なぎのあとさき

日記です。

talkin blues

2005年09月14日 | 日々のこと



ちゃて、けじゅくろいもおわったち



あちょぼうか!

9月13日、火曜、最高気温35度。
ここ数年、平均すると最後の夏日は9月21日頃という話。

朝、昨日買ってきた黄花コスモスとりんどう、
どこに植えるか迷っていたハギを植え付け。
シュウメイギクも1日1、2輪ずつ花が開き、
山野草コーナーに秋の気配。
といっても夏の花も元気で、
サルビアは花穂が多くて切り戻したくても切り戻せない。
雑草とり、猫トイレ掃除、洗濯物干など庭仕事してたら
全身汗だく。海に飛び込みたいくらい暑い。

会社で。コルレオーネ弟に新宿事件の顛末をきく。
兄の帰り際に一服しながらその話をしてたら、弟も来る。

Cが会社まで迎えに来てくれて、スタバのベンチでアサイージュース。
鐘中、このジュースを飲むとラクに。
職探し中のC「面接ってへこむよね」。
時間が早かったので伊勢丹へ。
ロッシで今年のブーツをチェック。2階で秋物服もチェック。

日が落ちても30度。
たった今夏が始まった気持ちでBob Marley『Natty Dread』をかけて歌う。

一度うちに帰って猫らにご飯をあげて一服。
ジムグッズを持ってジムへ。
ジム脇の道で二人のかわい子ちゃん発見、もう一回り。
戻ってくると二人は消えていた。 
わりとまじめにマシン。

帰りにボエム。
「テラスはもうラストオーダー」といわれたけれど
「急いで食べますから!」と2回いってテラスに陣取る。
ほうれん草サラダ、プッタネスカ、アールグレイ。
Cは鐘がなり、私は遅れたので久々に足並みが揃って、
一緒にいて何をしていても楽しい。
Cは今日顔を4箇所蚊に刺されたとぼやいていた。
「燃えよ剣」を読み終えたばかりのCは、
私の近況を長州と薩摩の不仲になぞらえて、
そこに会津の話もからめつつ
「やっぱり江戸をとるのは長州なんだよね」
「でもペリーが来航するかもしれないし」
「ああ、ペリーね」 さらに黒船来航について一くさり。
その他、「私が猫を見るときの目で私を見るのはやめてほしい」
(「いっそやりたいだけの目で見られたい」)話、
メールの3点リーダーはエヌジー。 

トイレでCは見知らぬ外国人の女性に泣かれた。
別れ話の最中だったその女性は、
結婚して12年になる夫が若い女と浮気して子供を作り、
別れてくれといわれたという。
Cは彼女らが帰ってからも気にしていた。

帰り道もNatty Dread。

but I'm gonna stare in the sun
let the rays shine in my eyes
I'ma gonna take a just a one step more

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小町娘のレメディオス

2005年09月14日 | 日々のこと



モンチはまえあちを丁寧に毛づくろいする



同じとこばっかりなめるのがモンチのやり方



爪をひっぱったりも



なにちててもかわいすぎるんだから~

9月12日、月曜、晴れ、暑い。
どんなに暑くても、これ以上暑くはならないと思うと、
真夏のテンションには程遠く、気持ちは落ち着いている。

サルビアの株が大きくなりすぎて、後ろの花が見えない。
最近庭に、中型の鳥がよく来る。木の枝に止まっている。
猫たちは真剣に鳥を見ている。
モンチは特に真剣で、飛び立っていなくなるまで目をそらさない。

WJ、パウリーがかっこかわいい。
会社につくとすぐ初代が来て、ベランダの花の写真を自慢そうに見せた。
でも植木市で買った花を並べただけだった。
先輩のKさん、買ってから一度も履いてないというサンダルを、
「はくかなぁ~と思って」と持ってきてくれたので、ありがたく頂く。

会社の帰り、花屋で黄花コスモス(210円)、りんどう(580円)。
花屋の人によると、りんどうは花の上から水をやると
花の中に水がたまって腐ってしまうそうなので、根元に水を遣ること。
マック買って食べながら帰る。
帰り道、オシロイバナは今も満開。甘い匂いを放っている。

花をテーブルの上に出すと、黄花コスモスの葉をビーがさっそくかじった。
モンチはおもちゃをえり好みして、
飽きると私の顔を見て「ニャッ」と鳴くのが小面憎い。
ニャッと鳴くときは両耳が左右に軽く倒れる。
ビーはちょっと走ったら終わり。
ベッドの上にいき、マイ枕に頭を乗せて、毛づくろいしたり眠ったり。
殿はどんなに体勢が悪くても、膝の上で寝ている。

ダーが遅いので一人であいのり、内P(笑わせ王で笑うのをこらえる日村の顔がヤバイ!)。
寝る前にお腹がすいて、うっかりサッポロ一番塩ラーメンを作って食べる。

『百年の孤独』
アウレリャーノ・トリステが訪ねたレベーカの描写。
ホセ・アルカディオ亡き後、ひび割れて風化した家で、
孤独に生きるレベーカは、まさにパータレを愛した女の成れの果て。

○その善意も、長年のあいだ苦悩と悲惨に耐えて、やっと孤独のうちに慰めを見出すようになったのだ。今さらそれを捨てて当てにならない他人の慈悲にすがり、おだやかな老いの日々をかきみだされるのはごめんだ、というレベーカの頑固な反対で実を結ばなかった。

セグンド2人と兄妹である小町娘のレメディオスは、
この小説で一番美しい娘かも。
あらゆる窮屈なしきたりに生まれつき馴染めないレメディオスは、
家の中で、自分で作った麻の服1枚でふわふわしている。

○いつまでも少女時代の美しさをとどめていて、ますます形式ばったことに無関心になった。悪意や猜疑心などからもますます縁遠くなり、素朴さにあふれた自分だけの世界の喜びに浸っていた。
○ひたすら快適さを求めて流行から遠ざかり、自然にまかせて世界のきまりを無視すればするだけ、信じがたいほどのその美貌はますます見る者の心をまどわし、いっそう男たちを挑発する結果になった。

彼女の行く末もすごい。

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オペラ?

