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なぎのあとさき

日記です。

お世話メモ、ゲルマント序盤

2019年05月28日 | 読書メモ


私がご飯食べてると、後ろの本棚にモンちゃんが飛び乗り、背後から私を見ている。私がちょっと席を立つと、ピョーンと本棚からジャンプして、走って隣の部屋の窓にいく。

モンちゃんが本棚の上にいるのは、私がご飯を食べるときだけ。



27日月曜も、殿はいい調子で、8割は自分で食べた。
大半はマグロたたき身だけど。
懐石ゼッピンのカリカリにマタタビ粉ふりかけを、何度か食べた。
お水も廊下のバケツの水をちょこちょこ飲んでる。

マタタビ粉をふりかけると、モンちゃんがすっ飛んでくるけど、デブのモンちゃんに必要以上にカリカリを食べさせるわけにいかないので、手近な私のスネや太ももにマタタビ粉をかけると、モンちゃんはそこを舐めたり頭突きしたりスリスリしたり。変態行為っぽいけど。

ビーも夜勢いよく食べたものの、どばっと吐き戻し。
マグロたたき身の蓋をピカピカになるまでなめてたので、ビーはやっぱりお刺身はやめたほうがいいのかも。



殿はセレニアを36時間ごとから、48時間に伸ばしたら、水ゲロを吐いた。
正念場は解除しても、油断してはいけない。丁寧な下僕業を!

15時頃、河原の川べりに出た。
水が澄んで、細い小さい魚がいっぱいいた。
一回り大きい魚は、近付きと逃げる。
暑くて、水はぬるかった。

28日火曜は夜に雨。
気温やや下がる。

殿はたたき身をよく食べたけと、チリ産サーモンはお気に召さないらしくて10gでストップ。

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「失われた時を求めて」メモ

「ゲルマントの方」の章に入り、ここからは初読み。
ゲルマント公爵夫人の家の敷地にあるアパルトマンに引っ越してきた語り手。
フランソワーズを通して、そこでの生活が語られる。

語り手は、再び、ラ・ベルマのフェードルを見に行く。
ボックス席の暗がりから現れては消える貴族たちを、水族館の魚たちに例えて、描写が長々と続く。ゲルマントの大公夫人、公爵夫人も現れる。
彼らの謎に包まれた生活の一端を、オペラ座のボックス席では覗き見ることができるので、語り手は興奮気味。
もはや、お芝居のことは、手短に肯定して終わり。

◯美しさにかけて大公夫人は、……彼女の身体の優美な線は、それだけ(首筋や肩やウエスト)では完成しておらず、まさにそこから目に見えない線が始まる出発点であり、その避けられない糸口になっているのであって、人びとの目は、その見えない部分にまで身体を延長して、この夫人のまわりに見事な線を作り出さずにいられなかった。

そして、公爵夫人が語り手に手をふるシーン。

◯その瞬間に、光の屈折の法則のおかげで、おそらく青い目の無感動な流れのなかに、個人の存在を失って原生生物となった私のあいまいな形が描き出されたのであろう、彼女の双の目が明るく輝くのを私は見たのである。
女神から女性に変わって、急に千倍も美しくなった公爵夫人は、ボックス席の縁にかけていた白手袋をはめた手を私のほうに上げて、友情のしるしにそれを打ち振った。私の視線は、無意識に白熱して炎と化した大公夫人の目と交錯するのを覚えた。

それからは、毎日、公爵夫人の散歩ルートで待ち伏せし、偶然を装って会うのを日課にする語り手。

公爵夫人の甥であるサン=ルー(ロベール)に、仲を取り持ってもらううため、ロベールの従軍部隊、ドンシエールに行く。

語り手が会いに来て、ロベールは「耳まで赤くなって」「愛情のこもった視線を注ぐ」が、語り手は、
◯私には依然としてよく理解できないながらも、今は無視できなくなったこの大切なもの、つまり私たち二人の友情を暗示していた。

ホテルの描写、兵士仲間との戦略の話がこれまた長々と続く、ここは、これまでで一番、話が入ってこなくて、バルベックの前半以上に進まなかった。

何日か滞在した後で、やっと勇気を出して、語り手はロベールに、公爵夫人に自分のことを売り込んで欲しい、食事の席をもうけて欲しい、と頼むところは、まわりくどくてやらしい。

◯ほら、普通ならぼくはね、きみに好意を持たれてることを吹聴してほしいなんて、思ってやしないでしょう。だって、ぼくには自尊心なんてないんだもの。

ついでに、サン=ルーが部屋に飾っていた公爵夫人の写真をくれるように頼む。

どこまでも感じが良くて品もいいロベールは、お安い御用!と請け合ってくれる。

◯他人の価値をはかる唯一の試金石は、私にとって重要なことに見えるたったひとつのもの、つまり私の恋にかんして、役に立つかどうかであると思われたからだ。

そこまで言われたらいっそすがすがしい、これぞフランスの男。

さらに、「tuと呼び合いたい」
ロベール「両方ともやろうよ」
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殿、この夏初シャワー

2019年05月27日 | 猫トーク

バイカウツギ

5月はしゅるるるると過ぎて最後の週末が来た。
24日から30℃越えつづく。

25日も殿は調子よく、お刺身をよく食べて、カリカリも自分で食べてた。
体重は3.1で増えてはないけど、前日に続き、上向きの食欲。

天気は最高で今年初の真夏日だったので、ダーがさっそく殿をお風呂に入れた。
殿はニャーとも鳴かずにシャワーを浴びて、胸元からお尻まできれいに洗ってもらって、お風呂を出たあとは、庭の日向でタオルで拭いた。

しばらくダーが殿を膝に乗せて自然乾燥させていて、ダーは手で日除けを作り、濡れていない頭だけは日に当たらないようにしていた。のぼせたり、熱中症にならないように。
殿はご満悦で、久しぶりに自分で毛を舐めていた。
王公貴族の日向ぼっこ。



それでほぼ乾いて、その後ドライヤーでしっかり乾燥。

一週間くらい前は、具合が良さそうとは言えない殿を、お風呂に入れるなんて考えてなかったけど、あっさり入れられた。先のことはわからない。

流動食で汚れた胸元がきれいになって、真っ白フワフワの殿に戻った。
その後もご機嫌でダーと私の間に来たり、カリカリを食べたり。

殿!
お美しゅうございます

そうか?

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15じより、音楽関係のトークイベント。
音楽の話はほとんどなく、ムカデや農業、マリックなどの話が長引いて、Yさんが自由すぎて曲も3曲くらいしかかからなかった。
Yさん、横浜から埼玉に行く電車が2時間半なのにトイレがなくて気持ち悪くなる、って言いながら、トーク2時間半過ぎても終わる気配がなくて、トイレが我慢できなかった。面白かったけどね。

巨匠はまた、外猫Sちゃんが帰らなくて心配してた。
いなくなった翌々日に張り紙を作り、その夜に自分で戻った。

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26日日曜。
5月の観測史上最も暑かったらしい。
朝スムージーのバナナが切れてて八百屋まで行ったら、すでに真夏の暑さ。

殿は調子よく、朝晩で200kcalちかく食べた。
半分以上は刺身だけど。

ウエットは銀スプジュレと、三ツ星グルメしか食べない。この2つ、ウエットの中でも低カロリー。

無一物はビーは食べるけど殿は2舐め。
ビーはササミもムシャムシャ食べるし、モンプチのとろーりソースも一缶(58円)いくし、えらい。価格にして殿の4分の1以下。

ビーにひっかかれた傷を、ビーったらひどいでしょー、と見せびらかす私だけど、私に爪をたてるビーがいかに可愛いか、人には伝わりづらい。
ネズミをいたぶるように私をいたぶりたい、そんなビーがいかに猫らしくて可愛いか!

