なぎのあとさき

日記です。

情緒的うすらばか

2005年02月28日 | 日々のこと



昨日の夜、ベッドには空きスペースがいっぱいあるのに、
殿はわざわざ私の腹の上で寝ていた。
おビも私の二の腕の上で寝ていた。

Iくんが夢に出てきた。
「俺結婚するよ、あの人と」と見知らぬ女を紹介されて、
夢の中で面白くない気持ちに。

ダーと一緒に駅まで。
サンジェルマンの胡麻入りもちもちパンを1個ずつ食べながら、
鈍行に並んで座って一緒にジャンプ。
「ワンピ」トムがかっこよくて男らしくて感動! 
フランキーが仲間になる線が一番濃くなってきた。
「ナルト」里を守るために砂の壁を作るなんて、
ガアラはなかなかの風影ぶり。
ナルトナルトいってるのがかわいい。
「ジャガー」犯罪者役のハマーさん、すごく自然。

ドンちゃんが早めに会社に来て、
来るなり「寿司でもいきますか!」と絶好調。
今週は忙しいから来週、とかいってたけど、
絶好調が1週間後も続くのか? 
お昼、いい天気なので神田までぶらぶら。ららら。
ドンちゃんは開運招福ストラップを買ってから吉宗で絶好調、
うなぎをおごってくれた。
スロ話、イチゴ狩りの話、事故その後の話。
帰りにパチ屋2軒ちらっと覗いて帰る。
「何で今日早かったんですか?」「今日デスク休みだから」
って、私とお昼のために早く来てくれたの? 
あのろくでなしドンちゃんが! 
戻ってからもおしゃべり。
お台場の某発表会とか、飲みにも誘ってくれて、
「あったかくなったら、釣りでも行こう」と、
今日は何かと愛想がよかった。

「ブリジット・ジョーンズの日記」に出てくる
「情緒的うすらばか」って、私の周りだと誰だろうって、私だ。

晩御飯は、グリンピースご飯、ハンバーグ、
かいわれとツナのレモン醤油のサラダ、カボチャとえりんぎ炒めバルサミコ風味。

お風呂に入ってたらモンが声を張り上げて鳴いているので、
何かあったかと廊下を水びたしにしながらリビングを見にいくと、
なんでもなくて、
モンがテーブルの下からこっちを見上げるその顔の、
かわいいこと。見に来てよかったよ、モンチン。

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モンチの遊園地

2005年02月27日 | 猫トーク



ちゅぎはなにちてあちょぼー



アマゾンからCDが2枚、日中は掃除したり、
お茶飲んだりしながら、卓球「TYTLE#1」、
中村一義「OZ」、Fila Brazillia「DICK」をヘビロテ。

MTVで『the rising suns』のクリップ見て気になってた。
だんだん暖かくなる季節に、外で聞くのは気持ちよさそう。
テクノは久しぶり。
中村くんのは、ざっと聴いた中でお気に入りは
『K-ing』。これもふわふわひらひら。
ライナーで、各曲の詩についた佐内正史の写真がどれもいい。
春先用MDが完成! 

柚子茶、コーヒー、アールグレイなど次々に飲みながら、
文庫で出た「ブリジット・ジョーンズの日記」読んだり、
洗濯物にアイロンかけたり、1週間のコーディネートを考えたり。

モンはすっかりだっこに慣れて、
今日はダーも何度もモンをだっこしていた。
軽いのでいつまででもだっこしてられる。
ビーもだっこ好きだけど、重すぎて腕が疲れて肩がこる。
殿は、和室で私とダーの座ってるとこを行ったりきたりするが、
自分を安売りしない殿は、自分から膝に上がるなんて、
はしたないことはしない。
無理やり膝に乗せられてなんぼなのだ。
今日は久しぶりに、ビーが食べ物の中で一番好きなチュルメを2本、
よくかんでからあげる。
ビーは膝によじのぼってこれを食べようとする。
モンは、今まで上がったことのなかった
背の高いロッカーの上に飛び乗る。
「すごいじゃん、そんなとこ上がれるの。すごいねモンは~」
とほめていたら、ちょっと得意な顔になったような気がした。
でも降りられそうもなかったので、
だっこして降ろした。
モンにとって、リビングは遊園地。
私がリビングに行くと、どこで寝ててもすっ飛んでくる。
ビーはキッチンの棚の扉が開くと、どこで寝ててもすっ飛んでくる。

晩御飯は自由が丘タジ・マハルの、
デリバリーのインドカレー。
グリンピースとポテトのカレー、チキン・マサラ、
骨なしチキンをヨーグルトに漬け込んで焼いたもの、ナン。
うちにいながらにして、こんなにうまいインドカレーが食べられるなんて感激。

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スプリングコートを手にいれた!

2005年02月27日 | 日々のこと



はるのにおいがちょっとずつ



でもまだちゃむい!



今年のバレンタインデーに、
ダーにプレゼントしたベタなハート型チョコレート。
中は濃厚なチョコ生クリームと、しっとりしたスポンジが少し。
パティスリー・ジャン・ミエ。おいしい。

土曜日は取材もなく、時間に余裕があったので、
新しい端末を使ってみる。
Dが毎日お菓子を大量に買ってくる。ついつい食べる。
Dはキカイダーの歌を一日中歌っている。
ブーメール「雪で転んだ、今年は雪が多い」。

ダーと待ち合わせてアニエスに取り置きしてたスプリングコートを取りに行く。
地下で晩ご飯におにぎりとギョーザ、牡蠣フライを買って、
イチゴヨーグルトの生ジュースを飲んで帰る。
今日もバリバリ寒い。
冬服に飽きて、コートの下は春物を着てるので余計に寒い。