2005年09月12日 | 日々のこと





9月11日、日曜、晴れのち雨。

配水管の清掃で人が来るので早く起きる。
和室でごろごろしてた猫たちは、ピンポーンの音で四方に逃げる。
清掃の人が帰ってからも、モンチはしばらく出てこなかった。

ダーはスーツで、私も秋物スカートでお洒落して、投票所へ。
2時頃に行ったら人が途切れず来ていて、若い人が多かった。

渋谷に出て、井の頭線で吉祥寺に出て三鷹へ。
井の頭線の途中で大雨。
三鷹の駅前では、雨の中神輿が出てお祭りをやっていた。
駅からすぐのビルの蕎麦屋でパパママに会い、海老天ぷらそば(1350円)。
ママはまたバッグの中に入れて使う小バッグを持ってきてくれた。
ダーママから携帯に電話あり。長話で要点が分からず。
時間があったのでコーヒーでも飲もうと、
小雨降るなか駅周辺で喫茶店を探したけど、なぜか見つからない。
パチ屋と理容院ばかり。
雨が止まないのでタクシーで公会堂へ。
タクシーの運ちゃんがいい人で、「混んでるからここで」と、
行程の半分くらいのところでメーターを止めた。
「すいてればだいたいこの金額ですから」
皆でお礼をいって降りる。

パパの知り合いの指揮者による、ハイドンのオペラ「月の世界」を鑑賞。
オペラっていうから気合入れてお洒落してきたのに、
素人に近い集団による庶民的公演だった。歌もシナリオも今ひとつ。
衣装とメイク、オーケストラの演奏は結構よかった。
舞台が始まる前の、オーケストラの音あわせを聞いていると眠くなる。
皆でなんのかのといいながらも、
暗い中で浮かび上がるステージを眺めて、
音楽を聴くのは楽しかった。フルートの音色がよかった。

帰りも雨やまず。新宿に出て、MY CITYで寿司。
アワビ、あぶりカジキ、あぶりサーモン、中トロ、タイなど美味。
最後のアサリのお椀も、うちで作るのと何かが違って美味しい。
ダーとパパはビールの後で芋焼酎。気前良くダー払い。
パパもママも「ダーくんかっこいいねぇ」

帰りの電車でしりとり竜王戦「セレブっぽい言葉」。

帰って選挙速報。ママが持ってきてくれたレモンパンをかじりながら。
梨も食べる。

BECKの22・23巻。ジムがビデオを撮る話。
蘭にビシッとゆうコユキはかっこいい。

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台風一過

2005年09月10日 | 日々のこと



あつくてもびったりだっこされる殿

9月8日、木曜、台風一過の快晴、35度超え。

9時起床、蚊遣り線香を焚いてゆっくり庭仕事。
【今日の花】
・昨日買ったナデシコ2株を山野草コーナー前方に植付。
・ペンステモンなど伸びすぎた草を切り戻す。
つい先日切り戻したオレガノは、わき芽が伸びて垂れている。
・生い茂るばかりで花の咲かないチェリーセージを思い切って切り戻す。

植木市に行くと海賊おじさんもいて、ナデシコ(100円)買ってくれる。
さらにハギ(400円)。喫煙所で植木談義。初代とも植木談義。
静かに修羅場が始まって何をするにも集中力が出ず、
植木ももっとゆっくり見て買いたかったけど、選ぶことすらままならない。

家に帰っても何も手につかないので、四足になって家中徘徊。
猫たちがぞろぞろついてくる。いろんな場所でごろん。
寝室に行くと、ビーが先回りして、私の枕に頭を乗せてごろん。
自分のドッペルゲンガーを見てる気がした。
夜になると涼しくなるので、モンチがよく遊ぶ。
おもちゃ置き場からおもちゃを引きずっては持ってくる。
ちょっと遊ぶと飽きるようになった。

食欲がないので晩ご飯は抜く。ウィダー。
ダーには餃子、鯵の干物、めかぶの吸い物、納豆、ご飯。

木曜は最近、Q様から松紳までテレビ。
テレビを見ていると、いつもダーの膝に行く殿が、今日は私の膝に来た。
「暑いでしょ」「暑い」「殿はしっとりしてるから蒸し暑いの」「蒸すね」
殿は寝てるうちにしっとりしてくる。ビーとモンはそんなことはない。
殿が私の膝からお腹に伸びて寝ていると、
本当に蒸し暑くて首の裏まで熱くなってくるけれど、
殿は気持ちよく寝ているのでどかす気にはならない。
窓の外から鈴虫の声が聞こえるけど、まだ暑さの残る夜。

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台風、花の日

2005年09月08日 | 日々のこと



9月7日、台風の強い風が吹く。晴れたり雲ったり。

花の日で植木市へ。
台風でときどき雨がぱらつく中、お店を出していてくれた。
オイランソウ(白ピンク、350円)、ミソハギ(300円)
シュウメイギク(600円)、ナデシコ×4(400円)

この日が誕生日の初代が「くれよ」というので、
ナデシコ2株プレゼント。
お昼、社食の窓からすごい勢いで流れる雲を見る。

先日打ち上げで酔っ払ってからんできたPから仕事電話。
フォローしまくっていた。
夜は新橋で焼肉。海賊おじさん、養子になるかもしれない話。
食後、駅近くの喫茶店でおいしい珈琲。