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午後は海へ。
凪、まあまあ澄み。
真夏日で、海水浴客がけっこういた。

水着で泳いで岩まで。

ついに兄さん登場。
岩の左側に進もうとしたところで、視界に入ってきた。
同じところをぐるぐる回って泳いで目が回りそうになった。

メジナの群を見てたら、兄さんがぬーっと浮き上がってきたりもした。
私もCもさんざん連れ回されて、たくさん泳いだ。

細くて小型の魚は、サヨリかなあ。
浅いとこにも、深いとこにもいた。
水面近くに、大きい目でお腹の張ったイナッコの群。

浅いとこでタカノハの子供。
片方のヒレをパタパタ動かしてこちらを見てるのがかわいかった。
チンチンも2匹でいた。

5月に水着で泳ぐのはあまりなかったことだけど、暖流が入っててそんなに寒くなくて、身軽で気持ちよかった。

岩にも初上陸。
海サイコー。
途中で日がかげり、風も出て寒くなった。

お寺もサイコー。
気が満ち満ち。
上まで行きたかったのに、Cが足がしんどいーと何度もいうので途中まで。
竹の皮むき。

紫陽花が色づきはじめ、百合に蕾が出た。
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ビーったらぁ

2019年05月24日 | 猫トーク

ビーが外に出たそうだったので、庭に出して草を食べさせてたら、ビーは隣の庭に行こうとするので、捕まえて抱き上げたら、ビーは私の肩に爪をたてた。

「イタイイタイイタイ」
 
あとで見たら、肩に長くて変な曲線のミミズバレができてた。
 
その後、クローゼットを整理してたら、ビーが入ろうとするので、ここはだめよー、と引っ張り出したら、今度は腕に爪をたてた。
「イタイイタイイタイ」
 
あとで見たら、手首から手の甲にかけて、ひっかき傷に血がにじんでいた。
 
ビーったらぁ、爪とがりすぎ~!刺さっていたい!爪切ろう!と、ビーの爪を見たら、爪はとがっていなかった。
 
とがってない爪で、私に見事な爪痕をつけるビー、すごい。
爪の使い方を心得ている。
 
ふだん抱っこ大好きで、いつまでも降りないのに、ちょっと自分の意に反することを私がしようものなら、爪をたてるビー。
 
それも、隣の庭にそこまで行きたいわけでもなかっただろうし、クローゼットの中にそこまで入りたかったとも思えない。
私の気をひきたい、といえば聞こえがいいけど、ただなんとなく、おもろいから?マウンティング感覚?愛情を確かめたいから?私を困らせて楽しむビー。
それで止められると、爪を刺してひっかく。
なんてかわいいんだろう!
 

ビ:こいちゅアホなのかにゃ?
 

アホだわね!

私はこのビーの、猫の中の猫たるワルなところが大好き。しびれるあこがれる。

木曜日はいい天気で夏らしくなってきた。

殿は食欲があるらしく、キッチンに来て私を見つめたり、お皿の前をうろうろするわりに、何を出しても食べない。
レトルト3つ開けてもだめ、刺身はいいのがなくてマグロたたき身あげたけど、10gで飽きた。
と思ったら、夜遅くたたき身を20g食べて、ふやカリも私の見てる前で食べた。

金朝もたたき身を2回に分けて20ずつ食べたので、久しぶりに強制給餌はしなかった。
正念場は解除ということでよろしいでしょうか?殿!

去年、一昨年とも夏は調子の良かった殿。
今年もこれからぐんぐん上がってくれるといいな。

急な暑さでビーは鼻炎の症状がちょっと出ているので注意。

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クレマチス オドリバも咲いてる
 
木々の緑も濃くなってきた。
今年は新緑を色だけでなく、木の形にも注目して見ていた。
夏には緑が一体化するけど、新緑のうちは枝の延びかたや、一本の木の大きさ、樹形がよくわかる。
 
午後、河原に出たら上脱いで寝そべって日焼けするおじさんたちが何人もいた。
女の人は全然いなくて、子供もいない。
 
川の流れの弱いところに、小さい魚の群がいた。メダカみたいな魚。
ひとまわり大きいまだらの魚もいる。お腹の太い子もいる。
日差しが強くて魚の影がくっきり川底に映り、群は二重に見える。
 
昔、多摩川の鮎の解禁は6月1日で、日付が変わるやいなや、夜中の川にくり出す人がたくさんいた、と、月曜に河原で会った女性がいってた。
もう90歳になるの、というその女性は、スマホが使いこなせないといいながら、万歩計を私に見せた。
1日6000歩くらい歩いていた。
90歳には見えなかった、70代くらいに見えた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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雨のち夏

2019年05月23日 | 猫トーク
アケボノフウロ

火曜日は朝から雨と風。
殿は朝、1割しか食べない、寝てる。
エースとちゅーるとキドナでなんとか70kcal。

お昼ごろ、雨はピークで、モンちゃんまでベッドて寝っぱなしだし、低気圧で私も体が重く、通勤がタルかった。

夜は、マグロも飽きたし、そろそろサーモンか?と買ってきて、あげたら一気に30g食べた(30はあげすぎ)。
残ってたマグロは漬けにして人間のご飯に。

私の枕はビーのものなのに、最近フトンの中が暑くなってきたモンちゃんが、枕に乗り上げてくる。
ずりずりせりあがってくるモンちゃんに、
ダ「ビーがムリですムリですって俺んとこ来て、さあポンポンしてくださいって」
(ダーには敬語のビー)

朝、モンちゃんはついに枕を陣取り、肉圧に負けたビーが私の肩に乗って寝ていて、ビーはモンちゃんの顔が近いと落ち着いて寝れないらしくて、「ムリ!」とベッドから出て行ってしまった。

あいちゅなんにゃん?

水曜は台風一過のように晴れた。

殿はサーモンを食べてくれたので、給餌が久しぶりにラクだった。
でもサーモンはどんなに食べても一度に20gまで、脂分多いからね。

いいてんきなんだぜー

前日は雨で寝たおしてたモンちゃん、晴れたらおちょといくー!とさわぐし、殿も網戸の前で出たそうにしてるので出した、仕事なので手は離さないようにしてたけど、二人ともちょっとの隙をついて隣の庭に行った、殿は15分くらいでトイレに帰って来た、仕事に行く時間が近づいて、まずいまずい、モンちゃんお願い帰って来てー!と心底お願いしたら、家の庭に戻って来てくれた。

雨でバラが散ったり倒れたり、花の形がひしゃげたりした。
日曜のバラ散歩は、一番きれいな時に見れたな。

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春のドラマ

◯ミストレス 女たちの秘密
派手さはないけどリアリティーはある、日本人らしいSATC。
役者がみんないい。音使いもいい。

◯東京独身男子
こっちは男版SATC。わりと派手で楽しい。

◯きのう何食べた?
料理が美味しそう。
ゲイのカップル二人ともかわいい。

◯あなたの番です
全員うさんくさい。

◯腐女子、うっかりゲイにコクる
切ない青春ラブストーリー。
ヨウヘイがすごくいい子。

◯家政婦のミタ
松岡くんの目がかわいい。

平日の夜ご飯はほぼ一人なので、いろいろ見ていて今回アタリ。
一人でも猫たちいるし全くさびしくはなく、むしろ気楽でよい。

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仕事はまた忙しくなった。
雨の日、にゃんたは隣の家の屋根にいて、私が外に出るとニャーニャーいいながら降りてきた。
私のとこに来るまでに雨にあたるのはほんの一瞬で、毛はほとんど濡れてなかった。

帰り、雨はほとんど止んでいて、行きに着ていったカッパを職場に忘れて、家についたらカギがない。
カッパのポケットに入れたままだった。

ダーの帰りは遅いし、職場に取りに戻るしかない。ドア一枚の向こうで待ってる猫たちに会えずに、小雨がぱらつく中、駅に引き返した。

家の前の道は、緑の勢いもすごいし、湿度が上がったせいか、スイカズラの香りが今年一番香ってた。なので、行ったり来たりがさほど苦にならなかった。

しゃちょーが駅までもって来てくれて、ふだんより40分くらい遅い帰宅になり、モンちゃんが玄関で待ってて、殿も廊下まで出て来た。


あめやんだよ!
きょうはあついくらいだにゃ
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バラ満開、イサキかな

2019年05月21日 | お散歩


日付は戻り、18日の土曜日は、15時頃まで殿の調子を見ていて大丈夫そうだったので、また横浜に行くことにした。
GWに行った時、盛大に蕾のついたバラを見て、満開になったところを見たかった。

というのも、Eちゃんが満開になってから行って、香りがすごかったっていうし、MさんもGW中に行って咲いてなかったから、もう一度行くというし、なぜか今、港の見える丘公園がアツい!