最近は夜、一度は、3匹みんなで遊ぶ。
羽根付紐の羽根のとれたやつだけは、ビーの遊び心をヒットする。
デブりんこのビーをできるだけ走らせて、
ビーが物陰に潜んだらモンと遊んで、
モンが疲れてうずくまると殿をジャンプさせる。
そのうち猫たちのテンションが上がってきて、
猫同士で追いかけっこを始める。

今日も、モンは私がお茶の間にいると、
隣の部屋で声を張り上げて「ニャーー!」(あちょびまちょう!!)。
ご飯の時間になって私が猫缶を手に取ると、
いつもより高い声で「ニャー!ニャー!ニャー!…」
(早く! あたちおなかちゅいてるの! さあちょうだい!)
お湯をわかそうとしてやかんを火にかけていると
すっ飛んできて足元にまとわりつきながら「ニャーー!」、
この行動の意味はよくわからない。

ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」。
ラムジー夫妻と子供たち、友人たち皆でご飯を食べるシーン。
みなそれぞれ勝手なことを考えている。
バンクス氏にいたっては、子供たちを眺めながら
「そもそも人類は、一つの種として魅力があるといえるのか?」
なんて考えている。
この晩餐を締めくくった、チャールズ・エルトンの詩。

  これまでの二人の暮らしもこれから先の生き方も
  豊かな木々や変わりゆく葉叢(はむら)のままに

  君の目にはいかに映るのか
  ルリアナ、ルリリー

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One Love,One Heart.

2005年02月26日 | 日々のこと



もーすぐ、はじめての春がくるにゃ!



わくわくしちゃうにゃ!

窓の外を見たら、昨日の夜降ってた雪が積もってる。
ビーをだっこして外を見せると、
見慣れない景色に身を乗り出す。
モンにも見せる。春一番が吹いたばかりなのにこの寒さ。
ほんに、春は来やしない。

Dが休みで取材もない日は、会社に行くのが全く苦にならない。
労組本棚で、買おうと思ってた本、
ミシェル・ウェルベックの新刊を発見して超ラッキー。
ドンちゃんがボディショップのお風呂セットをくれてラッキー。
会社ってなんていいところなんだろ。
長いこと放置されていた読者プレゼント用実機を、
やっと発送できてすっきり。
Bの母の具合が悪くて、Bは今日北の国に帰る。
昨日私がホテルの予約をして、ドンちゃんが出張伝票を切った。
弱気になったBは、禁煙のオフィスでタバコに次々と火をつける。
B「今日朝起きて、ストーブの前にいたら汗がどんどん出るんだよ。
涙もぽろぽろ出て止まんねえんだよ」
私も涙が出そうになった。

4時頃、Cに「ジムのやる気はあるかしら?」とメール。
Cは54日ぶりのわれ鐘で具合が悪く、
「今日はお休みするわ」とメール。
私は、お大事に、のついでに、この前言えなかったことをさりげなくメール、
送信して気分すっきり。
ここ数日気がかりで、ろくに本も読めなかったのだ。
仕事に戻る。ドンちゃんが、自分の分が終わったからと、
仕事を手伝ってくれた。終わると、「じゃあ、勝負に行ってくる」とパチ屋へ。

しばらくして、Cからメール。
「Give thanks.さすがsweety、鋭いわね。
大丈夫よ。××(実家県)で新規開拓はもっと後にしておくわ」
ひとまずほっとして、また涙が出そうだった。
Bの悲しみのオーラにあてられて、涙腺がゆるくなってる。

帰り道、ハルカリの「伝説の二人」を聴いて、
なんとなく私たちのことを思って、また泣きそうになった。

  2人は出会う 幼いまま
  哀しいことは なければいい
 
大学ではじめて会った頃、
私たちは怖いもんナシで哀しいことなんて知らなくて、幼かった。
でも、30th.Streetにもなれば、いろんなことがあるのだ。
世界に雪が降るように、世界には哀しみも降る。
私たちの哀しみは、溶けて一つになっていく。これもone love。

ハルカリは、歌ってるのは16、17の女の子だけど、
作ってるのがダーティ・サーティな方たちのせいか、
どの曲もはまったり、しみたり。
夜は冷え込む。ダーが夜打ち合わせなので、
帰りに三茶に寄って、ラーメン味玉入り、カルディでコーヒーを買って帰る。



殿は膝に乗りたくて、肘を甘がみする。
ビーの前ではかっこつけて膝に乗らないのに、
モンの前ではなぜか平気。
モンは1秒たりともモノを考えず、
1秒前のことはサクっと忘れるタイプだから、
殿も気にしないのかな。
殿が膝に乗ってるとき、モンが「アーーーー」(あちょんぼう~)というと、
どちらを優先していいものか迷う。
モンはすっかりだっこに慣れて、
いつまでもだっこされてるようになった。
姿見の前に立つと、鏡の中の私と自分をじっと見る。

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アッホでーす

2005年02月25日 | 猫トーク



せまいってばー!おりなよチビ!



やーだよー

人が猫に話しかけてるのを聞くのはいつもおかしい。
ダーが畳に寝転んで、
枕がわりにしてた座椅子にビーが割り込んできて、どんけつしたとき。
ダー「ビー尻(じり)は世界を制すよな~。
ビー尻は世界を制すな~(この言い回しが気に入ったらしい)。
ビーはシッポのカウンターパンチも得意だよな~。
シッポでカウンターを繰り出すんだよな~。
あっ、そんなにケツ上げなくていいから、俺の顔につけなくていいから」

モンにもダー、「何そのウホッって顔。
モンはウホッて顔するよな~。モンは猿だもんな、
ウホッて顔ぐらいするよな~」、
ウホッは猿じゃなくてゴリラじゃないの? 猿はウキッだろう。
「こんなにまで猿ってわかってたら、もっと猿っぽい名前にしたのにな~」、
モンってすでに猿っぽい名前だけど。

Oさんはうちに来たとき、
ふだん人見知りでなかなか人前に出てこない
ビーをつかまえて抱き上げるという、
さすがの猫使いっぷりを見せて、即興で『ビーのお歌』を歌いだした。
「おっきなおててのビーちゃん、おっきなおあちのビーちゃん」、
ビーは結構嬉しそうにしていた。

