口頭試験の受験模様

今日、総監の口頭試験を受けてきた。

会場は渋谷のフォーラムエイト。
試験の45分前に受付を済ませる。
受付で 「口頭試験での注意事項」 と書いた紙をもらう。
控え室に移動。
入り口から入ると、同志達の背中が見えた。
部屋はやたらに広い。
特に重苦しいといった雰囲気でもない。

スタスタと進んで、真ん中あたりの前方に場所を陣取って、
コートを脱いで、上着も脱いで、背伸びををして、一息ついて、お茶を飲む。
基本スタンスを頭のなかで反芻する。

昨年度と同じプロトコルだ。

唯一違うのは、昨年度、試験室前で待っている際にお会いした方に 「また、お会いしましたね」 と、
「アンタッチャブル ～事件記者・鳴海遼子～」 での仲間由紀恵さん ばりに、声をかけていただいたこと。
2年続けて同じ日、同じ時間帯に口頭試験を受験するとは奇遇なものだ。
非常に短いコミュニケーションだったが気持ちは伝わったと思う。
幸運を祈った。

満足な準備はできていないが、前向きな気持ちはある。
試験官には等身大の自分を、存分に見ていただこうと自分自身に言い聞かせる。
そもそもの 受験の意義、スタンス がそうなのだから。

開始 15分前を切ったので、再び上着を着て試験室に向けて移動。

試験室の前の椅子に腰掛けて待つ。
私の一つ前の受験生は 25分経過時点で、少し落ち着きのない様子で退室された。
目があったので、「お疲れ様でした」 と小声で伝えた。

時間になると、試験官に 「○○さんですか？どうぞお入り下さい。」 と声をかけていただき、試験室に入る。

試験官は昨年、一昨年とも違う方々。
非常に気を使っていただきつつ、本質を突いた 鋭く 深い 質問をいただいた。
一人の受験生のために事前に相当の準備をされた様子も伺えた。
これまでの口頭試験のなかで、飛び抜けて優秀な方だ。

質疑応答のなかで、主の試験官が総監の作問委員であることを理解した。
教科書的な模範解答をすると、「みんなそう言うんだけど、そんな簡単なことじゃないだろう。」 と返されてしまう。
そのため、日頃、考えていること、実践していることを本音で率直にお伝えした。

口頭試験の評価項目全てに関する質問をいただき、終了。
相当の時間が経過したようにも感じたが、退室後に時計を確認したところ、20分しか経過していなかった。
次の受験生を励まそうと思っていたのだが、まだ到着されていなかった。

生意気な表現になるかもしれないが、試験官との密度の濃い本質的な会話を楽しむことができた。
途中からは、お互い が お互い を 真に認め合っているようにも感じた。

対応していただいた試験官に感謝を申し上げたい。
この試験官の合否判断ならば、素直に受け入れられる。

後は、天命を待つのみ。
応援いただいた方々に感謝を申し上げます。

少し疎かになってしまった 優先順位 １位 「家族・自分の健康や人生の充実」 に時間を充てていきたい。


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