家に帰るとダーがサッカーを見ていた。
洗濯物をしまうので、猫を和室にいるダーに任せて庭に出ていると、
ビーが外に出てきた。

ビーは左隣の庭にいき、
リュウゼンランの葉っぱの匂いをくんくんかいでいてる。
ビー、と呼ぶとうちの庭に戻ってきたけれど、
あまりに嬉しそうで、すぐにつかまえるに忍びなく、
右隣の庭に入ろうとするのを見ていた。
その庭は雑草がビーの背丈より高く生い茂っていてビーは入れない。
ビーはうちの庭を走って横切り、また左隣の庭へ。
またすぐ戻るだろうと思って雑草を抜きながら待っていると、
ビーが戻ってきてフェンスの上から私の手元をじっとみている。
そのまま抱っこして、家に戻った。
その間、5、6箇所蚊にさされた。

ダーは、戻ってきたビーにスルメをあぶってあげた。
その後、ビーがもう一度外に出たくて窓を爪でコンコンたたくので、
ダーに「何でちゃんと和室のドア閉めて猫たち見ててくれなかったの?」
「すぎたことをうるさいなぁ」といううちに喧嘩。
私は悲しい気持ちになって、キッチンの隅の椅子に座って、黙って煙草を吸った。
ダーは私の悲しい顔を見て、猫を構い始めた。
私は煙草を吸ってボーッとしたら怒りが消えた。
CSで「アマチュア」を見てるうちに眠くなって寝る。
ダーはアマチュアを最後まで見た後、
DVD返却期限ぎりのスター・ウォーズ エピソード2を見ていた。

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秋刀魚後日談

2005年09月08日 | 猫トーク





にゃんちょ(残暑)であちゅいのにゃ

9月6日、火曜、台風接近中、雨、湿気。

秋刀魚の骨は、ビニール袋を2重にしてきつく結び、
ゴミ箱の下の方に捨てた。
明け方、骨を取り出そうとしてるところをダーに取り押さえられ、
諦めたかに見えたビーだった。

けれど次の日仕事を終えて家に帰ると、
殿とモンはいつもどおり玄関まで迎えに出てきたのに、ビーが出てこない。
寝室を見ると、ベッドの上で「あたちは寝てるけど何か?」ととぼけた顔。
もしやと思ってゴミ箱を見ると、一見何も乱れていない。
でもよく見ると、ゴミ箱の袋の上に、
さりげなく秋刀魚の骨を入れた袋が破れて置いてあった。
ゴミ箱の中を撒き散らして何度か叱られたビーは、
ゴミを散らかさないように、袋を破るのも最低限に抑え、
ほかのものを散らかさずに、秋刀魚の骨だけうまく取り出した。
そして骨の入っていた袋だけはゴミ箱に残す。
一度外に持ち出してからまた戻したのかどうかまではわからないけど、
ゴミを漁ったことが分からないようにしてあったのだ。
そこまでしても、やはりやましい気持ちがあるらしく、私の前に出てこない。

なんてビーは賢いんだろう。
ここまでするビーを叱るなんてとんでもない。
ふたつきのゴミ箱にしない私が悪い。
お腹こわしたり、骨が喉に刺さったりしなくてよかった。
ビーはもともとヤワな猫じゃないけど。
ベッドで寝てるビーのところに行くと、
ビーはやましさで耳を少し伏せて逃げる体勢をとるふりをしたけれど、
あまりの賢さに感動した私はビーを撫でながら「ビーはすごい!」と誉めそやした。

ダーはこの日明け方まで飲みだったので、
次の朝にビーのこの話をすると、ダーはビーをだっこして
「ビー! ゴミ漁ったらだめじゃーん」と軽く叱った。
ビーは賢いので、(秋刀魚だ)とすぐに察して耳を伏せる。
でもダーもビーの賢さに感服して大して叱る気がないのを
ビーはさっさと見抜いて済ました顔。
ダー「あんまり怒ってないと思ってるな!」 

朝ご飯は舞茸ご飯でおにぎり。
会社でセブン大勝の二代目から山のようなお菓子。アイスTラテ。
お昼は中華屋で芝エビと高菜炒めの定食。体重がまずいので夜ご飯は抜く。

夜はジムに行くつもりでCに会ってTレモンパッションティー。
三茶で猫缶、シーバ。Cんちに戻って一服。
秋がさかりのCは、帰国中のシスタに会った話を一人でしゃべりたおしていた。
シスタは、旦那と別れて熱愛中。相当な修羅場で子供たちは傷ついた。
「強い子供なんていないよ。
自分の母親がそういう人間だってことを受け入れるしかないんだよ」

日曜、外に出た途端にパラッと降り出した雨は秋雨前線だった。
秋雨前線と台風が一緒に来て、何のモチベーションもない。
読書が一番しっくりくる。

「百年の孤独」を再開。
大佐が戦争をやめて家に戻ってからの話。
ウルスラにとっては曾孫にあたるセグンド二人の代になった。
時間がぐるぐる回っている。

今日は自分の気配をなるべく消して、猫たちの遊ぶ様子を見ていた。
倉庫部屋は、ダンボールの山と、服を買ったとき服を包む薄紙、
服が散らかって、そこで追いかけっこしている。
今までビーから喧嘩を売るのを全然見たことがなかったけれど、
今日は殿につっこみ、モンチにもつっこんでいた。
私が見てるのに気づくと、追いかけっこをやめる。