ママは、「モンちゃんはかわいいお顔だねぇ、
モンちゃんはかわいいお顔してるねぇ。
やっぱりなつく子がかわいいねぇ」。
顔に「お」をつけるのなんて、久々にきいた。

Cは殿(本名ゴン)に「ゴン様素敵よ~! 
ゴン様かっこいいわ~! ゴン様渋いわ~」と、ほとんどヨン様。
殿はCにほめられてみるみる得意になり、
しっぽをピン、とたてて目をきらきらさせる。

もちろん私だって負けてない。
ビーは、ビーたん→ビーたま→おビたま→おみたまと変化をとげ、
「おみたまー、おみたまー、おみたまはかわいいの~。
ちょうなの、かわいいの~。かわいくていい子ちゃんなの~。
いい子ちゃんでかちこいんだもんね~。
猫のチャンピオンだもんね~。ちょうなの、狸なの~」と、
ほとんどタラちゃんのような声で話しかける。



どうぞごかってに!



殿には、ちょっと甘えるような声で、
「ゴォン、ゴォン、オーン、オンチーン、
オンチモー、おいでオンチモー、オンチンはかっこいいんだもんね~。
かわいくなんかないもんね~。男の子だもんね~。
だっこなんか嫌いなんだもんね~」
ほんとは一番のだっこ好きなんだけど、
妹猫たちの前でだっこされるのは嫌いな殿。

モンには、「おモンちーん、おモンち子! 
おモンち子はかわいいねぇ。
おもちゃーん、おもちゃんはおちゃるなんだもんねぇ、
キュリアスモンチンなんだもんねぇ。あ~、ちょうかぁ。お顔がかわいいのかぁ」。
「そんな変な名前で呼んでたら猫が混乱するよ!」とダー。

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リアル・コミュニケーション

2005年02月24日 | 日々のこと





一昨日の疲れを微妙にひきずってる30th.Streetのならず者。
ダーが徹夜でサッカー見てたらしく、寝た形跡がないのでキレる。
「ハタで見てても仕事しすぎなんだから、寝るときはちゃんと寝なさいよ!」
「あいあい」
むか!「ちゃんと寝ないとハゲるよ!」「あいあ…、え~?」
人に何かを強要するのは好きじゃないし、
体壊そうと好きなことするのが一番だ、と私は思ってるし、
徹夜でサッカー見たっていいんだけど、
昨日の夜なかなか寝付けず寝不足で寝起きの私はイライラしてたのだった。

メイクして、鏡を見ながら、
「う~ん、今日もとっても綺麗」とつぶやくとダーが、
「何何?どおしたの?」
「だって誰もいってくれないじゃん」
「Nちゃんはいつだって綺麗だよ! だから自分でいわなくていいよ!」
「何で? いいじゃん別に」「俺がゆうから!」ちゃんといえよ。

ダーはもう会社行かなくちゃ、といいながら、
フィラの1stから最新アルバムまでを並べて、
抜けがないか確認とかしている。

水曜休みの週は、月曜日が2回あるようなもんで、
木曜の朝は仕事に行く気がしない。
でも行ったら行ったで、どうってことない。
お昼の後で、はちみつのリップをつけたらドンちゃんが来て、
「何食ってきた?」「スパ」
「だからか~、口の周りがテッカテカ」。がぼーん。

昨日なかなか眠れなかったのは、Cのことが気になりだしたから。
Cの今度の家は、私が見てもCにはしっくりこない。
近所一帯含めて、Cだけ浮いてる感じ。
目の当たりにして初めて、気になりだした。
Cはバッド嫌いだから、落ち込んだり愚痴ったりしないけど、
なんとなくブルー入ってるのは一緒にいればわかった。
「実家の両親が実家県に家建ててあげようか?と誘ってくる」
と冗談ぽくいったときは聞き流しただけだったけど、
後で思い出して、「Cが東京からいなくなるなんて嫌」と、
その場でいえばよかったと、夜も眠れないくらいなのだ。
でもそんなこと、照れくさい。Cは乙女が嫌いだし。
SATCでビッグが急にL.A.に行くことになったときの、
キャリーのことを思い出した。
Cのいない東京なんて、ビッグのいないニューヨークみたいなもんだ。
ビリー・ジョエルのベスト盤なんか置いていかれても、浮かばれない。
それでも実家県に帰るというなら仕方ないけど、
自分の気持ちは伝えておきたい、と思うのだ。
たまには、本物のコミュニケートをしなくては。

今日は、ダーが早く帰るというので、
晩御飯はうどん鍋を用意して待ってたけど、
12時近くなっても帰らず、先に始める。
一人鍋なんて初だけど、普通においしかった。
12時過ぎてダー帰る。杏酒を買って来て、少し飲む。

今日はモンが押入れの方を向いて力いっぱい鳴くので、
少しだけ開けて中に入れた。
そのうちビーと殿も来て、押入れに入った。
モンは一通り探索して飽きると出てきて、
ビーと殿は出てこない。押入れを開けてみると、
ビーと殿がお雛様さながらに布団の山の上に鎮座していた。
殿のお内裏様ぶりったら! お雛様の方はちょっとデブりんこだけど。

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春一番

2005年02月23日 | 日々のこと



今日は春一番なのに、起きると昨日の酒その他で頭がんがん。
しかも2時。熱いシャワーで復活。
あまり溜まってなかったけど洗濯。
干しながら隣のぶどう畑を見ると、
ほっぺの白い大きめの鳥が十数羽とスズメ軍団が、
地面をつんつんしている。
S子さんから、プレゼントが届いて「うれしい!」メール。
アマゾンからCDなど届く。フィラ・ブラジリア「DICK」。
さっそくかけると、アンビエントかつファンキーでフワフワでブランニュー。
春の日差しを音にしたような…。フィラにはずれなし。今回タイトルすごいけど。