EちゃんもMさんも、お母さんと行ったそうで、私もママを誘いたかったけど、うちのママときたら、すぐ、つかれた、腰いたい、というので、どうしたものか、と思っていた。

ちょうど母の日もあったし、中華街でごちそうするよ、といったら「行く!」と即答だったので、16時半に元町で待ち合わせ。
パパママ2人そろって、元町の5番出口が分からなかったらしい。

アメリカ山公園に出てすぐ、ママが「わーきれい!!」と、喜んでいて良かった。
外人墓地の緑もきれいで、港の見える丘公園につくと、入り口から色とりどりのバラが咲きみだれていた。

パパも一つ一つバラを見ながらゆっくり散歩してたし、ママも新しいスマホが使いづらいといいつつ、写真を撮りながら歩いていた。

イングリッシュローズを中心に、ハイブリットティーや日本のバラ、ノックアウト系もいろいろ咲いていた。
バラにしか出せない色と香りをたくさん浴びた。
宿根草もいろいろ咲いて、イギリスやフランスの庭園を歩いてる気分に。
スイカズラやニオイバンマツリも満開。


ピエールドロンサール、どや感!

私が一番気に入ったのは、レディ・エマ・ハミルトン。


ママは感激して、素敵な時間をありがとう、バラの時期以外にも行ってみたいわ、と言っててよかった。
腰のいたみもだいぶおさまったそうで。

横浜港を見渡していると、パパが昔ベイブリッジを向こうから渡って帰ることが多かったけど、こちら(横浜側)からの景色は見たことがなかった、と言ってた。

で、山下公園の端に出て、少し休んで中華街へ。
前回行ったお店に行って、ワンタン美味しいとそこでもママは喜んでいた。ビールも美味しかった。

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私がテーブルのすみにあったダーのお茶をとろうとして、うっかり、少しこぼした。
隣りの席にいた50代夫婦の夫が妻に「大丈夫?かかってない?」妻「うん、へーき」
えーお茶とびちった??と思って「すみませーん」とあやまったけど、夫婦は返事するでもこっちを見るでもなく、夫がしつこく「本当にかかってない?シミになるんじゃない?」といつまでもいってるので、私たちは会話が中断されたまま。

しかし、薄いお茶が2、3滴足元に飛んだくらいであんなゆう?いい年こいたオッサンが?ちっちゃすぎだろ!と思って、私はダーに「なんかすごいね!」ダーは笑いそうになってるし、ママはオッサンの顔をじーっと見ていた。
そーいうちっちゃい奴は、面と向かっては何も言えないらしく、こちらがじーっと見てたら、いたたまれなくなったのか、食事まだ残ってるのにお店を出て行った。
あんなふうに生きてたら、一生幸せになれないよね、気の毒に。

クレーマー体質の人って、相手の顔色が変わることに全能感を覚えてつけあがるというが、うちの家族は誰一人、顔色一つ変えなかった。

食事のあとは、令和からせっかく禁煙してたパパママに、「私たちだけじゃ吸いづらいから、どうぞ」とタバコをすすめ、みんなで美味しく一服。

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19日は海へ。オンショアの強風。晴れ。
海に近づくほど風が強くて、波打ち際は濁ってて、しばらくぐずぐずしてたけど、入ってみたら澄んでいた。

兄さんのツレの魚がいっぱいいた。
いつも会うのに、いまだに種類が判明しない。が、検索してみたらイサキかも。
体の上半分が金色に光ってみえる。

その子も兄さんと同じように、何度も視界に入って来て一緒に泳いで、家族の群に連れて行ってくれた。

後で思い出したけど、まだ兄さんと仲良くなる前、今のポイントでシュノーケルはじめてすぐの頃、すごくフレンドリーな魚がいて、一緒に泳いでは、家族の群やお気に入りの岩場に連れてってくれる魚がいた。
その時も名前がはっきりしなかったけど、イサキかなぁ、と言っていた、あの時の魚とたぶん同じ魚だ。

海藻に隠れているときは、海藻と同じ色のまだら模様が出ていて、海藻から離れて泳ぎ出すと、模様が消えてゴールド~シルバーのグラデーションになる。その色の変化も何度も見せてくれた。

お腹ぱんぱんの子もいて、イサキは今から梅雨にかけて太るみたいだし、やっぱりイサキかも。

オレンジで白い水玉のある小さい魚も群でいて、その子たちを追いかけてるときも、急に群ごしに現れて、先導しようとした。

兄さんと仲良しだけあって、兄さんそっくりに私たちの相手をしてくれたけど、兄さんよりこの子たちの方が先に出会ってたのかもしれない。

兄さんはまだ出てこない。どんな登場を見せるつもりなのか、楽しみ。

ほかに、ネンブツダイらしき魚、大きめのベラもいた。

風で流れが強くて泳ぎにくいし、潮はまあまあ冷たくて、岩までは行けなかったけど、浅いところでずっと泳いでいて時間の感覚がなかった。

ドローン飛ばしてるやつがいて、泳いでると変な音が混ざってうるさかった。海に入ってるときは全体に警戒しながら泳ぐので、変な音がするとそのつど音の正体を探す。ドローンめっちゃ邪魔くさい。

着替えてるときも、すぐ近くの上空にいて鬱陶しかった。

ボートの陰にいると、風がよけられて快適にごろごろできた。浜にいても時間の感覚がまったくない。

雲もなくていい日差しだけど、ちょっと肌寒かった。

鐘3日目、私にしては珍しく、海上がりにポテトを食べなかった。こんなこと年に一回あるかないか。

Cの引っ越しが近いため、お寺には寄らずに葉山リターン。

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タコの本まとめ

ジャイアントカトルフィッシュという大きなイカの観察をしていた著者によると、頭足類の皮膚は重層構造のスクリーンになっている。

◯皮膚には、ピクセルのように色を発する小胞が何百万とあり、筋肉は脳の司令を受けてその小胞を制御する。イカが何か感じると、また脳で何らかの決定が下されると、それに従って即座に色が変化する。
擬態も得意だし、泳ぎながら様々に色を変える。
ところが、頭足類のほとんどの種は、色の識別ができないらしい。目の光受容体は一つしかない。
(色の識別には光受容体が少なくとも二つ必要)
皮膚にも光受容体があるという説もある。
皮膚で見ることができるということ。
イカの色の変化に何か法則があるのかどうかも、よく分かっていないらしい。
著者はこのイカが社会的な生き物ではないと言ってるけど、これまで私は群のイカにも何度も会っていて、色の変化はいつも群の皆が同時に変化していた。
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あの日の殿の顔は

2019年05月21日 | 猫トーク

ダーが虫とりしてくれたおかげで、無事に咲いたアブリコ

19日、日曜日。
殿は食欲5割にアップ!
何度か自分からご飯どころに行って、懐石ゼッピンのカリカリをよく食べた。

気温は20度前後で寒暖差もゆるくなってきて、少しずつ食欲が上向いてきた。
殿は大丈夫。ほんとに強い男の子だ。

先生の、「状態はわりといい」というのは、やっぱり本当だった。
状態がいいというのは、いっとき食べられない日が続いても、回復する力を秘めているってことだ。

日曜、ダーが休みで家に一日いたのも良かったのかも。
私が海にいってる間、ダーは大抵、家でだらだらしている。
たまには外でて買い物でもしてくればいいのに無精者め、と思ってたけど、今は日がな一日家にいてくれるのがいい。家にいるのがいいんだよ、康一くん!(ジョジョ参照)

夜は横になったダーに並んでくっついて、余は満足!の表情だった。


幸せそうにブルブルいう殿

殿のお給餌やお手当などで私が殿にかかりきってる間、モンちゃんは大人しくごろんしててくれるけど、殿が落ち着いて、さて、モンちゃんなにしてるかな、とモンちゃんを見て目が合うと、モンちゃんはパッと瞳を丸々にする。
「おわったにょか?おれとあちょべるにょか?」と。
黒目丸々のモンちゃん、やばたに案件。

ビーは、夜ご飯に買ってきたゲソ揚げにロックオンした。
冷やし中華を一皿食べ終わるまで、私の横から動かず、テーブルを覗きこんでいた。


ゲソ揚げなんてあげないよ!


