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おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

おかあちゃんの匂いがなくなっていく

2011年12月13日 04時07分55秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃんの通夜と葬儀が無事に終わりました。葬儀の挨拶で「世界一の母でした。愛してくれました。幸せでした。」と言った。柩も持った。霊柩車に乗るおかあちゃんに「行ってらしゃい」そう言った。お別れは言えなかった。おかあちゃんとお山に行く間、外を見ていた。平常の日々が流れていた。私以外は悲しんでいない。何も変わらない営みがある。
おかあちゃん、今一番悲しいのは、おかあちゃんの匂いがなくなっていく。本当にいなくなったんやね。

おかあちゃん 家についたよ

2011年12月06日 07時30分08秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃんと家に帰ってきた。
看護師さんに見送られ帰ってきた。
「おかあちゃん、家に着いたよ。帰ってきたよ。」
寝たまま帰れるタクシーに乗って家に帰ってきた。
帰りにパジャマから洋服に着換えさせた。
お出かけに着ようね。って言っていたビーズのいっぱい付いた綺麗なニットのアンサンブル。
タグを取り上のカーデガンだけ着せた。
「おかあちゃん、きれいだよ。」
おかあちゃんに分かったかな。
看護師が入れ替わり、立ち替わり入ってきた。私はその都度、
「今日は、新しい洋服をきせました。綺麗でしょう。もうすぐクリスマスお出かけで
着ようと思った服です。」
看護師は、一様に「よかったね。きれいやね。よう似合ってる。」と言ってくれました。
タクシーが出るまで見送ってくれた看護師に礼を言い、車が出るまで頭を下げて礼を告げた。
家に着いたおかあちゃんは、眠っていた。
3時頃に家に着いた。6時に先生や看護師等々が来てくれる。
それまでもう少しこのままでいよう。「おかあちゃん、かわいいよ。」

5時半。パジャマに着替えて先生達を待つ。
24時間かけて1000mlのビーフリードを流す。
これは拒否した。先生もその方がいいだろうと言われた。
500mlを5時間位で流す。この状態で1日中点滴はおかあちゃんが可哀想だ。
一応ほっとした。

調剤薬局から薬が届いた。ビーフリードや点滴にいるチューブ等。これを私も扱う。
在宅医療は家族も針の交換・取りつけ等々。やるしかない。
おかあちゃん、よろしくね。

8時頃。痛い。痛い。とおかあちゃんが言う。
どうしよう。調剤薬局から痛み止めの座薬が届いていない。
明日、入ってきたらすぐに届けます。そう言われた。
どうしよう。飲む頓服はもらっている。しかし、今はもう飲む事が出来ない。
どうしよう。どうしよう。そう思いながら私はホットカーペットの上で眠り込んでしまった。

9時頃。痛い。痛い。の声で目を覚ます。
どうしよう。そうだ。前に痛がったら使うようにともらっていた座薬があるのに気がついた。
しかし、説明書きには痛み止め38度以上の熱が出たら使うとある。
痛い、痛い、と苦しむおかあちゃんを目の前にしてもういいか。これを使おうと思った。
が、熱はない。どうしよう。そうだ。先生にこの時間ならいい。電話で尋ねた。
「痛み止めになる。10分位しないと効かない。それを済んでも痛かったらもう1個使ってもいい。」
と言われた。それを入れておかあちゃんに「ごめんよ。少し待ってね。効かなかったらもう1ついれるからね。」
おかあちゃんはうんうんと顔を縦に振った。そしてにっこりした。こんなになっても私を気遣ってくれる。
ありがたい。その後もう1個使っておかあちゃんは静かな寝息をたてて眠っている。。

おかあちゃん 私は涙が止まらない

2011年12月03日 16時49分33秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん 私は涙が止まらない。
まだまだ、大丈夫と思えたり、もういいそんなに苦しいなら楽になってと思ったりする。抗がん剤で吐いたりしていた人が家に帰ってご飯も食べられた。それから3ヶ月も過ごされたと聞いた。
おかあちゃんは、胸水が右肺にパンパンだから、意味は違うかもしれない。でも、私はまだ希望を捨てきれない。

おかあちゃん お家に帰る日が決まったよ

2011年12月03日 01時51分50秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃんのベッドサイドに座っている。おかあちゃんが目を開けた時にいてあげたいから。お家に帰るよ。そしたら今みたいにお家にものを取りにいったりしなくていいからずっとそばに居られるよ。安心して寝ていいよ。おかあちゃんはウンウンと頷いた。そして寝入るまで見ていた。


退院は5日と決まった。

おかあちゃん もう12月だよ

2011年12月01日 05時48分38秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、もう12月だよ。最後の月だよ。お家に帰るよ。来週の中には帰れるよ。先生にお話したからね。明日に病院の先生と往診の先生と調剤薬局の人と今後契約する看護師が、おかあちゃんの今後の事を相談してくれるからね。これで良かったかなぁ。今も眉間にしわをよせて眠るおかあちゃんを見ていると、このままここで、最後を迎えた方が良かったかなぁ。私自身が最後を迎えるまで悩むような気がするよ。愛しています。世界一、おかあちゃんが好きです。ありがとう。大事に育ててくれてありがとう。毎日おかあちゃんに伝えます。