掃除してたら、校了明けのダーが「俺も今日休もうかな~」。
今日は春一番だから、一人でも川を散歩に行こうと思ってたけど、
「休みなよ休みなよ週末も仕事したしさあ、
2晩も徹夜で仕事したんだからさあ、
バチあたんないよ全然いいよ」とまくしたて。
トースト2枚ずつにサニーレタス、ハム、
目玉焼きのせサラダ、ウインナー、コーヒーとたっぷりのブランチ。
ちょうどMTVで100S新曲「扉の向こうへ」。
音が歌詞以上に深い。

私はニットのアウター、ダーはスカジャンと、
余裕の薄着で家を出ると空気がひやっ。でもそのまま川へ。
あまり風が吹いてなくて、川は静かに流れている。
太陽が低くなって、水面は白く光っている。
小さな鴨が中洲に等間隔に並んでいた。
花は何も咲いていない。
白いサギが飛んで、青白い時になる~、時になる~。

「スプリングコートが必要だ」という話を軽くブランチの時にふっておき、
エポカに連れて行く。
かわいいのがあったけど、春物に7、8万は高い。
次にアニエスに行き、目をつけていたコート、4万円。
安くはないけどエポカの後なのでいけそう? 
ダーを口八丁で丸め込み、サイズがなかったのでお取り寄せ。
これで春待ち準備完了。どんと来い! 
ダーは途中から私のコートのことはどうでもよくなってて、
お店の人に「今かかってる曲って何ですか?」と聞いていた。
コートに全神経を集中してた私は、
いわれて初めてよく聴いたら、春らしい爽やかハウス、
FPMのリミックスだった。
エレベーターで、ベビーカーに乗った子供が
靴下を自分で両方とも脱いでしまい、
子供のママが一人大きなため息をついて、
「なんで脱ぐの~、ここで靴下はいてないの××だけよぉ」と静かにつっこんでいた。
地下でイチゴヨーグルトの生ジュース飲んで、スーパーで食材買出し。

春霞に浮かぶ、丸い月。
そらがけぶっていて星がほとんど見えないのに、
月の輪郭はくっきり。
ダー「今日は春一番が吹いて黄砂がいっぱい飛んでるんだよ」
帰り道、沈丁花の木を一つ発見! 
もうつぼみが赤くなっている。つぼみ期間が長いのよね、沈丁花ってやつは。
で、つぼみのうちは、くんくんかいでみても、全く匂いがしない。

晩御飯は湯豆腐、アジの開き、ご飯、水菜おひたし。
ビーが、ダーの膝に乗ってると、殿も来て、
しばらくじっとした後、(お前はもういいだろう)
という顔でビーを押しのけて膝に上がった。
モンは、食卓のアジの骨をくわえた。すぐに気がついて没収。
ダー「ビーのまねしなくていいの!」

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in the ghetto

2005年02月23日 | 日々のこと



私が会社に行った後で、ダーが撮った3匹の写真。
出かけた後何してるのかいつも気になるけど、
多くは、こんな感じなんだろな。
殿とビーが組み合わさって寝てると、陰陽マークになる。

高校の同級生甘木くんと、キスだけで満足するかわいらしい夢。
甘木くんが夢に出てきたのは彼が去年結婚して以来初だ。
猪木夢で始まった肉100終了のゴング。

テレビ取材。今日で番組を卒業する女子アナに花束をプレゼント。
女子アナの笑顔も、カメラを向けたときのキメの顔もさすがプロ、
一般人の私も一つくらい持っときたいもんだ、と思った。
甘木さんと吉宗トーク。
ハーフのような顔で背も高い関西人で、
黙ってるとなんとなく怖いけど、話すと甘~い笑顔のいけめん。
お別れ会は、新橋のうどんすき。
主にほりえもんトーク、あびる優トーク。私はテレビの人じゃないので、興味ない。

新橋から品川へ。新幹線乗り場の上野のスタバでCに会う。
C「あいかわらずお綺麗ね」私「You,too」
ショートラテ。Cが「家の周りはゲットーで、びっくりするよ」と、
引っ越したばかりの家について一通り解説してから、そのお家へ。

高層ビル群を抜けて、船宿など古い建物が並ぶ田舎の港のような町。
10時頃、もう辺りはしんと寝静まっていて、
ときどき野良猫の発情声が聞こえる。
ホームレスがうろうろし、ゲットーといっても言いすぎじゃない。
そこの路地奥のお家。
あまりに古くて隙間風が多くて寒く、いろんなところがかしいでて、
Cはまったく気に入らないらしい。
それでもバッドはしないところがCのリスペクトすべきとこ。
旦那が忙しくて荷解きもほとんど一人でやり、
実家を出て初めての一軒家の夜は「私でも怖い」といってたけど、
一人のときのBGVは「シャイニング」ってのもすごい、
C「怖いもんなくなるよ」。
ソファの前の壁にどんな絵を飾るか考える。
「なんかこの家、軽い感じがするの、だから軽い感じの絵がいい」といいながら
「ゴッホがいい」

猫たちは、引越しで大変だったのは移動だけで、
新居にすぐなじんだとか。
やはり階段のある木造の家は、猫は楽しくて仕方ないらしく、
すでにそこらじゅうに爪あとが。
私「猫のために選んだんだもんねぇ。これで猫が気に入らないっていったら」
「目もあてらんない」
長年おムチ(条虫)を飼っていたCんちのアーちゃんは、
注射器型の薬4本目でついにおムチとさよならしたとか。
虫がいなくなったら口臭も消えたとか。
ノンはソファの真ん中を俺スポットにしていて、
ずっと私とCの間を陣取っていた。
モユは、外の発情猫が気になるらしく、
目をらんらんさせていた。
SATCシーズン5の1見て、しみじみする夜。