はい!
衣落としてかんでから少しあげました。

前の晩は、深夜ベッドに来てプリプリして「ニャー!」と鳴いて寝てくれなくて、起きて空になってたお皿にカリカリを少し入れたら即食べた。

月曜は、午前中は殿は3割くらい食べ、状態もわりといいし、体重も減ってはいないので、病院の予約を1週間早めたのをキャンセルして、いつもどおり月イチ検査に戻した。

何度か起きて、自分で食べようとしてたし、撫でたときのブルブルも大きい。

が、夕方プールから出たら雨が降っていて、夜はまた1割くらいしか食べなかった。
マグロに飽きたみたい。

食べないけど、食べようとしてるから大丈夫。
指ご飯もシリンジご飯もそんなに嫌がらなかった。
殿は強い。

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モンチが天空に遊びに行った後で、私がメソメソ泣いてたとき、殿が私の腹の上に来て、私の顔を覗きこんで、それまで見たことのなかった表情で私を見つめたことがあった。
悲しい顔なのに、私をさとすような、すごく強さのある顔だった。

あの時の殿の顔は、「寂しいのはお前だけじゃないんだぞ」、という顔だと長いこと思ってたけど、もしかしたら、「泣くな、おれがアイツの分もここにいてやるから」だったのかもしれないと、最近になって思う。
殿は、No woman no cryを歌ってくれたんだと。


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お手当

2019年05月19日 | 猫トーク

金曜、殿の食欲は2割で、最近ではいいほう。

呼べばこっち見るし、指ご飯の感触も良かった。嬉しいな。
休みの日に動向を見てると、日がかげると一度起きて何か食べる。この日もふやカリが消えてた。
夜も12時すぎに、起き出して残ってた金缶レトルトや、懐石カリカリまたたび粉添えを少し食べた。
せっかくなのでちゅーるの総合栄養を指ご飯したら全部食べた。
体重も3.2をキープ。
大変ありがたい。

殿が自分から何か食べようとするのは、ホリゾンの効果が完全に切れてるタイミングだったので、やっぱりこの薬は必要なさそう。

食べようとしてくれるだけで嬉しい。
若い頃はマッチョボディの怪力で網戸ストッパーをこじ開けてた殿、今はすっかり筋肉が落ちてるけど、この痩せた体がなんともかんともいとおしい。かわいい。

もともと賢者の殿が、研ぎ澄まされて仙人になって、本来の姿を見せてくれてる気もする。

この頃、腰に力が入らないのか、よく後ろ足がよろめく。そんな動きもいとおしい。

両手をこすり合わせてお腹に当てる「お手当」2回目ですぐにブルブル喉が鳴りだした。
殿に当てた手のひらに意識を集中して、体の温もり、毛のフワフワ、静かな振動を感じ、内臓や血を感じていると、愛しさと感謝でいっぱいになる。言葉はあってもなくても、お手当自体が祈ることだ。

ダーいわく、手のひらから遠赤外線が出ていて、気とかハンドパワーとかの正体は遠赤外線なんだって。ご飯をおいしく炊くやつ。

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仕事から帰ると1番に出迎えに来てくれるのはモンちゃんで、その後ろに、殿も起きて出て来てくれた。嬉しい。

老猫のかわいさ、老猫の愛しさを、日々教えてくれる殿。
あんまり老っていうのもなんだけど。

ビーは箱から顔だけ上げて私を見る。
本当に、幸せだけをいつも私にくれるにゃんこたち。



モンちゃんは8キロで変わらず。
またたび粉の蓋を開けたら、隣の部屋にいたモンちゃんが瞬時に駆けつけて来た。
音でわかったのかな?
小さい容器の小さい音なのに、すごい!

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18日、土曜日。雲多いけどいい天気。
朝、殿はキッチンに出てきたので、食前のホリゾンはやめ。
3割は自分で食べたし、お腹しくしくポーズもなくて調子良さそう。

なので、洗面台のシャワーで、流動食で汚れた胸元を洗った。
殿は嫌がらずなすがまま。
膝に乗せて、私の手をかましてドライヤーで乾かしてもなすがまま。
その後は、庭で膝に乗せて直射日光で乾かした。
殿は気持ち良さそうにしてた。

全身お風呂は、28℃は越えないとね。

モンちゃんも出てきて、庭を散歩。


ビーは膝に乗せたり抱っこでお庭。
今は赤いダニのシーズンなので、虫に弱いビーは土の上でごろごろさせられない。


その後、ビーは寝室で寝ていて、私がいくたびに「ニャー!」と大きい声で鳴いた。
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ビーの5月検診、食欲増進剤メモ

2019年05月17日 | 猫トーク


15日水曜、いい天気。

Tシャツ&カーディガン、スニーカーの季節。

殿は、まだ1割しか食べないけど、状態は前日よりは良くて、指ご飯もシリンジご飯もスムーズに、160kcalは食べてくれた。

強制給餌9割にも慣れてきて、朝晩とも2回に分けて、足りない分は投薬時にキドナも一緒に飲ませて補う。
なんだって慣れれば慣れるものだ。

夜も、急に起きて残ってた銀スプ国産マグロを自分で食べた。
オオゼキで買ったマグロの刺身も1切れ食べた。

トイレが自由になってきて、トイレの前の砂落としスペースでチッコする。

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昨年末からずっと仕事が繁忙期だったのが、やっとひまになった。
ひまはいい。
繁忙期といっても、週3午後だけの仕事だけど。

職場に向かう道も、今はバラがたくさん咲いてる。

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16日木曜、いい天気。

殿は、マグロの刺身をよく食べたので、自分で2割くらい食べた。
カリカリも少し食べた。
カリカリに、粉のマタタビをかけたら、さらに少し食べた。
この方法、オーソドックスな手だけど、忘れてた。

インテグラは食べなくなってる。




夕方ビーの定期検診。
ありがたいことに、今ビーはノープロブレムで、触診、口内チェックして、耳掃除してもらっただけ。
ご飯もよく食べ、お水もよく飲んでる。
やる気もあって、私のご飯どきは寝床から出てきてテーブルの上に来る。

ウエットは食べないものも多いけど、ササミをチンしてほぐしたのが好きでよく食べる。
カリカリはなんでもよく食べる。

お腹の調子も前に比べるとずっとよくなった。
ただ、この1カ月で3回は下痢or軟便してるから、ステロイド3日に1回を、さらに1カ月続けて様子を見ることに。

ビーは元気いっぱいに鳴きつづけ、診察中は何度も私にのぼってきた。
耳掃除の途中でも上ってきた。
かわいいんだからぁ、ビーはぁ。


ビーの耳掃除してる間、殿の話をした。
1割くらいしか食べない、ステロイドには反応がなさそう、ウンチが出なくて5回トイレにいった、3キロになってる、と。

先生は考えてたけど、
「ウンチ出ないのは食べてないこともあるから、そんなに気にしなくていいと思う」
「ステロイドはすぐに反応が出る薬で、5日飲ませて反応がないなら続けることはないかな」と。私「まぁ、これも自然なことだとは思うんですけど、、、食欲増進剤とかどうですか」と、考えと言うことに矛盾あり。
話を聞いて、軽めのもので、食前に与えて効果は30分くらいのものを、1週間分出してもらった。
「全然効かないかもしれません」とのこと。
「根本的な治療になる薬ではないですけど、よく使われている薬です」

ちなみに、どこかで読んだけど、実は食欲増進剤なんてものは存在しないらしい。
今回出してもらったホリゾンは精神安定の薬だし、他に有名なぺリアクチンも本来は別の目的の薬。
食欲という生き物の本能に関わる欲求を、人の手でコントロールすることなんてできない。
当たり前といえば当たり前。

迷ったけど、軽い薬で効果があれば、強制給餌されるより殿にとってラクであれば、と、夜ご飯の前に、飲ませてみた。
朝に比べたらマグロの刺身を多めに食べたし、その後ウエットもちょっとだけ食べたから、なんとなく効いた気もする。
が、それくらいの波はいつもあるので、効いたのかどうか分からない。

ご飯の前に投薬して機嫌を損ねるのもどうかと思うけど、3日くらい続けて様子を見てみようと思う。

16日は仕事が休みで家にいる時間も長く、給餌や投薬やリフレのほかにも、ただ「お手当」したり、撫でてる時間がたくさんあったので、殿はご機嫌のブルブルをたくさん聞かせてくれた。

リフレをシリンジ3本目でちょっと嫌がったのが気になるけど、針の当たりどころが悪いと、たまに嫌がる。めったにないけど。

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さあ、おれのおとぼけふぇいすでなごんでくれ!

