毎日の料理に欠かせない調理器具である「フライパン」。購入したてのモノは快適に使えますが、使い続けるうちに食材がこびり付きやすくなり、料理の妨げになることがあります。

そこで今回は、焦げ付きにくく長持ちするフライパンをご紹介。フライパンを長持ちさせる方法も解説するので、参考にしてみてください。

長持ちするフライパンの選び方


コーティング加工されたモノを選ぼう


テフロン加工



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テフロンとは、アメリカのデュポン社が1930年代に発見し、商標登録したフッ素樹脂のひとつ。デュポン社が開発した技術を使って作られたフライパンのことを、テフロン加工のフライパンといいます。

テフロン加工のフライパンの特徴は、表面がツルツルしていることです。摩擦係数の少ないフッ素樹脂を表面にコーティングしているので、食材のこびり付きを防止。調理後もスポンジで軽くこすれば、簡単に汚れを洗い流せます。

デメリットは、300℃以上の高温での調理は不向きなこと。コーティングが剥がれ落ち、食材が焦げ付きやすくなってしまいます。コーティングを長持ちさせるには、強火での調理や調理直後に冷水に浸けるといった、急激な温度変化を避けるようにしましょう。

フッ素樹脂加工



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フッ素樹脂加工のフライパンは、フッ素樹脂を用いて表面がコーティングされています。テフロン加工もフッ素樹脂加工も、同じ素材を使用しているので両者に大きな違いはありません。焦げ付きにくいフライパンを探している方は、テフロンと合わせてチェックしてみてください。

ダイヤモンド加工



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ダイヤモンド加工とは、フッ素樹脂にダイヤモンドの粒子を混ぜたコーティングのこと。ダイヤモンドの粒子が混じることで磨耗に強くなり、コーティングが剥がれにくいのが特徴です。フッ素樹脂のみの加工と比べて耐久力が高いので、長く使いたい方におすすめです。

チタンコート加工



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チタンコート加工とは、フッ素樹脂にチタンを混ぜた加工のこと。チタンは比重の割に強度があり、錆びにも強い素材です。あらゆるコーティングのなかで特に耐久度が高い加工。ただし、ほかのコーティングと同様に強火には弱いので、弱火~中火までの調理を心がけましょう。

フライパンの素材もチェック


チタン



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チタンは鉄の2倍もの強度があり、衝撃によって割れたり折れたりしにくい素材です。酸や食塩に対して強い耐食性を持っているのもポイント。錆びが発生しにくいので便利です。

また、チタン製フライパンは軽くて扱いやすいところも特徴。鉄製のフライパンの30~50%ほどの重さしかないため、腕への負担を減らしたい方にピッタリです。

難点としては、ほかの金属と比べると熱伝導率が低く温まりにくいこと。そのため、中華料理など強火で一気に仕上げる料理には向きません。弱火~中火でじっくり調理する煮込み料理などにおすすめです。