ずっとダーと連絡がとれなくてずっと心配だったけど、
1時頃やっと電話があって「寝てた」
「モンチは大丈夫?」
「モンチなんか元気に決まってるじゃーん」
今日は取材は立ち仕事、大人数でビールに焼酎、
さらにCんち行って初めての場所に長いこといて疲れきってしまい、
帰るころには頭痛がビーンビーンとして、少しだけ猫と遊んでから泥眠り。

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月曜はWJから

2005年02月23日 | 日々のこと





朝方帰ったダーは、ご飯食べてお風呂入って、
ママがちょっと起きて話してたけど、
私は遠巻きに声を聞きつつも寝ていると、
ダーは私のところにきて、がばっと抱きついて、
「行ってくる」。「寝ないの?」「うん」。
さすがにちょっと弱ってるらしいので、
よしよし、としばらく背中を撫でる。

改めて起きて、ママと朝ご飯、納豆めかぶ卵入り、ご飯、お茶。
今日は2時半に高円寺に行けばよかったので、
朝の時間がたっぷりあって、
しかも掃除も洗濯もママがやってくれた。
自分でやろう、と思ってたのに、
ママが先に動き出すので、
ついのろのろとお茶飲んだりタバコ吸ったりしていた。
われ鐘の腹痛はおさまったものの、まだ下腹が重い。

モンと殿は畳の上の日向でパンチしあったり、
けりあったりしつつも仲良く一緒にいる。
ママは「また来るからね、忘れないでね」と何度もいう。
ビーは朝シーバを食べたらさっさと寝室に戻ったので、
様子を見に行ってベッドに横になったらあやうくそのまま寝そうになる。
ママもビーに挨拶しにいってしばらく横になっていた。

外に出ると、晴れ上がって気持ちがいい。ゆっくり歩いて駅まで。
「来てよかったわ、(昨日パパ泊まりだったから)
うちにいたら一人で、しゃべる人もいなくて」。
ママが帰った後はシンクもやかんも三角コーナーもピカピカ。

週末、猫たちとダーとママとのんきにのんびり過ごした後で、
全く仕事モードに切りかわらないので、
とりあえずジャンプモードに切り替える。
「アイシ」まさかの敗退にびっくり。
でもセナもヒル魔もほかの子たちもやれることは全部やったし、
あとはキッカーだよ!ヒル魔さんがここで引退するとは思えない。
「デスノ」まさかのLの死。でもこれはお芝居だと思うのよね…。
でもレムはショック。男か女かもわからなかった…。
と、ワンピが珍しく休みでもなんとか盛り上がった。
「ナルト」のガアラも、中忍試験が長すぎて
何があったか忘れちゃったので普通にかっこよかったし。
「銀魂」銀さんは渡る世間のピン子のようなセリフ、
どういうつもりかしら。
「ジャガー」、もうフナムシとストーカーの女、
つきあっちゃえばいいじゃん。
最後かっこつけてるのがめちゃめちゃかっこ悪いフナムシ。
フナムシってほんとヒドイニックネーム。

気がつくと高円寺。
少し早く着いたので、商店街を歩いてみる。
パチ屋が目立つ。
営業がらみの取材で、代理店や他紙の人などもぞろぞろいてうだうだして、
寒い中外で待たされたりして、われ鐘に響いた。
取材なんて一人で行くのが一番やりやすいのに、
営業の人は何かとつるみたがって面倒。
会社に戻ってさらに仕事。
Cから夢メール、「超リアルフルコースを巨人の清原と」。
私の猪木夢に続く、ありえない夢。
二人してセンスないにもほどがある。
さらにC「寝直したら松岡修造と付き合ってたことも報告しておくわ」。
好きでもない大御所アスリートが続々と。
これはジムが呼んでるのかもしれない、ってことで、
今週は行くことに。
Bは再びお食事ノートをつけはじめ、10キロやせると豪語。
1年前同じこといってたけど、あいかわらず108キロ。

ママは帰りに「純愛系」の映画、君に読む日記?を観て帰ったそう。
おうちは無事。ママ友の美人未亡人・O幡さんから、
О幡さんらしいレースびらびらカーディガンが届いてて
ママ「プレゼントはうれしいけど、好みがねー」。

夜ご飯は手抜きでラーメン。
後で流しからスチャッと猫が飛び降りる音がするので見に行くと、
モンが口の周りをこれでもかというほどペロペロなめている。
抱き上げて口の周りを匂うと、うすらラーメンくさい。
食べ残しの豚挽き肉を流しの三角コーナーに捨てたのを食べたらしい。
ラーメンには葱も入ってたから、
心配になってモンをつかまえようとすると、
モンはピュ―っと逃げる。
しばらく追いかけっこをする。
追いかけるのをやめるとモンは自分から来たので、
すぐ猫つかみしてお腹の傷を見る。
それから何度も見たけどなんともない。
これからはさっさと食べ残しをゴミ箱に捨てなくちゃ。
最近モンは誰もいない流しをブラブラするのが趣味なのだ。
今日もよく遊ぶ。

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ママと二人の日曜日

2005年02月21日 | 日々のこと







なぜか下ばかり見てる殿

今日はママが来るので、シャワーを浴びて軽く掃除機かけてから、
駅まで迎えに行く。
曇ってるけど空気が暖かくて、手袋がいらない。
駅に早めに着いたので、
SHIPSをのぞくと、欲しかったオフホワイトのニット、
形もいうことなしで即決。&黒キャミ、計12000円。
地下でちょっとつまむ用にチヂミと春雨の炒め物。
駅でママに会う。
スーパーで食材を買い込んで、
帰りは緑の多い道を通って帰ろうと思ってたのに、
ママが「一度バスに乗りたい」というのでバスに乗る。
「おばあちゃんがね、東京のバスの老人無料パスを横須賀でも使っててね」
「うん」
「運転手さんに指摘されるとね、すっとぼけるの。
『あら、東京ではタダなんですのよ』って。
だいたいいつもそのまま通してくれたのよ」
「へえ。やるねえ、おばあちゃん。さすが元商売人」
「同じ運転手にぶつかったらどうするんだろ、って思いながらね」