モンちゃんは庭の作業台の上が気に入って、そこにいるだけで満足することも多く、遠くにいかないので良かった。

マンション1階の親子にほぼ毎日会って、
ママ「モンちゃんのおねーさんよ」
子「モンちゃんはー?」「モンちゃんどこー?」
といつもいう娘がかわいいんだけど、なんと、私はその子の名前が分からなくて(そこの家族は親子三代でモンちゃんの名前を覚えてくれてるのに!)、今さら聞けずにどうしようと思ってたら、その子のバーバが名前を呼んでくれて、いやはや助かった。

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私が冬に2キロ太った件。
夜の間食をやめて体重1キロは戻ったけど、一度太くなった太ももでバタ足しまくってたら、太いまま筋肉になって、ムキムキの太ももになってきた。
ビスケの戦闘時かよ!(H×H参照)っていうシルエット。
顔まわりが戻ってなにより。

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「花咲く乙女たちのかげに」メモ

終わり近く。

イタチまわしというゲームを、少女たち、男の子たちとしているとき、アルベルチーヌの手に触れて、彼女も自分が好きにちがいない!と勘違いする語り手に、アルベルチーヌがキレる。

アルベルチーヌに冷たくされた後、しばらくアンドレと仲良くする。
が、アルベルチーヌと二人きりで話をする日を、待ち焦がれている。
ディアボロというおもちゃが気に入って、それを操りながら散歩しているアルベルチーヌは、明るく若々しくて、語り手にキレたことなどもう忘れているようだ。

アルベルチーヌが、叔母の家に行く途中で、語り手の滞在するホテルに泊まることを聞きつけた語り手。
本人に聞くと、「そうよ、部屋に遊びにいらっしゃいね」、と語り手を誘う。

語り手は浮かれに浮かれ上がり、「自分の歓喜の物質化ばかりを見」ながら、エレベーターに乗って彼女の部屋に向かう。
彼女もその気だと勘違いした語り手は、いきなり彼女に抱きつこうとして、やめて!と大声でいわれ、さらに力いっぱいフロントの呼び鈴を鳴らされる。

アルベルチーヌはこの話を、ほかの少女たちには黙っていた。
彼女は人を喜ばせるのが好きで、悲しませたり、恥をかかせたりはしない。
その後も、語り手との友情を、これまで通り続けてくれる。

バルベックは海水浴の季節が過ぎると、少女たちはパリへと引き上げていき、ホテルもシーズンオフの寂しい雰囲気になっていく。
朝、ホテルの部屋のカーテンを、フランソワーズが開けたときにふりそそぐ海辺の陽射しの描写で、この章は幕を閉じる。

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猫の慢性膵炎メモ

2019年05月15日 | 猫トーク



5月13日月曜、14日火曜と、殿の食欲は相変わらずの1割程度。

9日から始めたステロイドは、効いてるように見えない。

慢性膵炎は、膵炎そのものを根本的に治療する方法はなく、対症療法が主たる治療法。
対症療法とは、制吐剤や輸液の投与で、殿はそれにプラスして、カモスタットメシルという膵臓の薬も、3年目になる。
腎臓値はこのところ問題なしの殿だけど、膵炎の対症として、輸液も調子を見ながら3日1回~毎日を、続けて3年目。

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〈カモスタットメシル〉
蛋白分解酵素阻害剤で、膵液中の消化酵素(トリプシンなど)を阻害し、異常な亢進を抑えて、膵炎の炎症症状と痛みなどを和らげます。また胃の手術後に、食道に逆流した消化液中のトリプシンを阻害して症状を和らげます。
通常、慢性膵炎における急性症状の緩解、術後逆流性食道炎の治療に用いられます。

ステロイド治療を行う場合も多いそうだが、これまで2回(初期と、昨年末)試して、特に反応は見られなかった。
膵臓は三臓器につながっていて、膵炎に腸炎や胆管炎を併発している場合は、ステロイドが有効になるらしい、今回も、ステロ投与しても反応がないのは、併発はしてない、と思われる。

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ご飯は、自分で食べてほしいので、療法食にはこだわらず、殿の食べたいものを探して、ありとあらゆるものを試してる。

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月曜に自分で食べたのは、マグロの刺身と、懐石カリカリ少し。
便秘気味みたいで、トイレふんばっても出なくて、夜遅くなってやっと、床の上にばらまいた。



火曜は、朝から雨の低気圧。

刺身三種盛り(イナダ、イサキ、アジ)を買ってきたけどだめだった。
サーモンも飽きてるし、マグロを続けてよりもいいかなぁ、と思ったんだけど。
(刺身売り場で刺身を一つ一つ見ては考え、レジに行っては引き返し)
夜に3回トイレに行って、ウンチが出ないみたいで、そのせいで食べたくないのかも。
いつもご飯どきにキッチンに来るのに、来なかった。

指ご飯、シリンジご飯ともに、だんだん嫌がるようになってきた。
前足で、私の手を払おうとする。
吐きだす量も増えていて、それでも7割は飲み込んでくれる。
あまり無理しないようにと、そこまでカロリーを徹底しないでいたら、体重が3キロまで減った。

それはそれで、自然なことだ。
膵炎になると、吐き気をもよおしがちで、気持ちわるいのに、無理して食べるより、たまには臓器を休めるのも大事。

寝床にいて、名前を呼ぶと顔を上げて、私を見る。
その顔がとてもかわいい。

殿はご機嫌だと体をぶるるるるると鳴らすのに、月曜はほとんど聞けなくて、火曜に両手をこすり合わせてお腹に当てる、「お手当」を何度もしてたら、いつもより小さいけどブルブルいってくれた。「お手当」しながら、祈る。
「お手当」してると私の手がじんじん暖かくなってくる、これをやってると、殿は起きてトイレに行くことも多い。

私がお風呂に入るとき、蓋の上に乗せて、蒸しタオルで目やにや流動食で汚れた部分をきれいに拭いてたら、頭を私の手に預けてリラックスしてた。

その後、リフレの間も落ち着いてた。

いつまでもここにいてほしい。

でも、そろそろ、心構えはしておいた方がいい、と、この何日か思っている。
あえて構えなくても、日々の少しずつの変化、体の変化、習慣の変化、ビーの殿に対する態度の変化で、少しずつ私の、メメント・モリの意識が強くなっている。
モンチを送った日から、それは消えることなくある。
メメント・モリは、「死を忘るなかれ」、と訳されるけど、もともとの趣旨は、「今を楽しめ」「食べ、飲め、そして陽気になろう」

先のことは全く分からない。先生も「状態は悪くない」って言ってたし、このまま、まだまだここにいてくれるような気もする。

メメント・モリを心に携えつつも、ここにいてくれると信じて、いつもどおり明るく過ごそう。

殿の食べないお刺身は、軽くチンしするとビーがむしゃむしゃ食べる。

モンちゃんは、いつもどおりに、殿の耳を軽くかみかみしてる。

モンちゃんにもお手当してみたけど、腹の肉が厚すぎてなんの反応もなかった。

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月曜はいい天気で、殿の調子はわるくなさそうなので、私は急遽、縮毛矯正という名の毛づくろいのため、ヘアサロンを予約。
連休前は混んでたけど、すいてた。