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其の七 土曜日

2005年09月08日 | ビーに降る愛の歌 2002

 週末で仕事は休み。Tは朝から仕事に行った。
 午前中は、自転車で一回りビーを探した後で、昨日リストアップした公共施設に電話をかけまくって過ごした。夏休み中の土曜とはいっても、守衛や職員など誰かしら電話に出た。
「あの、お忙しいところすみません、私近所に住んでいる者ですが、飼い猫が家出しまして、そちらの学校の敷地内で猫を見かけることはないでしょうか」
 どこの学校でも猫くらい見かけるだろうが、電話に出た相手は皆丁寧に答えてくれた。
「猫? いますよ、いっぱいいます。校庭で糞をしていくんでね、私野球部の顧問なんですが、朝練に来た生徒が片付けてるんですよ」「そうですか」「どんな猫?」 ビーの特徴を説明する。「そう、じゃあ気をつけて見とくよ」「あと、すみません。これからファックスで猫の特徴を書いた紙を送りますので、学校にいらっしゃる他の方にも聞いてみていただけるとありがたいのですが」「いいですよ」「その紙に私の連絡先を書いておきますので、どんな情報でもありましたらご連絡ください」「わかりました」「それとですね、学校の門の前に尋ね猫の張り紙をしてもよろしいですか? もちろん後ではがしますので」「いいですよ」
 そんなやりとりを、学校や寺社など十数件に電話して繰り返した。
今思えば、猫を見かけたら連絡してくれ、なんて図々しいお願いのような気もするが、藁にもすがりたい私は必死で見ず知らずの人々にお願いして、彼らを信じた。皆、親切に対応してくれて、電話したすべての施設に迷い猫のチラシをファックスで送った。
それから自転車で、電話した各施設を回り、目立つところにチラシを貼った。
さらに動物病院、ペットフードを置いている店にはお店の中と外にチラシを貼らせてもらった。

 インターネットで迷い猫マニュアルを調べたCが、「ペットがいなくなったとき、まず最初にすることは警察に届けを出すことらしいよ」と教えてくれたので交番にも行った。
 交番に行って事情を話すと、「は? 猫?」と警官は面食らった顔をした。「警察に届けを出すと聞いたんです!」といって、半ばごり押しで盗難届けと同じように、いつ、どこで、どんな猫がいなくなったか警察官にメモをとってもらった。「何か情報があったら連絡してください」と強くいって、交番を後にした。

 じっとしていると息が苦しくなって胸が痛むけれど、ビーを探して動き回っているときは普通に呼吸ができた。できることは何でもやろうと思って、ペット探偵にも電話してみることにした。
 ネットで何件かピックアップしたけれど、どこも結構なお金がかかり、どこまで信用できるのかがよくわからない。とりあえず、「テレビの特番でおなじみ」がうたい文句の、大手探偵社に電話をかけてみた。
「あの、猫が家出したのでお願いしようかな、と思いまして」
「どれくらい帰ってこないんですか?」、40代くらいの男性の声だった。
「今日で6日になります」
「清掃局には電話した?」
 清掃局、と聞いて、頭が割れるように痛み始めた。目の前が真っ暗になって言葉が出ない。
「1週間も猫が帰らないっていうときはね~、8割がた事故だね」
 あまりのショックでそのまま電話を切った。
 涙が溢れてきた。清掃局という味気ない言葉が頭の中に鳴り響いていた。その言葉をビーにリンクするつもりはない。いなくなった夜からずっと家の周りの通りはチェックして、事故にあった猫は1匹も見ていない。8割がたという言葉も、そのまま信じたわけではないけれど、あまりにもショッキングな言葉に胸が苦しくて仕方ないので、頭を床に打ち付けた。いくら打ち付けても苦しさが治まらないので、ステレオに手を伸ばしてCDの再生ボタンを押し、3曲目、『Is this love』をかけた。

I wanna love you and treat you right;
I wanna love you every day and every night:
We'll be together with a roof right over our heads;
We'll share the shelter of my single bed;
We'll share the same room, yeah! - for Jah provide the bread.
Is this love - is this love - is this love -
Is this love that I'm feelin'?

 ビーのことだけ考えて、ビーに伝わるように、強い気持ちをこめて、涙ながらに大声で歌った。ビーには私の声が聞こえていると信じていた。私はここにいるよ。ビーの家はここよ。愛してる。愛してる。愛してる。

 歌の途中でCが来た。泣いている私を見て、
「どうしたの! 何かあったの?」
「今ね、ペット探偵に電話したら、いきなり清掃局に電話しろっていわれて、家出猫は8割がた事故っていわれて」、ウワ~ッと泣いた。
「どこのペット探偵? この番号? よし、電話してくる」
 Cは外に出てからしばらくして戻り、
「当分立ち直れないくらい落としてやったから。ありえないよ。Nちゃんがどんな気持ちで電話してるのかも考えないでそんなこというなんて。あのオヤジの仕事も人間性も全部否定してやったから。気にしちゃだめだよ、あんなやつのいうこと」
「うん、ありがとう」
「さあ、ビーを探そう」
 もうペット探偵に頼む気はなくなっていた。その分自分で探せばいい。土曜日で時間があったので、明るいうちから広い範囲を探したけれどビーはいなかった。

 気分転換に、少しドライブをした。Cは適当に車を走らせているようだったけれど、気がつくと狛江にいた。狛江はビーの生まれた町だ。川が近くて、緑が多く残っている。私は川に、緑に、木に、そこにいる八百万の神々に祈った。ビーが元気でいて、うちに帰ってくるように。青い空に、夏らしい大きい雲があった。そのアーモンド形の大きい雲は、紛れもなくビーの形だった。耳を伏せて、口をあけて、ネズミのような小さい雲を追いかけていた。その雲が「ビーは元気でいるよ」というビーからのメッセージだと思って、涙が止まらなかった。離れていてもメッセージを送ってくれるなんて、賢くて思いやりのあるビーらしいと思って泣いた。

