看護師たちに話します。
「死ぬ時を決めるのは患者。」
病院を訪れた39歳の演劇講師・バンジャマンと母・クリスタルは診察室に通されます。
エデ医師はこの病院に来た経緯をバンジャマンに尋ねます。
「すい臓に“クソ”が見つかり、切除不可能と言われ化学療法は断っている。
第一人者の医師を選んだ。良くなりたい。」
「ステージ4のすい臓がんで治りません。
いつか必ず癌に負ける日が来ます。」
エデは更に、余命について迷うバンジャマンに、クリスタルだけに伝えると話すのです。
病院を出て車で演劇教室にバンジャマンを送った後、
クリスタルは涙を止めることが出来ないのでした。
エデは入院が多くなったバンジャマンに、
死ぬときに伝える5つの言葉について話します。
順番を変えてもいいのかというバンジャマンにエデはうなずくのでした。
若い青年がエデを訪ね、会ったことがないがバンジャマンの息子であると話します・・・

******************************************
エデ医師のどの言葉も、もっと早くに知りたかったです。
死に向き合う辛い映画ですが、ぜひ多くの方にご覧頂きたいです。
お薦めです。

原題は『De son vivant』。
意味は「彼の生涯の間に」日本では「生前」を表すようです。
ドラマがブレイクした“vivant”はそういう意味だったんですね。

バンジャマン役のブノワ・マジメルは、どこかヒュー・ジャックマン似。
「ピアニスト」(2001)でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞しているようです。
「スズメバチ」(2002)、「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」(2004)、
「ナイト・オブ・ザ・スカイ」(2006)、「フレンチ・コネクション 史上最強の麻薬戦争」(2014・劇場未公開)他、たくさんの映画出演があります。
「ポトフ 美食家と料理人」が昨年12月公開しています。

これは、観たいです。




皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
重いストーリーでしたが、
避けて通れない状況を真摯に知らしめてくれる映画でした。

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「伯爵」

2024年02月05日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
昨年9月配信の映画の紹介です

監督は、パブロ・ラライン。
チリ製作、モノクロのダーク・ホラー、コメディ映画です。
主演・出演は、ハイメ・バデル、グロリア・ムンチマイヤー、アルフレド・カストロ。


(あらすじ)
ある女性が“クラウド・ピノッシュ”について語ります。
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何百年も前のフランス、パリ。
若いクラウド・ピノッシュは20年近く孤児院で過ごした後、
ルイ16世の軍で兵士となります。
夜売春婦の首に歯をたてたことが原因で、クラウドは吸血鬼の本性が出てしまいます。
指揮官を目指すことにしたクラウドは、王のいないチリで行動を開始し、
“アウグスト・ピノチェト”と名乗ります。
そしてクーデターを起こしてアジェンデ大統領を追放し、
権力と富を手に入れたクラウドは“伯爵”と呼ばれるようになるのです。
40数年後、クラウドは妻・ルシアとフョードルという奴隷とひっそりと暮らしていました。
ある日、クラウドの遺産目当てに5人の子供たちが帰省してきて、
よくわからない大量の書類の為、会計士アシスタント・カルメンを雇います。
若く美しいカルメンは、実は悪魔払いとして修道院から送り込まれたのでした・・・

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先日発表のアカデミー賞では「撮影賞」にノミネートされています。
ベネチア国際映画祭(2023年)では、
「最優秀脚本賞:パブロ・ラライン/ギレルモ・カルデロン」を受賞しています。

“アウグスト・ピノチェト”は実在の人物で(吸血鬼ではありません)、
チリで大統領(1974-1990)だった残忍な独裁者のようです。
他にも実在の人物が数名登場します。
ギロチンのシーンは、グロイです。





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アカデミー賞ノミネート作品は、配信オンリーが結構あります