4月の雨の日から前髪がはねて困ってた。
ヘアサロン8ヶ月ぶりくらいで、その間適当に前髪を切ってたけど、もう収拾つかない。

担当さんが店を移ったので、初めてのお兄ちゃん、ものすごく気をつかう子で、雑誌は1冊見終えるとすぐ交換、3冊終わってからまとめてでいいのに。しまいには私が好きそうだ、と、自分の私物の雑誌まで出してきた笑

1行程ごとに飲み物は?トイレは?と聞いてくるし、おしゃべりも止まらない。ヘアサロンは黙ってヴォーグでいいんだけどな。

私は泳ぐことが多いから、カラーしてもすぐ色抜けるしトリートメントもすぐ落ちるんでヤメタ、と話したら、ああやっぱり、海の感じしました!僕もシュノーケリング好きです、と言ってたけど、その子から海の感じはしなかった、旅行先でやるくらいじゃね。
あと、ヘッドマッサージがあんまりうまくない、というか痛かった。

3時間以上かかったけど、わりとすぐ終わった。持って行った本を読むひまもなく。仕上がりは良好。

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花咲く乙女メモ~乙女たちと知り合う~

2019年05月15日 | 読書メモ


グルスアンアーヘン

「花咲く乙女たち」
~乙女たちと知り合う~

語り手は、一人の女の子に決めずに、集団と仲良くするのが楽しくて、みんな自分に気があると思っている。

アルベルチーヌは、知れば知るほどいい子であることがわかる。
この章の終わりで語られるには、貧しい身の上でありながら、様々な家に招待されて可愛がられている彼女は、天性の人たらしなのである。

アンドレは、知性の高くて一見思いやりがありそうな子だけれど、言葉に心がこもっていないらしい。

途中でパリに帰るジゼールは、「青い目の中に、真心と愛情のこもった微笑みがよぎり、それがパッと輝くのがみられた」ことで、語り手はたちまちかっとのぼせ上がる。

と同時に、アルベルチーヌが話してる間、彼女の頬をながめながら、これはどんな匂い、どんな味がするのだろう。と考える。

語り手は幼年期から想像で書き上げた恋愛劇に、少女たちがみな申し合わせたように、出演を希望しているように思われた。
スターが誰であれ、常に決定版の形態を維持していた。

少女たちの友人で、ゴルフや競馬に夢中で若者オクターヴについて。
◯彼は「何もせずにじっとしている」ことができなかった。もっとも、彼は未だかつて何かをしたことがなかったのだけれども。……オクターヴの物思わしげな額の奥に宿る絶えざる知性の欠落は、その落ち着いた様子にもかかわらず、なんとかものを考えようとしても考えられないもどかしさを与え、そのために彼は、あまりに考えすぎた哲学者に起こるように、夜もろくろく眠れないのであった。

と、肉体と筋肉生活を送る若者には辛辣。
いつも自分は少女の肌や肉体のことばかり考えているのに。

少女を彼女たちの母親と見比べるところもひどい。

◯少女たちの傍らの母親なり叔母なりを見れば、それだけでこれらの顔立ちの歩む距離を充分に測定できる。……三十年足らずのうちに目は衰え、顔はすっかり水平線に没してもはや光も当たらなくなるような時期に到達するだろう。

変なとこばかり、わざわざ引用してしまった。

ヘタレでスケベ心満載で甘ったれで勘違いばかりの語り手が、本当に少女たちに相手にされていたのか怪しくなるが、その当時から、そういったダメ部分を凌駕する、芸術家だけが持つ知性とセンス、面白さがあったんだろうか。

次第にアルベルチーヌに惹かれていく語り手。彼女にはどこか、ジルベルトに似たところがあると感じる。語り手によれば、好きな女の類似は、自分の気質による、と。

◯人工的な斬新さよりも、反復のなかにこそいっそうの力があり、これが新たな真理を暗示するはずだからだ。

私は好きなタイプって特になくて好きになった人に類似もない。私って気質がない、ってことなのか。

プルーストが若くて美しい少女たちをこれでもかと描写するせいか、夢に全くファンでもないのにマッケンユウが出てきてラブラブだった。

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とんぼろの日曜日

2019年05月14日 | お散歩


12日(日)は、いい天気で、殿はまた隣りの砂利の庭へ。
日向ぼっこしてるうちに暑くなったのか、太陽の動きに合わせて、少しずつ位置を変えて、頭だけ日陰に入ったりしてた。
地球の動きと同じペースでうごく、地球のペースで生きる。

海に行く前にもっと食べさせたかったけど、あげられず。

海に出発してすぐ、殿は「トイレに帰って来たよ」とメール。
男の子たちは外でトイレしない。
ビーは隣の庭でするのを一度目撃している。

海はちょっと冷たかった。凪。
陽射しはまあまあ。少し薄い雲。
出汁色に濁っていた。

岩まで行くと、すぐにイワシの群に会った。
一週間で、泳ぎがうまくなって、速くなった。
まだ小さくて細いけど、無駄な動きはない。
岩を一周してる間に4回、イワシ群は私の横をすり抜けるように現れたり、私の下を通り抜けたりしていた。

ぺぎおさんの本を読んでたので、イワシの群を思い描くことがいつも以上に多かった昨今、こうして海に入ってすぐに何度も会えるのは、何か通じてる気がする。
兄さんのような馴染みの魚ではなく、この春生まれたばかりの子イワシが、こちらを知ってるわけないので、一匹一匹と通じてるとは思えないけど、群を司る何か、つまり海か。

岩場に、いいゴムボートに乗っていいカメラ持って白塗りメイクの人が一人でいて、ずっと動画撮ってたみたいだけど、売れっ子YouTuberかなにかかな。
挨拶されたけど、あまりに海にそぐわない人で面食らい、「あ、ああ」。

ボート屋の人たちは、魚がその辺からいる、といってたのに、イワシ以外はベラすらいなかった。
濁っててよく見えないせいもあるけど。

浜に戻って休んでる間、陽射しはあるのに肌寒かった。
ウが、大きめの魚、たぶんウの口より大きい魚をくわえてて、いつまで経っても飲みこめずにくわえていて、上空からトンビが狙っていた。

お腹がいっぱいで入らなかったのかも。

泳げないワンちゃんがいて、おじさんがオモチャを海に投げても、足のつかないとこには絶対行こうとしなかった。おじさんの投げ方も優しくて、自分が深いとこに立って、浅いとこにポチャン、と投げるだけ。

帰りは潮がぐんぐん引いた。ちょうど干潮の17時前後とはいえ、満干差の少ない小潮の日だったのに、なぜあんなに引いてたのか、よく分からない。
もしや、と思って江の島に行ったら、トンボロが見れた!


江の島はスイカズラが咲き、椎の木がたくさんあって、濃く匂ってた。
上の広場も椎の木だらけ。
ニオイシュロランも花盛りで、強烈な甘いにおい。
人が多くて猫は少なかったけど、美人ちゃん系の茶トラ、サバトラがいた。

Cは途中でまんじゅうを買い、団子を買い、降りたとこでさらにソフトクリームも食べていた。

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日曜も、殿は食欲2割程度だった。
オオゼキのマグロ刺身は自分で食べた。
ステロイドは効いてる感じがあまりない。

ダーが見ててくれたので、安心して海に行けた。

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もふもふモフモフに出てた、大和市のおうちの20代の女猫3匹が、にゃんとも可愛いくて美しくて圧倒されて2回見た。
猫専用のお部屋で暮らす、3匹とも賢そうな、気の強そうな、女の子らしい美人たち。
一番下の23歳の子は、棒のオモチャで遊び、階段の上り降りもするし、犬たちに吠えられても動じずに避けて歩く。
最年長の、目の見えない耳も遠い子が不安そうな声を張り上げて鳴くと、25歳の三毛が寄り添って、あごに頭をコンとぶつけたり、添い寝したりしている。
春に27歳を迎える子に、可愛い無添加ケーキをふるまうご夫婦の姿も良かった。
あんな老後の暮らし、素敵。
なんのカリカリあげてるんだろう?と目を凝らしたけどNHKだしそこまでは見えなかった。
幾つになっても猫ってかわいいし、歳とるとかわいさに風情や美しさが加わって、あの佇まいを表す言葉が見つからない。20時間は寝てるそう。

もふもふを見ていて、猫の声がすると、モンちゃんもテレビをじっと見てた。

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夏日

2019年05月13日 | 日々のこと

フレンチレース咲きはじめ。
アプリコットが強く出たのは、朝晩の冷えがあるからかな。
冷えにもいいとこあるんだぁ。

25日土曜、真夏日。
殿の食欲は、2割くらい。
前日より、少し増えた。
マグロの赤身をあげてみたら、2切れ食べた。
カリカリも少し食べた。
ステロイド効いてるかな?