家に戻るとまだダーがいたのでブルマンのコーヒーと、
トースト、野菜炒めで朝ご飯。
ダーが校了で会社に行こうとするとビーが玄関にいて、
ダー「代わりい行って欲しいよ。校了紙見てくれるかな」
「肉球で了マーク?」。

われ鐘で腹痛がすごい。「痛いよ~」と思わず口をついて出るほど。
猫たちはママのことはちゃんと覚えていて、
ママと私のいるお茶の間をうろうろ。
モンもすぐに羽付棒で遊んでもらった。
鉄観音のお茶を入れ、チヂミをつまみながらBSハイビジョン、
イングリッシュガーデン特集。
日本に比べて花の種類が多くて、背が高くてワイルドな感じの花が多い。
野の花というよりヒースの花というような。
即売会では大きな鉢が10ポンド。
その後たまたま始まった「ドラゴン危機一髪!」(1971年)。
ペンキ丸出しの流血あり、お色気あり、
サイケなBGMありの70年代チックなクンフー映画。
ブルース・リーは「俺に何かあったらお母さんの面倒は誰が?」
と自分でふっておきながら、
大量殺人で警察につかまりそのまま終劇。
お母さんの面倒は誰が見るのよ、とつっこまずにはいられない。

お腹がガランゴロンと痛むので、今日は休みでよかった。
しかもママが晩御飯を作ってくれて幸せ。
ママの作ったご飯はいつもおいしくて、きれいにたいらげる。
晩御飯のメニューは、とんかつ、かぼちゃ揚げ、
千切りキャベツ、鯛と甘海老のお刺身、
エリンギとアボガドをオリーブオイルとにんにく少しで炒めた料理、
水菜のおひたし、若布と卵のスープ、壬生菜漬物、ご飯。
流しの上においた水菜のおひたしの鰹節を、
モンチがきれ~いに食べた。

日曜洋画劇場「アザーズ」。
ママ「一度テレビで見たんだけど、全然覚えてないわ。
最後にカーテンが全部開くところは覚えてる」といきなりのネタバレ。
私は初なんだけど。
最初の方は、登場人物がみんな不気味で、
二コール・キッドマンも意外と神経質な英国夫人役がはまってて面白かったけど、
途中でああシックス・センスか、と気がつき、
バカバカしいながらも最後まで見た。
殿はママと私の膝の上を行ったりきたり。
ビーはときどきテーブルの上にゴロン、と横になりにきた。

お腹が痛くても、猫とは遊ぶ。
今日もビーがちょっと遊んでくれた。
ビーが走るのはいつ見てもかっこいい。
ビーとモンが少し取っ組み合いの喧嘩をはじめ、
晩御飯のとき少し余った猫缶を出したら、
二人仲良く食事処に走ってきて、そのまま喧嘩のことは忘れた。

ママは「庭の窓閉めたかしら?」とずっと気にしてたけど結局泊まり。
ママの好きそうな「高慢と偏見」を、
「上流階級の渡る世間だよ」といって貸すと、
「そういうの好き~、上流階級って好き。上流階級に生まれたいわ~」

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雪の土曜日

2005年02月20日 | 日々のこと



夜明け前に帰って来たダー、「雪が降ってるよ」。
気圧が低いせいか12時までぐっすり。
コーヒーを淹れてM枝ちゃんの送ってくれたクッキー。
「菓子乃木工房」というお店のクッキーで、サクサクおいしい。
おいしいお菓子といえば最近Dが買ってきた、
クランキーチョコのクッキーサンド、マンゴーココナッツ味! 
マンゴー味のチョコが食べるたびに新鮮。

S子さんにお誕生日のプレゼントを、
ネットのギフトショップで選んで送る。
前にバッグが欲しいといってたので、
キャメルの合皮のトートバッグ。
お店に行って考えるのと同じくらい時間をかけて選んだ。
いろんなサイトがあるし、品数も際限ないので、
お店で選ぶより時間かかったかも。

今日は寒くて一歩も外に出ず、お風呂の掃除したり、
軽く部屋の模様替えしたり。
模様替えしたらモンチのテンションがあがり、
動かしたCD棚の上に何度も上がってそこにあったお菓子の籠を落としたり。
その後、何か獲物をくわえてきた、と思ったら、
猫トイレの上に作りつけのパカッと開け閉めできる
ケースに入ってた消臭剤パックだった。
焦って片付ける。
モンはパカッと開け閉めするのが楽しいらしく、
何度もパカパカやっていた。
ほかに、紐を追いかけて座椅子の周りをぐるぐる周る遊び、
フィラ・ブラジリアの曲で踊りながら紐を振り回す遊びなど。
ソファの上にダーが脱ぎ捨てたジャンバーに、
3匹が入れかわり立ちかわり寝ていて、
夜になっても片付けられない。

畳の上に寝転んでテレビを見ていたら殿が来て、
私の上に足を一歩のせた瞬間に
ブルルルルとプロペラのような音を鳴らし始めた。
お腹をごしごし撫でると、さらに音が大きくなる。
ビーは、ベッツじゃ食べた気がしないらしく、
小腹がすいてはウとンの中間の音でうなっているけど、
ここはグッと我慢してもらう。
私も一緒に小腹が減ってもがまんして、
二人とも胃を小さくする計画。