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「雪山の絆」

2024年02月01日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
昨年・配信の映画の紹介です

監督は、J・A・バヨナ。
1972年のアンデス山脈で起きた飛行機事故が基になっている、実話映画です。
主演・出演は、エンゾ・ボグリンシク、アグスティン・パルデッラ、マティアス・レカルト、
エステバン・ビリャルディ。


(あらすじ)
物語は、ラグビーチームの友人から誘われたヌマ・トゥルカッティの語りが、
ところどころに入ります。
『1972年10月13日、ウルグアイの航空機がアンデス山脈に墜落、
僕を含めた乗客40名、乗員5名が乗っていた。
悲劇と言われるが、奇跡ともいわれる。
何が起きたのか、答えは山にある・・・』
ウルグアイ、モンテビデオ。
ラグビーチーム“オールド・クリスチャン・クラブ”のメンバーたちは、
チリのサンティアゴで行われる試合に向けて航空機に乗り込みます。
ワイワイと騒いでいるうち、大きな揺れが来て、
一人がアンデス山脈は越えずに迂回すると図で説明します。
ところがさらに揺れ、後部座席の乗客は前に来るよう言われ移動します。
そして突然機体は山肌に激突し、後部はあっという間に乗客と共に吹き飛んだのでした。
前部も雪山に墜落し、皆声をかけあいながら手助けをします。
皆手分けして食べ物や衣類を集め、亡くなった遺体を一か所に集めます。
6日たち、食料も亡くなった頃、遺体に手を付ける話しが出始めます。
その後、ラジオを見つけ、流れたニュースに皆騒然とするのです。
「事故のウルグアイ航空機は、捜索から数日たつも見つけられず、
捜索を打ち切ることに・・・」

***************************************
この映画は先日発表のアカデミー賞で、
「国際長編映画賞」「メイクアップ&ヘアスタイリング賞候補」のノミネートがあります。

パブロ・ビエルチ著の『La sociedad de la nieve』が基になっています。

原題は『La sociedad de la nieve』
英題は『Society of the Snow』
どちらも「雪の社会」という意味のようです。

遺体が発見されたり、途中で亡くなる方々の名前と年齢がテロップに紹介されます。
そのたびにいたたまれなくなりました。(╥_╥)

≪ J・A・バヨナ 監督作品 ≫

正式には“フアン・アントニオ・バヨナ”らしいです。
スペイン・バルセロナ出身の映画監督、映画プロデューサーです。

主な作品ですは、

「永遠のこどもたち」(2007)
出演:ベレン・ルエダ、フェルナンド・カヨ、ジェラルディン・チャップリン

「インポッシブル」(2012)
出演:ナオミ・ワッツ、ユアン・マクレガー、トム・ホランド

「怪物はささやく」(2016)
出演:ルイス・マクドゥーガル、シガニー・ウィーバー、フェリシティ・ジョーンズ

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」(2018)
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、トビー・ジョーンズ




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重い実話で、生還は本当に奇跡です

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「ヴィーガンズ・ハム」

2024年01月23日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2022年公開の映画の紹介です

監督は、ファブリス・エブエ。
フランス製作の、かなりグロいブラックコメディ・ホラー映画です。
主演・出演は、マリナ・フォイス、ファブリス・エブエ、ジャン=フランソワ・キエレイ。


(あらすじ)
小さい肉屋を経営している夫婦、ソフィーとヴァンサンは売れ行きも悪く夫婦仲も悪い状態でした。
ある日、仮面を付けた“ヴィーガン”数人が店を襲い、ヴァンサンは追いかけて一人の仮面をはがします。
結局皆逃げていきましたが、数日後車に2人が乗っている時その時の一人を見かけたのです。
ハンドルを切り替えたヴァンサンですが、なんと轢き殺してしまいました。。
状況から警察を呼ばないことにし、ソフィーの提案でヴァンサンはいやいや解体します。
翌日、店に出たヴァンサンは、始末した肉をソフィーが客に売ってしまったことを知ります。
美味しかったとその客はまた買いに来て、仕入れ先を聞きます。
とっさにヴァンサンは“イラン豚”と話し、
その後うわさを聞いた人々がどんどん買いに来たのでした。
ソフィーは“ヴィーガン”を殺し続けることをヴァンサンに提案し、2人はターゲット探しに夢中になるのです。
しかし、“ヴィーガン”のふりをして探すうち、意外な展開になってしまうのです・・・