久しぶりに並んでご飯食べてくれて、もう嬉しくて!

幸せホルモン出るよね!!

強制給餌は、水分いれたいときはリキッドにして、あとはリナールと、セレクションのふやカリを指ごはんで、少しずつ飲み込んだ。
朝夜とも、2時間くらいあけて、2回にわけて。

毛並み、顔つきもいい。
どこか痛そうとか気持ち悪そうとか、具合が悪くはなく、穏やかに寝てる。
ただ、食べないだけ!(バカリのナカモリくん風に)

夜、私が「殿、おいで」といっても来ないのに、私が席を外したらすぐに寝床から出てきて、ダーの横にピタッとくっついて、ポンポンされていた。

何かっちゃあ薬飲ませたり、口に指つっこんでくる私と違って、殿にとって無害な、ただただ撫でてポンポンしてブラッシングしてくれるダーが人気なのは、もうしょーがない。
私はヒールでもいいけど、殿は賢いからわかってはいるはず。

ダーはトイレ掃除だけやってくれればよい。
最近、モンちゃんが草を大量に食べるため、草でつながった2連のウンチはヌンチャク、今日は「三節棍でた!」
床に落ちてるウンチも、ダーは誰のものかすぐ分かり、特技は利きウンチ。

にしても、草を大量に食べてもめったに吐かずに便で出す、モンちゃんのお腹はいいお腹。

ダーが庭の水やりしてる間、モンちゃんと廊下に閉め出されて、モンちゃんは廊下に私と二人きりっていう珍しい状況が楽しいみたいで、庭に出してもらえなかったことはすぐに忘れ、ご機嫌で遊んでた。
時々、まじまじと私の顔を見つめるのが何ともきゃわいい。

もっと子ネコだったときは、出会うすべてが面白くて、スペシャルで、あまり区別してなかったようなモンちゃんだけど、ここにきて、私をまじまじと見て、(こいつは、おれとすぐあそぶし、にわにもつれてってくれるし、すげえいいやつにゃ!)(おれ、こいつがすきにゃ!)と再認識してくれてる気がするけど、どうだろう。

ビーは夜、ポンポンされ飽きると、先に寝室にいる私のことに来てくれる。

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ついにスイカズラも咲いた。
家の前の通りは、ハゴロモジャスミン、スイカズラ、テイカカズラが入り交じって咲き匂い、梔子の咲く夏至へのプレリュードを奏でている。

昨日も夕焼けがきれいだった。
夏至ってた。
上弦の月も美しい。

プールに行く途中の、小川沿いの道のスイカズラも、花つきがすごい。

土曜日はダーも休みだったけど、殿の様子が気になるので遠出はせず、午後は河原に出て、木陰に布を広げて二人とも読書。

夏の日射しだけど、木陰は涼しい。
「花咲く乙女たちのかげに」を読了したところで、私だけ一度帰ってトマトとチーズのペンネを15分で作り、ほろよいを持って河原に戻った。

河原にしても家の庭にしても、虫がまだ少ない今は過ごしやすい。
モンちゃんとも何度か庭に出た。

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「花咲く乙女たちのかげに」

読了したけど、まとめがまだ半分以上ある。

美しい少女の小集団を見かけた語り手。
知り合いになりたくて悶々とするある日、サン=ルーと行ったリヴベルのレストランで、画家エルスチールを見かける。
大して彼の絵を知らないのに、 熱烈に賛辞する手紙を渡し、気さくな画家はアトリエに招待してくれる。

語り手は少女たちにもう一度会いたくて、アトリエ行きを延ばしてたけど、祖母にせっつかれてやっと行く。

アトリエで、気乗りしないまま、絵について画家と語り合っていると、窓の外に少女のうちの一人を見つけ、彼女がエルスチールの友達だと聞く。

画家と一緒に散歩すれば、少女に会って紹介してもらえると思って、
「あの断崖を近くで見たい」とか行って、画家を外に連れ出す。
すると、少女たちが現れ、エルスチールが立ち話を始めるが、語り手はくるりと後ろを向き、気のないそぶりで骨董店のショーウィンドウを眺めてるうちに、エルスチールは少女たちに別れの挨拶をし、少女たちは去っていく。
語り手がびーん!

エルスチールは本物の芸術家らしく、持ち物も奥さんも一流、社交界などにとらわれず、柔軟な人のように思う。どことなくマネのあたりを思い浮かべる。
もともとヴェルデュラン夫妻の小派閥にいた画家、ムッシュー・ビッシュと同一人物だった。

◯どんなに聡明な人であっても、と彼は言う。
その若い頃のある時期に、思い出しても不愉快になる消してしまいたいような言葉を口にしたり、あるいはそういう生活を送ったりしたことのない者はいやしません。
でも、これを頭から否定して後悔するには及びません。その人がなんとか聡明な人間になり得たというのも、最終的にそうなりきる前に、滑稽な人間だったり厭うべき人間だったりしたというさまざまな段階を経てきたからこそなのです。

家庭教師に教え込まれた精神の高貴さや道徳的な気品(エレガンス)などは、貧弱な精神だし空論家の無力な子孫です。聡明さは人から教わることのできないものなのです。…なぜって聡明さとは、一つのものの見方なのだから。

サン=ルーは、休暇を終えて、ドンシエールの騎兵部隊に帰っていく。
遊びに来てね、と語り手に頼み、部隊から愛情に溢れた手紙もくれる。
二人で語ったことをいつも思い出してるうちに、部隊から孤立してしまったことなど。

が、語り手はサン=ルーより少女たち。
エルスチールにサロンを開いてもらって、少女たちに紹介してもらって、少女たちとの薔薇色の日々が始まる。

少女たち、といってもプルーストはゲイだからモデルは少年たちであろう。
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殿の5月検診

2019年05月10日 | 猫トーク
 
木曜、殿は朝からほとんど食べず、2回にわけて70kcalほど給餌。
 
夕方、定期検診に連れて行った。
腎臓値はすべて良好だし、体重も3.2でそこまで減ってない、歯も変なとこはないし、毛並みや目元の状態もわりといい、と先生はいう。次は1ヶ月後でいいと。

9割が強制給餌になってるのに「状態はわりといい」って、なんだか納得いかん。
できることはないのか!ということで、また、5日間のステロイドを試すことに。
年末にもやって、食欲はあまり変わらなかったのだけど。
食欲アップと、膵臓への働きかけを期待できるのは、ステロしかなさそうとのことで。

納得はいかんけど、これまで多くの老猫たちを診てきた先生が、「状態はわりといい」ってゆうんだから、信じよう。
あと、適正カロリーを相談したら、一日150Kcalは、とのことなので、無理せずに今は一食75でいくことにした。

家に帰ったら、殿はご飯どころに直行して、カリカリを少し食べた。

9割が強制給餌というのはこれまでなくて、一日一日をなんとかクリアしてる状況で、先のことは考えないようにしてる中、ダーがのんきに、強制給餌で汚れた殿の胸元を見て、
「あーあ、こんなに汚れちゃって~!暑くなったらお風呂に入ろうな!」と、軽く明るく言うのを聞いて、私もふっと軽くなった。

夜もほとんど見てる前では食べなかったけど、朝起きるとふやカリが消えている。
モンちゃんかもしれないが、殿だといいなぁ。

で、今朝はエースのリキッドがまずいらしく、その場でどんどん吐いた(涙)

殿を連れて病院から帰る途中で、同じマンション1階の親子に会って、
ママ「モンちゃんのおねーさんだよー」
子「モンちゃん、どこー?」
いつも庭にお邪魔するモンちゃんと、遊んでるそうだ。
そこのおうちも、お婆ちゃんはシニア猫を飼っている。
カゴの殿を見たがってたけど
殿「にゃあ」
子「なんていったのー?」
私「かえりたいんだってー」