 Tに電話して、念のため清掃局の問い合わせを頼んだ。恐ろしくて、「絶対ないとは思うけど万が一のことが万が一あったとしても、そんなことはないとは絶対ないとは思うけど、私にはいわないで」と頼んだ。
しばらくするとTから電話があり、「この辺りで8月に入ってから猫の事故の記録はないって。大丈夫、ビーは事故なんかに遭う猫じゃないよ。どっかで遊んでるよ」。恐ろしくて嫌だったけど、この問い合わせをしたことで、事故の可能性はゼロだと確信することができた。
ビーはどこかにいて、ビーも私を探しているのだ。

 夜もビーを探したけれど見つからなかった。
 食事が喉をとおらず、何を食べても味がしなかったけれど、スイカだけは美味しく食べられた。

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秋刀魚

2005年09月07日 | 日々のこと



タワーの上にいつと、ちょっと強そうな顔

9月5日、月曜、昨夜半から大雨洪水注意報。
朝になっても大雨。

おちまさとのブログで内Pが終わることを確認。
今、1番楽しみなテレビだったのに!
月曜はジャンプで始まり内Pで終わるのが当たり前だったのに。
ほんと残念。

夜になって雷雨。
晩ご飯はビール、秋刀魚の塩焼き、トマト・ささみ・胡瓜・
さしみ若布の胡麻マヨサラダ、大根味噌汁、大根おろし、まいたけご飯(水が多すぎた)。
ダーが早く帰れるというので待って、あいのりの時間に一緒に食べる。
秋刀魚を焼こうと冷蔵庫から出すと、ビーが起きてきて秋刀魚をじっと見る。
魚を見ると両目がパッとひらいていつも以上に可愛い顔になる。
少しあげたけど、ビー的に味が淡白すぎるのか、
3口くらい食べるとどこかへ行ってしまった。
初ものなのでほかの子にも少しあげる。
殿は炊き込みご飯の中の笹身の方がよく食べた。
ダーは秋刀魚をきれいに食べたあと、
「Nちゃん」「ん?」(少しの間)
「ブーツ買ってあげるからね」 秋刀魚でブーツが釣れた。

内P、下ネタも爽やかで超笑う。アメトーク。

午前4時頃、誰もが寝静まった頃合いを見計らって、
ビーはそっとゴミ袋の中から秋刀魚のゴミの入った袋を取り出したらしい。
和室で寝てたダーが、がさごそいう音に気が付いて見に行くと、
ビーがゴミ箱を倒さずに、中から秋刀魚の袋だけをうまく取り出して、
秋刀魚の袋を破ろうとしているところだった。

朝になってその話をしながら、ダーはビーを膝に乗せた。
むりに膝に乗せてもすぐ降りてしまうビーだけど、
この時はちょっとした罪悪感のためか、
ダーの膝に抱かれるままになっていた。

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フタコday

2005年09月05日 | 日々のこと



9月4日、日曜。
朝のうちはいいお天気。
早めに家事を終えて、猫と遊んだり、ごろごろしたりしてのんびり。
朝ご飯はハニートースト、オムレツ、ベーコン、オレンジジュース。
洗濯物を干したままで家を出る。
少し歩くと天気雨が降ってきた。
天気雨が気持ちよくて、洗濯物のことは忘れて雨に濡れながら駅まで歩く。

タマタカ、ローダでクリームとチーク(1万6000円くらい)、
地下で生ジュース(桃)、アニエスで秋物スカート(2万5000円)、
黒のノースリーブ(6000円)。

一度デパートを出て植木屋をのぞくと、今日は猫の姿なし。
もんじゃ屋。ビール超冷えてうまい。
明太もちチーズ、べビスタコーン生イカ、えのきバター。
2枚目を焼いてから小豆ミルクのカキ氷。もんじゃの後のかき氷がまた美味い。
ダーも今年初のかき氷を食べてご満悦。お店の女の子がかわいい。

ポールスミスでダーのスーツ新調。
ネクタイの趣味が微妙に合わなかったけど、
結局私がいいといった方を選んでいた。
ビームスでスカート(1万1000円)、トップス(6000円)。
鐘前ということもあり、買い物中は何度も喧嘩。
ダーが見たいものを先に見てから
自分のものを見た方が物事がスムーズにすすむ。
デパ地下に入ったばかりのキムカツ、オテルドスズキでケーキ、
スーパーで食材、ハンズで培養土を買って雨に降られながら帰る。

家に帰って洗濯やりなおし。
トンカツと、みょうがをたっぷり刻んでそうめん。
熱い紅茶を入れてケーキ、ガキ使。
お風呂にゆっくりつかってブラックジャック。

「東京焼盡」読了。
イモリの腹の如く夕陽に腹を染めて飛ぶ敵機や赤い入道雲、
土手を染める火花、燃え上がる東京。
日本では決して二度と見ることはない恐ろしい光景を、
恐ろしくも美しい描写で百先生が見せてくれた。
11月から終戦する8月まで、毎日のように警戒警報が鳴り、
敵機が飛び交い焼夷弾が落とされる日々に、
怖がりの百先生はどれだけ神経をすり減らしただろう。

○この節の生活では恐れるという事意外に人生の意義は無いのではないかと云うようなことも考えた。

電気もなく、お米もなく、蚊取り線香もなく、
体が衰弱していく中で、たまたま手に入ったビールはどんな味がしただろう。
また、奥様の話がよく出てきて、お互いを思いやって生きる夫婦の姿が浮かんだ。

(前にも書いたけど、)
○濡れて行く旅人の後からはるる野路のむらさめで、もうお天気はよくなるだろう。

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プール納め

2005年09月05日 | 日々のこと



とるなよ、こんなとこー



にゃに?あちょぶ?