7時頃になってダーが起きて、めちゃイケ。
南海キャンディーズがおもろ。
葱をたっぷり刻んでタラコチャーハン。エンタ。
ダーは家でネームおこしの仕事をするも、全然はかどらず、
お笑い番組に大爆笑。
ユニクロのネットショップで、ダーは靴下9個、
私はカットソー、キャミなど。
ビデオに撮った黄金伝説。
AM2:30になってもダーのネームおこしは終わらず、
「日記書くからちょっとの間パソコン貸して」といって
パソコンを横取りしてこのブログ書いてたら、ダーは寝てしまう。
テレビに映った今日の東京競馬場には雪が積もっていた。
今日は時間を全く気にしないで、
世界から取り残されたみたいに静けさに満ちた、
の~んびりした一日。

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最近読んだ本

2005年02月19日 | 日々のこと



「クック太平洋探検」①(岩波文庫)
→日々の風向きや海の様子、見えたもの、
上陸した南の島の原住民とのやりとりなどが書かれた航海日誌。
述懐がほとんどない淡々とした文体で、
まだ未知なる場所があった頃の地球探検が楽しめます。

「カンバセーション・ピース」(新潮社)
→生きていく上でずっと考え続けたい命題がいくつか出てくるので、
読んだ後もずっと自分とともにあるような本です。
私の中で特に強く印象に残ってるのは、
「具体的なものにしか抽象的なものは生まれない」というような部分です。

「グランド・フィナーレ」(新潮社)
→最低な犯罪者の話なのに、
ラストシーンを読んでるとき鳥肌がたつような感動がありました。

今日はお休みなので、初めてトラバ練習板に挑戦してみました。

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キャム!

2005年02月19日 | 日々のこと



かわいく喧嘩するビーとモン
モンはチビなのに一歩もひかない。

昨日もダーは夜中に帰り、寝てる私に挨拶してからご飯をチンチンチン! 
最近朝は10時頃に目が覚める。
Cとジム&夜遊びするのをやめて早3ヶ月、
いつの間にか生活のリズムが整った。
夜は、会社から帰って、ご飯を作って食べて、
テレビ(主にMTV)見ながらブログ書いたり、
猫と遊んだりして一息ついて、
ご飯を片付けてダーのご飯の準備をして、
部屋をささっと片付けて、お風呂入って本読んで、
猫たちのゴロゴロを聞きながら寝る。
好きなことだけして、好きなものに囲まれていい感じではあるけど、
たま~に夜の街が恋しくなる。
通り過ぎるだけの街の灯り、深夜の六スタ、ABC、ボエムのテラス、ドンキ…。
ドンキの火事と時を同じくして、夜明けまで遊び倒す生活が終わった。

朝ご飯は味噌汁にご飯を入れて猫まんまというやつ。
塩分が高いのでうちの猫には絶対食べさせませんが。
ダーは朝一度起きたにもかかわらず、
ビーを連れて一緒にベッドに戻ってしまった。
「あれ? 起きたんじゃなかったの?」
「ビーをだっこしたら、なんだかまた戻って来ちゃった」。
ベッツプラン(ライト)3袋(5600円)届く。これで少しビーの体重を落としたい。

朝家を出てすぐMDで「JOY」を聞いたら、
イントロ部分で足取りが軽くなった。
会社ではやることが盛りだくさんだったけど、
Dが休みで疲れることなく9時まで仕事。
Bは「Gさんに呼ばれてる気がする」と急に死に怯えはじめ、
「風呂に入るのが怖い」「寝るのが怖い」
「月曜俺が会社に来なかったら…」
「お前んとこに絶対ばけて出てやる。猫になってやる」
と1日中一人でぶつぶついう合間に、
家にあるほうれん草と鶏肉をどうやって食べるかを何度もいっていた。

うちに帰ると、Oさんのいってた通り、
術後6日目にしてモンチの絆創膏がはがれはじめた。
もう傷口がふさがっていて安心。ひと安心。
薬もあと1日。
薬は、包丁で4等分に切って猫缶に混ぜるのが一番確実だった。
猫缶は、黒缶みたいにボロボロしたやつだと舌で選り分けるので、
固めのゼリーに仕込み、一口サイズにしてお皿の上に一つずつ置いていく。
モンプチの厳選きはだまぐろが楽勝だった。
モンチに薬をあげる間、
殿やビーにご飯を待っててもらうのが申し訳ない気分だった。

晩御飯はカレー(こくまろ、豚肉、玉ねぎ、じゃが)、
サニーレタスとトマトのサラダ。
雪予報だっただけあって夜は冷える。
降らなかったけど。
杉本彩が「おいしい物を食べないと脳が満足しない」っていってたけど、
猫もそれがあるのかな。
ダイエットのためベッツに切り替えたら、
ベッツじゃ食べても満足できないらしいビーが、
ちょいちょい食事処の周りをうろつきに来る。

今日も「灯台へ」。
○灯台の光、あの三度目に放たれる長くしっかりとした光のストロークを迎え入れるべく、静かに目を上げた。あれはわたしの光だ。いつもこんな時間にこんな気分で周囲を見ていると、見ている何かに自分が溶け込んでいくような気がする。(中略)時々夫人は仕事をかかえて座ったまま、じっと何かを繰り返し見つめていて、やがて自分が見つめているもの、たとえばこの灯台の灯りと一体になる思いに見舞われる

目に見えるものをきっかけに、意識の流れが変わっていく。
旦那のラムジーさんのきっかけは、暗い植え込みが多い。
あたりをいつも走り回っているおてんば娘のキャムは子猫みたい。
キャム、って名前も猫っぽくてかわいい。
夫婦が一緒に歩いていても、それぞれずっと違うことを考えている。
15人で食事していても、皆が違うことを考えている。

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灯台へ(2度目)

2005年02月17日 | 日々のこと

ダー、1週間のヒマ風が終わり、校了始まる。
昨日も朝方帰って、寝てる私に「ただいま」といいに来てから、
ご飯をチンチンチン!して食べていた。
やっとチョコを1個もらえたらしく、喜んでいた。
今日はいい天気。昨日の夜からタバコが切れてたので、
行きがけにセブンイレブンでタバコを買って店の前で一服。
ピンチャーズ〝バンデレロ〟聞きながら、多少春めいた空を見上げる。

