おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

おかあちゃん 1秒だって

2012年03月20日 14時33分09秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん。おかあちゃんが私の横にいてくれなくてどんなに悲しんでも、
いつか私がいなくなっても世の中は何1つ変わらない。1秒だって変わらない。
あたり前なんだけど、それが悲しい。
どんな人だって、世界にすごい影響を与えた人だっていなくなっても1秒だって変わらない。
なんで私だけが止まっているんだろう。私は見えないドームの中にいる。
私は、歩いていてもこのドームの中から世の中を見ているようだ。
おかあちゃん、私はこのドームの中にズーといるんだろうか。
私は隔離されているようだ。他の人から私は見えているだろうか。

この気持ちは、私が癌かもと言われて検査を受けている時に同じ感を受けた。
私は、ドームの中にいた。その時は、世の中のもの全てが輝いていた。
あれ、こんな物まで輝いているんだと思った。
例えば、草だって一生懸命生きている。光がそこに集中してすごく輝いて見えた。
その時、私以外は輝いている。置いていかれた感じだった。
私は、癌と言われても1度も泣かなかった。おかあちゃんのお陰だね。
前向きに一生懸命向っていったおかあちゃんを見ていたから私は病気でも泣かなかった。
今はね。何で私だけが助かっておかあちゃんが助からなかったのかと思うと
罪悪感でいっぱいだ。おかあちゃんは「あんたが、治って良かった。」と心から喜んでくれた。
私は、何で1年早く病院へ連れて行かなかったのか、悔やまれてならない。
もっと早く分かってあげられなかった。
今更、どうする事も出来ないのに私は悔やむ。
1年早かったら今もおかあちゃんと楽しくしていただろうか。
ごめんね。許してね。

おかあちゃん。ありがとう。大大大大大好き。愛しているよ。
ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。


おかあちゃん、あいつに「おかあちゃんがいない。悲しくてね。」って話したら奴は
黙って聞いていたよ。奴にはわかるのかな。
奴は、すごく甘えたで必ず膝の上に乗ってくる。


コメント
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