9月3日、土曜、晴れ。残暑続く。
パチ屋でもらったジニアをやっと植付。
カラミンサの株がまとまっていい感じ。
オレガノは枯れた花を切り戻す。
脇から新芽が伸びてまた花を咲かせている。
このところ毎朝、久石譲の「SUMMER」を聴く。

起きぬけに安野モヨ子『働きマン』2冊一気読み。
空、ビールを飲むコブタンの2コマで涙。
バカみたいに仕事していても、それで満足なんてできるわけない。
人がどんな気持ちで仕事をしてるのか、
どんな風にバランスをとってるのか、
その辺がリアルで、人ってかわいい生き物じゃん、と思う。
出版社にいた頃、若すぎて甘すぎて気持ちばかり先行して
バランスのとれなかった自分を思い出したのと、
誰のためでもなく自分のために、自分の中で納得して、
何かでバランスとりながらギリギリのところで働いている人たちの
健気さのようなものを感じて泣けてきた。
ダーにもすすめたけど「面白いのは知ってるよ。
でも使えない後輩とか多すぎる仕事とか徹夜で校了とか、
わざわざ読みたくないんだよね~」
安野さんの漫画の主人公は、
恋愛にしろ仕事にしろボロボロになってもトコトンやる。
それってそのまま安野さんの生き様でもあり、かっこいい。

朝ご飯はハニートースト、ウィンナー、オムレツ、オレンジジュース、ぶどう。
ゆっくり掃除、2時頃やっと家を出る。

大井スタバで待ち合わせ。古い家の軒先に見事な百日紅。蝉の声。
昨日のデート話は「終始つまらん!」
あまりにつまらなくておいさんキャラ炸裂。
モユのぶるるを聴いてからから芝公園のプールへ。
4時頃着いて、人も少なくゆったり泳ぐ。
何度も仰向けになって浮かび、ゆらゆらと空を見る。
空の高いところに、綿を伸ばしたような薄い雲がかかっている。
日が落ちて、空の色が変わっていく。今年はこれでプール納めかな。
「夏って瞬きする間に終わっちゃうね~」
「何もかもがまぶしくて、瞬きしてたら終わっちゃう」
5時前に閉館のアナウンス。

プール帰り、麻生十番でかき氷を食べられる店を探したけれど見つからず、
中国茶のカフェでお茶。
バナナとなんとか糖のケーキは美味しかった。
お茶もすごく美味しかったけれど、お茶1ポット千円以上は高いなり。

1週間したら存在が薄れた。
よく思い出せなくなっている時に、スネメール。
いごこちの悪さはほんの一瞬、その後は特に変わりなく。
ラーメン屋。

家に帰ってポテトチップ半袋、スモモ2個。
体重はMAXをさらに超過。

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草大好き

2005年09月04日 | 猫トーク



9月2日、晴れ、残暑。
ハイポを薄めて庭全体に撒く。さらに木酢液も撒く。
ルドベキア、サルビア、カラミンサがこれでもかと咲く。
最後まで夏を引っ張ろうとする花たちの姿勢にシンパシーを感じる。
ガウラも花穂の先に一つずつ花をつけて涼し気に咲いている。

肥料や防虫剤のかかっていないところに生える雑草の中から、
虫に食われていない、まだ若い、
色ツヤのいい稲科の雑草を抜いて、
片手に花束のように持って部屋に戻る。
水でさっと洗ってから、部屋のドアを開けると猫たちが集まってくる。
最近は私が庭に出ると、雑草のお土産があるのを覚えて、
ビーと殿がドアの外で待ち構えている。
雑草の束を見ると、ビーは「ニャー」(早くちょうだい!)と鳴く。
雑草を両手に均等に分けて腕を前に差し出すと、
すぐに食べ始める。
殿は楚々として葉っぱを1枚ずつ上品に食べる。
モンチも真似して1枚ずつ食べる。
ビーは20~30枚の葉っぱを一度にガッとかじり、
ガッガッと3口くらいで食べる。勇ましい食べっぷり。

二代目が出張でいないので、初代が部長席にいりびたる。
ドコモショップ&ラーメンで神田へ。
暑いので行きはタクシー。
ドコモショップに行ってから安売り店に行って携帯機種変(25000円)。
デザインを重視して値段のことを忘れ、
買った後でちょっと高すぎると思った。いらない機能も多すぎ。
ラーメン、味玉。
初代も携帯を交換してもらったらデータが飛んで泣きそうになっていた。
今日は部に私しかいなかったので
早く帰りたかったのに結局7時すぎまで仕事。

ジム休み。ダーは仕事飲み。夜は猫たちとのんびり。
晩ご飯はプッタネスカを作って1.5人前。
われ鐘明けにどんなに体重を落としても、
われ鐘寸前にはMAXに戻る。満腹中枢が鈍ってる感じ。
タモリ倶楽部、変な生き物の交尾特集、超笑う。
途中でダーが帰って虎の門。