************************************************
ご紹介していいものか迷いました。
本当にグロいシーンがあります。
直視できず、画面のすみっこを見つめてました (∩。∩;)ゞ

≪ ヴィーガン とは ≫

イギリスのヴィーガン協会の概念で、
“ヴィーガニズム”は、『自身の目的のために動物を利用する権利はない』という主義、
“ヴィーガン”は、『人間は動物の搾取なしで生きるべき、
その理想に近い生活をすることに努めている人』のようです。
食生活はベジタリアンと違って、卵や乳製品などあらゆる動物由来の食物を避けるんだとか。
ウール、毛皮等の革製品などの製品の使用もしていないとか。

あらすじに載せきれませんでしたが、夫婦の娘の彼氏が“ヴィーガン”で、
訪問の際に食事制限の詳しい記載があります。




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欧州映画は、展開が予測負荷の作品も多いです・・

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「ブリキの太鼓」

2024年01月19日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
1981年公開の映画の紹介です

監督は、フォルカー・シュレンドルフ。
ドイツの作家ギュンター・グラスの小説が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、ダーフィト・ベンネント、マリオ・アドルフ、アンゲラ・ヴィンクラー、
ダニエル・オルブリフスキー、カタリナ・タルバッハ、シャルル・アズナヴール。

(あらすじ)
3歳の姿で成長が止まったオスカルの語りで、物語は進みます。
『(1924年)自分が生まれた時、最初に見たのは60ワットの電球だった。
辺りの様子から胎内に戻ろうかと思ったが、聞こえた母の言葉で踏みとどまった。
「3歳になったらブリキの太鼓をあげるわ」』
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ダンツィヒ(ポーランド)。
3歳になってブリキの太鼓を腰に下げたオスカルは、
冷めた目で大人たちの様子を窺い、3歳のままの姿でいる決断をします。
オスカルは地下の階段からわざと落ち、
そのせいで成長が止まったと両親・アルフレートとアグネスは信じたのでした。
ある日壊れている太鼓に気づいたアルフレートは、
直すためにオスカルから無理やり取り上げようとします。
嫌がるオスカルは叫び声をあげ、大きな柱時計のガラスが割れ、皆驚きます。
毎週木曜日、アグネスと出掛けるオスカルはおもちゃ屋を訪ねます。
アグネスは店主に、30分ほどオスカルを預かるよう頼み出ていきます。
後を付けたオスカルは、通りのホテルの窓から、
アルフレートよりも前にアグネスと付き合いのあるヤンの姿を見つけます。
アグネスはそのホテルに駆け込み、オスカルはテレビに上ります。
そこでオスカルは叫び始めたのです・・・

******************************************
この映画は、ディレクターズ・カット版で162分、
あらすじの後、まだまだ物語は続きます。

この映画は、1979年度カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞と、
アカデミー外国語映画賞を受賞しています。

原作の長篇小説は、ギュンター・グラスの『ダンツィヒ三部作』の1作品目のようです。
他は『猫と鼠』『犬の年』。

オスカル役は、当時11歳のダーフィト・ベンネント。
スイス出身の俳優さんのようです。
今年、多分58歳ほど。
映画は他に、「レジェンド/光と闇の伝説」(1987)、「バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い」(2013・劇場未公開)などの出演があります。




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タイトル知りつつ、観たのは初めてです
原作はドイツ文学の重要作品らしい・・・
“文学作品”は納得

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