神保町から、あまり乗ったことのない都営新宿線に乗り、
京王線に乗り入れて、千歳烏山へ。
駅の周りは生活感にあふれたお店が並び、
歩行者が多くてにぎわっている、住んでみたいような雰囲気。
女の子の取材、女優志望の、ハキハキしたかわいい娘だった。
夢を持ってる子はしっかりしてて、取材がやりやすい。
ドヤンキー風のお兄さん二人と、
店長まで「俺も撮って」といってポーズをとるのがおかしかった。

帰りは下高井戸で降りて、
世田谷線で三茶まで。最近三茶に来る頻度が高く、
今日はどこにも寄らずに二子へ。
そしてタマタカで、春物を物色。
ワインカラーのニット、薄いグレーの長T、
レース付キャミ(21000円)。まだまだ買い足りない気分。

2日連続のハンバーグ、もやし、インゲン、めかぶ納豆卵入り、
三つ葉と豆腐味噌汁、ご飯。
玉ねぎをみじん切りにした直後、
猫たちは目を一斉にしぱしぱさせていた。
モンチは今日も元気いっぱいにニャーニャー鳴く。
おビーはお風呂のふたの上で、殿は暖房の下の椅子で寝っぱなし。

ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」。印象的な描写を書き留めておく。

○浜辺に打ち寄せる単調な音だけが聞こえていた。その波音は、たいていは控え目に心を和らげるリズムを奏で、夫人がこどもたちと座っていると、「守ってあげるよ、支えてあげるよ」と自然の歌う古い子守唄のようにも響くのだが、また別の時、たとえば夫人が何かの仕事からふとわれにかえった時などは、そんな優しい調子ではなく、激しく太鼓を打ち鳴らすように生命の律動を容赦なく刻みつけ、この島もやがては崩れ海に没し去ることを教えるとともに、あれこれ仕事に追われるうちに彼女の人生も虹のように消え去ることを、あらためて思い起こさせもするのだった。

○その話を聞いた途端、ちょうど陽光の中を飛んできた鳥の翼が静かに閉じるとき、羽根の青さが明るい鋼色から柔らかな紫に変わることがあるように、夫人の周囲のすべてが静まりかえり、やわらかく折りたたまれていくような気配がした。

○彼女をただの美人だと考えていると、その時々の息づき震える生々しい要素に不意打ちをくらい、あわててそれを彼女のイメージにあてはめようとすることになる。

○夫の心の見苦しい廃墟がもうすっかりおおい隠されているのを見て、思わず胸を撫で下ろした。日常性が勝ったのだ。習慣がいつもの慰めるようなリズムを奏で始め(以下略)

○ちょうど急行列車の中で読んでいる本からふと目を上げて、窓外の農場や木や群がった家々の中に、そこに書いてあることを挿絵のように例証するものを求めては、やがて満足し納得して本の世界に帰っていく(これを読んでるとき、ちょうど京王線の急行列車の中にいて、ふと目を上げても挿絵になるような景色はひとつもなかった。)

○自信に満ちて背筋を伸ばし、夫人は客間や台所の雰囲気を自在に創り上げ、それに輝きを与える。(中略)その笑い声と落ち着きと有能さによって、疑いもなくすべては生き生きとした現実で、家は活気にあふれ、庭には花が咲き乱れていることを彼に納得させた。(うちのママも同じように家を創り上げている。パパや子供である私たちは、無意識にその恩恵にあずかっている。私もこんな主婦でありたい)

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モンチ全快

2005年02月16日 | 日々のこと



前にビーがここにいるのを見たモンチ、
さっそくまねっこ

モンチは昨日の夜に完全に本調子に戻った。
この3日間モンチにつきっきりで世話を焼いていたので、
もう大丈夫、と思ってパソコンに向かったりすると、
アウアウ鳴いて私を呼ぶ。
昨日は私が会社から帰って2時頃に寝るまで、
モンチは一睡もせず遊んでいた。
殿とビーは寝っぱなし。
ビーは、ダーが帰る前にアジを焼きはじめたら初めて起きて、
かしこまった顔をした。

ダーのママのM枝ちゃんからバレンタインのチョコが届いた。
ダーいわく「ほかの大抵のことはすぐ忘れるのに、
バレンタインのチョコだけは忘れないんだよね~」。
さすが永遠の乙女、M枝ちゃん。

今日はまた春がひっこんで冷たい雨。
ダーと駅へ向かう道すがら、
「♪会社には行きたくない~、会社には行きたくない~、
家に帰りたい~、家で寝てたい~」(ブサンボマスター風)。
会社につくとB「地震すごかったなー、俺逃げる用意までした」。
え? 地震? うちは誰も気がつかなかった…。
BはGさんのお通夜で大阪へ、
お土産にパチマガの最新号と、怪物くんストラップを持って。

「クック太平洋探検①」読了。
ニュージーランドの原住民は好戦的。でも銃にかなう武器はない。
島や岬につぎつぎ名前がつけられ、イギリスの旗が立てられる。
原住民の文化は未熟だけど、クックたち、
というかそのバックにあるイギリスも成熟してるとはいえない。
野性のセロリが食べ放題。

晩御飯はハンバーグと焼きじゃが、春菊胡麻和え、
めかぶ納豆、ご飯。
座椅子に座って両手を駆使してリボンをひらひらさせると、
モンはリボンを追いかけて座椅子の周りをぐるぐる回る。
首の裏をくわえてみたら、
モンは力を抜いてぶらさがろうとしたけど、
私の歯が折れそうなので諦める。
殿の首もくわえてみたら、嬉しそうにブルブルいった。
ビーも起きて、羽根紐で少し遊ぶ。
ビーはデブりんこなのに動きがダントツで素早くて
ジャンプ力も多分一番。
ジャンプする姿がめちゃくちゃかっこいいのだ。

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