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其の六 金曜日

2005年09月02日 | ビーに降る愛の歌 2002

 猛暑続く。朝は家の周り半径100mでビーを探し、世田谷観音でビーの無事を祈った。
 なるべく早い時間に保健所に問い合わせてくれるよう、Tに頼んでから仕事に行った。Cも問い合わせてくれるといっていたけれど、Cは何時に起きるかわからない。問い合わせると決めたら、なるべく早くしたいと思ったけれど、自分で問い合わせる勇気はどうしたってなくて、自分がどれだけ弱い人間なのか思い知った。
 仕事の途中でTから電話があった。
「保健所って区役所の中にあって、聞いてみたけど、ビーに似た猫は保護されてないって」「そう」「週1くらいしたらまた問い合わせてみてって」「そう」。
その後にCからも電話があった。「今電話したら、区役所の人が同じような問い合わせがTくんからあったって聞いて」「そうなの、問い合わせてもらったの。ありがとうね」「Tくんも動いてるならよかった」「うん」

 仕事中に手があくと、家の周辺の地図を見ながら学校や寺社などの公共施設をリストアップして、電話番号を調べておいた。明日は土曜なので、片っ端から電話をかけてビーを見かけた人がいないか聞いてみるつもりだった。

 仕事の後で迎えに行くよ、とCからメールが来た。
Cは凄みのある美人で気も強くて、同居している姑にも怖がられている。校了の度に痩せこけて青白くなってしまうTより頼もしい感じがあって、一緒にいるだけで安心できるので、今は常に傍に居て欲しいくらいだけれど、今日は一人で家に帰ることにした。Cは旦那の家族と同居していて、家族の面倒を見るのが主婦であるCの仕事で、あまり邪魔をするわけにもいかない。

 家に帰り、一通り家の周りを見回ってから、今日リストアップした公共施設の一つで、家から一番近い場所にある小学校へ行き、守衛を呼び出した。茶髪でロングヘアの男が玄関から出てきた。
「あの、近所に住んでいる者ですが、猫が家出しまして、敷地内を探させて欲しいのですが」
「いいですよ。この辺、夜になると猫、いっぱいいますよ。どんな猫ですか?」
「こげ茶色のサバトラです」
「一緒に探しましょうか?」
「いいんです。知らない人がいるとかえって出てこないと思いますので。ありがとうございます」
「じゃあ、探し終わったら後でまた自分呼んでください」
「はい。失礼します」
 学校の中を、くまなく探した。学校の中は猫が潜んでいそうな茂みや物陰が多い。探している間は、あの植え込みにきっとビーがいる、この小屋の裏にきっといる、と期待が途切れないので、息ぐるしさを感じずにすんだ。茶色っぽい猫がいたので「ビー?」といいながら近づくと、ビーより一回り小さい猫だった。「見かけたら、よろしくね」
 また、ずっと気になっていた猫の水飲み場になりそうな場所も、学校の中で見ることができた。池、貯水槽、プール。
 再び門に戻り、守衛を呼んだ。
「ありがとうございました」「いませんでした?」「はい、残念ながら。もし見かけたら、連絡していただけますでしょうか」「わかりました」「私のケータイ番号です」
 ビーについてひとしきり説明してから家に戻った。

 家に戻ると、母から電話があって、「ビーがいなくなっ」までいって泣いた。
「困った猫ねえ~。でも猫なんだから、家出くらいするわよ。よくあることじゃない」
 ほかの誰かに、こんなありきたりな台詞で片付けられたら、その人と一生口をききたくないと思うところだが、母なので別に構わなかった。母には最初から何かを期待しているわけではなく、ただ話を聞いてもらえばよかった。
「もう苦しくて苦しくて、自分つねったりしてるの」
「バカね、やめなさい」
「だって心配で、心配で、どこにいるかわかんないし」
 嗚咽しながら泣きじゃくっている間、
「帰ってくるといいけどねえ」「困ったわね~」「ビーはろくなことしないわね~」と母はぶつぶついった。電話口ではなく、母の膝の上で泣きたいと思った。ひとしきり泣き言を言って電話を切り、一人で声をあげて泣いた。

 ビーがいなくなってから、ビーがいない寂しさと、ビーが心配な気持ちのブレンド具合が一瞬ごとに変わり、一瞬ごとに違う新鮮な苦しさがおそいかかる。その度に自分の太ももをぎゅっとつねり、「ビーは元気でやってる」と3回となえ、ボブ・マーリィの歌を歌った。人が周りにいるときは、頭の中で歌った。
 家にいる時一番歌った曲は『Sun is shining』。

Sun is shining,the weather is sweet.

 梅雨の間にこの曲を覚えていたときは、ねっとり暗いメロディーが、晴れやかな歌詞と合っていないと思ったけれど、肌と空気の境界が曖昧になって、頭の中が朦朧とする猛暑になると、これほどしっくりくる詩もメロディーもほかにはないと思った。

To the rescure, here I am!
want you to know ya,here I stand!

 救いのため、俺はここにいる。知って欲しい、俺がここにいるとを。

 すべての民に向けてボブが歌ったこの曲を、私はビーのために歌った。
 犬や猫は、離れていても飼い主の気持ちを察知すると聞いたことがある。外出から帰ったとき、玄関の前で犬や猫が飼い主を待ち構えているのは、飼い主が外で「家に帰ろう」と思った瞬間から待っているのだと聞いたことがある。その根拠までは覚えていないけれど、言葉を話さない猫が、言葉以外のコミュニケーション能力が発達していても不思議ではない。猫同士の集会で、猫たちが黙ってじっとしている時も、言葉以外の何かが通いあっているはずだ。
 離れていても、気持ちがビーに届いていることを信じて、ボブの歌を歌い続けた。
猫にわかりやすいように、〝To the rescure〟のところではビーの好きな青身魚の煮たのや、豊かな水、静かな寝床、私自身の姿をイメージし、〝here I am〟のところでは、うちのアパートの外観や中をイメージして歌った。強いテレパシーを送るために、〝here〟の部分は特に集中して力を込めた。もともとビーのことしか考えられない状況なので、クリアなイメージをこれ以上ない集中力でビーに送っている確信があった。ビーがどこかで私の送るテレパシーを感じ取り、私を探していることを何度かイメージするうちに、ビーも私を探している、というイメージもリアルに見えてきて、確信に近づいていた。

