ぼこ爺のまだら雑記

じじいがブログをはじめました

皺くれジジイが柔らかお手ての感触に浸ったがね

2012-04-11 16:23:43 | 日記

  昨日、甥の息子である二男夫婦が5ヶ月の男の赤ん坊を抱いて吾が家にやってきた。近くのサクラも満開で観桜をかねて赤ん坊のお目見え披露である。何年かぶりに見る乳児は5ヶ月とは思えないほど丸々として愛くるしい。聞けば体重3800グラム出産だという。

 しばし落ち着いてから、吾れぼこ爺はウン10年ぶりに、そっとモミジの手に指先をおそるおそる触れてみた。そのときモミジの5本の葉がジジイの指をしっかりと握りしめたのである。それも離すもんかと力強く握っている。私も負けじと掌全体でモミジ手を包みこんでしまった。その弾むように丸々とした柔らかなモミジ手は、もうすっかり忘れていた二人の孫の赤ん坊のあのときの感触が伝わってきた。

 そしてフト気がつくと、赤ん坊の羽二重もちのホッペに賞味期限が切れた私の皺だらけの頬が触れていた。そのときあの懐かしいオッパイの甘酸っぱい香りが鼻腔をくすぐる。すでに抱っこして満足している家内バアさん曰く「どんな気がする?。オジイちゃんの頬っぺたと手のヤスリで痛がるで、ほどほどにしときゃあ」と一方的になじる。

 そう言われて半月前を思い出した。東京の大学3年生の男の孫が帰省した折、我が家にも2日間逗留して帰り際、私に握手してきた。痛いほど握りしめた孫の手はごつごつして、まさに大人の手の感触であった。(わ~大人になったんだなあ)と内心では感慨ひとしおだった。もうあの乳幼児そして子供時代の弾力ある感触を味わうこともないだろう・・・と思っていた。

 それがはからずも羽二重餅とモミジ饅頭のやわやわの肌に触れることができたのだがね。まだ二人の孫は大学生で独身だ。結婚は相当先だから、おそらくひ孫の顔をみること無く、あの世行きかもしれん。そう思うとこの赤ちゃんの肌触りをたとえ一晩でも浸っておこうと、この晩の入浴で、手だけは石鹸で洗わなかったが・・・そんな気持ちを判って欲しいとは、チョッと欲深いかねえ。

 モミジまんじゅうの可愛い手

 


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-04-14 13:30:01
こんなときもあったんだナ~  ワシも
と ホロリ    チャチャ
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