モンちゃん、夜に庭に出たがるので出したけど、窓の向こうから私を見上げてるので、さっさと連れ戻した。
ビーもそうだけど、私と一緒に庭に出たいみたい。
そのわりに、調子づいてくると家の庭からぴょんと出ていく。

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午後はTカフェで息抜き。

〇インディオのコスモロジー、心を持った動物やその他の間は、自らを人格を持ったものとして考える、それゆえ、彼らは人間なのである
 
◯この地上で蛙と蛇が出会うのは種と種が出会うののではない。その一匹の蛙がその一匹の蛇と出会う、蛙も蛇も種としての記憶をそれぞれ持ってはいるがそれはいまこのときの行動を保証したりはしない。
 
ガマが呟いた泡を人間の言葉にしたら。
それをガマの隣で、待つのではなく、一つの季節を通して、器になって汲み取れたら。
 
◯つまるところ、何も、何もありません。私に足りぬものは何もなく、何についても欲求を感じません。死、生、どちらも同じことです。永遠、時間、いっさいが永遠であり、いっさいが神なのです。
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にゃんこメモ、うし時メモ

2019年05月09日 | 猫トーク

河原にある大木の花、藤に香りも似てる

8日水曜。
朝も夜も殿は自分では銀スプジュレのジュレ部分しか食べない。
70kcal分、指とシリンジで食べてもらった。
主にカロリーエースとキドナ、プラスちゅーるの総合。

夜にリフレしたら、その後少し水を飲んだ。
リフレは全く嫌がらないし、皮下にある程度は脂肪があって針を刺しやすい。
毛もふさふさしてる。

呼ぶと寝床から出て来て、撫でるとブルブルいう。
今日もぶじでいてくれた。
明日は定期検査。



ビーは、私の夜ご飯に鯵を焼いたら起きてきて横にはりついた。
しょっぱいからあげられないんで、かわりにササミを細かくさいてあげたら、ペロッと食べた。
カリカリもよく食べる。
私が寝るときカリカリを入れなと、ニャーニャー鳴いて呼びにくる。

ビーはステロイド治療をはじめてからゆるうんや下痢をほとんどしなくなったので、全体的に体力があがって若返ってるのかも。

最近、朝はビーとモンちゃんが枕元で寝ていて、顔を近づけてる。
ちょっと距離が縮まった気がしなくもない。

ビーは去年の冬までは殿とくっついて寝てたけど、いつからか殿が一人で寝てる邪魔をしなくなった。

その分、私に甘えにくる。
殿をモンチが一人占めしてたときもビーは私に甘えてた。
かわいいんだから、ビーはぁ。

でちょーね!

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会社のにゃんたは、久しぶりにMさんと私にチヤホヤされて興奮気味だった。
高い声でニャーニャー鳴いてはごろん。
休み中に集まっていた、しゃちょーの孫の女の子たちにロックオンされてたみたいだけど、あんまりなつかなかったらしい。

ほかの猫の気配があると、すぐ追い出して、怪我もないので、強い子だ。



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ニンニクの芽を炒めて、味見したらほとんど生で、口の中にも胃にも衝撃が走った。
ボディを殴られたような。
翌日まで変な感じが残ってた。
その後食べる気しなくて、大量に炒めたのどうしよ、と思ってたら、次の朝全部消えてた。
遅く帰ってきたダーが全部食べてた、よくあんなに食べたなー。

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失われた時を求めて4
花咲く乙女たちのかげにⅡ

前回どこまでメモったか忘れたけど、バルベックでブロックにも会って、家に行ったりする。
ブロックは頭はいいけど空気読めない、ぐいぐいくるめんどくさいタイプで、いるなぁ、こーゆう人、ロベール(サン=ルー)とは対照的。

◯(ロベールは)いつかブロックが自分のまちがいに気づいた時、彼の頬を染めるであろう赤みが、あらかじめ逆流して自分の頬に上ってくるのを感じるのだった。

サン=ルーのある伯父が、ヴィルパリジ夫人のところに二日ほどくることになり、サン=ルーはその伯父の若い頃の武勇伝を語る。
「閉鎖的な貴族社会でもとりわけ近づきにくいことでは他に抜きん出ており」
気安くコクりにきた若者を半殺しにし、それでいて庶民の人を可愛がって後ろ楯になり、彼が好きでやることが、たちまちスノブどもの真似するところになる。

語り手が歩いてると、誰かにじっと見られる。振り返ると、でっぷりして黒い髭の40がらみの男が、

◯目をかっと見開いて私を注視している。ときおりその目からは、この上もなく活動的な視線が四方八方に走るのだったが、それは知らない人の前に出たときに、なんらかの動機でその相手から、ほかの人間には思いもつかないような考えを吹き込まれる人びと―たとえば狂人とかスパイとか―そうした人びとのみ持つ視線だった。彼は私の方に最後にちらりと流し目を送ったが、それは大胆であると同時に慎重であり、素早くもあれば奥深くもあって、まるで逃走寸前に相手に向かってぶっ放す最後の一発のようだった。

怪しい男の描写はまだつづき、語り手はホテル荒らしの詐欺師かと思うこの男こそ、ロベールの伯父であり、かのシャリュルス氏だった。

二日間の滞在なので短い間だけど、シャリュルス氏登場のインパクトはさすがだった。
祖母もすっかり魅了される。
祖母の大好きなセヴィニエ夫人の書簡集をシャリュルス氏が語るのを、うっとりして聞く。

その頃の語り手は、

◯至るところで美女を欲し、美女を探し求め、美女を見いだす時期だった。

が、病気がちで一人ではダンスホールにも行けない語り手は、祖母を待ちながらぼんやりしてると、遠くの堤防に、5、6人の少女の集団を見つける。

この花咲く乙女たちの登場シーンは何十ページも続く、生き生きして瑞々しくて写したいけど長すぎる、今日はここまで。
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猫のお世話メモ:またまた正念場

2019年05月07日 | 猫トーク
またしても正念場きてるのか。

殿は年末以来の食欲不振。
あれもいりま宣言、これもいりま宣言。
年明け、鶏肉とサーモンは食べたのでカロリー稼げたけど、今回は鶏肉もいりま宣言、今日はサーモンも拒否。

よって、強制給餌をふやすしかない。



2月のメモ



腎臓サポセレクションのふやカリ、10粒くらいいってくれれば御の字なんだけど、この3日は全然食べない。

2月のカレンダーより
(左側が殿、右側ビー、数字はカロリー)





↑はウエットを全然食べてない。
85kcalに届いてない日も多かったけど、これくらい食べさせてたら、ゆっくり0.1キロずつ体重は増えた。

ウエットもその後、また食べるようになったし、いっとき銀スプカリカリも食べてた。

食欲の波は法則はつかめない、けど、やっぱり春から初夏にむかう昼夜の寒暖差が関係してるのかなぁ。
今年は寒がしつこく戻っては居すわるから。

36時間ごとの制吐剤も欠かせなくなってるし、強制給餌も自宅輸液も3年目、本当に頑張ってくれてる殿。

私が誕生日ワーイ!とかさわぐのはプレッシャーになってたかも。
自然のままの猫の体を尊重する気持ちを、見直してみよう。

薬もホエキもシリンジ飯もやめないけどね、嫌がらないうちはね。

今朝、元気ないなー、と思って庭に連れ出して、日向で猫草を食べさせてたら、おもむろに歩き出して、隣の隣の雑草だらけの庭まで行って、しばらく帰ってこなかった。
トイレに行きたくなると帰ってくる。

草むらを歩いたり、草を食べたり、日向で昼寝したりするのは、やっぱりいいもんなんだろうな。
こんな元気あったんだね。

モンちゃんも尻馬に乗って飛び出して行って、今日も呼んだら殿より早く、かわいく戻ってきた。

とにかく常に気合いを入れて、明るい下僕業にいそしむべし。
何があっても悲観はしない。
一日一日、丁寧に下僕業をこなし、殿のいる今に感謝して過ごすだけ。

まーまーまー、おれのトンカツボディでなごんでくれ!
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