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残暑

2005年09月02日 | 日々のこと



おちょとはどうにゃってゆのかにゃ



くるっ!(ふりむいたとたんに、外のことはわちゅれる)

朝、目が覚めているのに布団から出ずに、
起きるかどうしようかうだうだしていると、
ビーが見かねたのかベッドの下から私の腹の上にジャンプ! 
「ウッ!」 
次にビーは私の鎖骨の間の喉の部分に
前足を置いて全体重をかける。
「ゴホッゴホッ」
起きた。ビーは枕元で涼しい顔。

9月になり、いい感じの残暑が始まった。一日お天気。
うっかり鉢を割ったニチニチソウを地に下ろす。
ニチニチソウは全く気にしないでいっぱい花を咲かせている。
朝の掃除中、夏の間に紛失しあきらめかけていた
サングラスが見つかった。嬉しい。
朝ご飯はシャウエッセンと目玉焼き。駅でウィダー、会社でチョコラBB。

昨日吉宗大勝ちのドンちゃんが、
お昼につけ麺おごってくれる。
コルレオーネ弟、今日も気が効いている。

帰りにM駅スタバテラスで待ち合わせ。オヤジにうんざり話。
胡散臭い女優の話。
五反田の薬屋、スーパーに寄って猫缶その他。
途中白金あたりで老ゴリラと同じ車が停まってたので
中を見ると老ゴリラがいた。素通り。
ジムも素通りして三茶東急でハイポほか、いろいろお買い物。
ジムのジの字も出ずにボエムのテラスでカプレーゼ、カルボナーラ。
世田パから鈴虫の声。
うちに寄って一服。ビーが来てテーブルの上でごろん。
やっとビーもCに慣れたのか、丸くなったのか。

巨峰とピオーネ。
ダーはピオーネが美味いといってよく食べた。
私は今年は巨峰の方が好み。

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8月31日

2005年09月02日 | 猫トーク





8月31日の今日は、8月最後の切ない日であり、
それ以上に大変めでたいビーのお誕生日でもある。
朝起きてすぐ、「ビーお誕生日おめでとう」
朝ご飯にカリカリ、カツオ節をあげる。
食べ終わるとビーはさっさと倉庫部屋の窓の上で寝る。

【5歳になったビー】
・体重5.3㌔。
・カリカリはモンプチ、銀のスプーン、シーバが好き。
ベッツプラン、サイエンスダイエットもよく食べる。
・猫缶はだいたい何でも食べる。
・鯵大好き。スルメはもっと好き。
・葉っぱも好き。特に庭のイネ科の雑草が好き。
・食べるときは、できるだけ他の2匹から離れて一人で食べるのが好き。
・アマゾンのダンボール、窓の上、ベッドの枕の上、テーブルの上、洗濯物の籐籠でよく寝る。
・病気もなく健康。
・他の2匹とよく追いかけっこする。
・モンチの相手は殿に任せている。
・自分から喧嘩を売ることはない。売られた喧嘩は買う。
・だっこ好き。外を見るのが好き。
・毛づくろいは丁寧。
・ビージャンプは健在。走るのも早い。

病気もせず、叱られるようなこともせず、
殿に因縁をつけられ、
モンチにちょっかい出されても自分から手を出すことはなく、
適当に二人の相手をしながら、
いい子で暮らしている。
無駄なことはせず、欲望に素直に、
食べて、寝て、遊んで暮らしている。
最近は外に出たくてゴネることもなく、
オモチャで遊ぶことも多くなった。
だっこして外を見せるといつまでも見ている。
これからますますビーとの日々を大切にしよう。
可愛い顔、丸っこい身体、短い足、
太くてくるんと丸まった尻尾、美しいサバトラの柄、ふわふわの毛並み。
Give thanks&praise!

朝ご飯はシャウエッセンと目玉焼き。駅でウィダー。
会社についてアイスTラテ。
初代からトップスのチョコケーキ。
2代目からアイスTドリップ。お昼は社食。
夜、九段で寿司。鯛、秋刀魚、イカの刺身、握り、どれも美味。
秋刀魚は先週から3度目。
時期はずれだな~と思ってたけど
初物が出る時期なんだと今日になって気付いた。
帰りのタクシーで一瞬吉原の女の気分がわかって
自分には無理だと痛感。ビッチをなめたらあかん。
なめられたらもっとあかん。一つ賢くなったところで、8月も終わる…。
夏は脳が溶けてバカ丸出しだったけど、少し気をひきしめる気になった。
お気に入りのサングラスもどこかに消えて、バカのツケはイタイ?
知的好奇心が芽生える。人間だもの。

夜、綺麗に手を洗ってうがいをしてから、猫たちを撫でる。
ビーに「おめでとう」といって純缶とカツオをあげた。
食べ終えるとビーは洗濯籠で寝た。



【8月の庭】
・8月になってからやっと咲いたルドベキアのほか、
プルン、サルビア、ペンタス、ニチニチソウ、サマーロベリア、
オイランソウ、ダールベルクデージー、ゼラニウム、
ハマナデシコ、キキョウ、チェリーセージなどが途切れず咲いた。
・蚊と陽射しがキツイので、8月の植付は避けたい。
でも雑草はちょくちょくとった。蚊取り線香、虫除けスプレーは必需品。
・台風や雨が多かったので、週2、3日は水遣りしない日もあった。
・緑の勢いが旺盛で、8月の庭も素晴らしい。

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