Those People をNetflixで鑑賞。
ていうか少し前に輸入DVDで観て、よくわからないところを埋めるべくもう一回観るべ、と思っていたところにまさかのNetflix配信でございます。
マンハッタン。画家志望の学生チャールズとその親友セバスチャン。
チャールズの部屋にはセバスチャンの絵がいっぱい。
2人がオペラ「ペンザンスの海賊」の ” I Am the Very Model of a Modern Major General ” という曲を歌っているところから始まります。レコードに合わせて歌うのですがものすごく早口の曲で、もたもたしてついていけないチャールズにセバスチャンは「15年間変わらないな」みたいなことを言って笑う。
チャールズとセバスチャンがいつもつるんでいるメンバーはワイアット、ロンドン、アーシュラ。
チャールズは幼い頃に父親が家を出ていき母親と一緒にセバスチャンの家に世話になったという過去があって、セバスチャンは辛い時にそばにいてくれた大切な人。
15年間もつるんでいて、お互いがゲイだと知っているのに15年間何もない「親友同士」のふたり。
そこに(ベイルートからやってきた)ピアニストのティムが現れて2人の関係が変わってくる。
ティムはチャールズに一目ぼれみたくて積極的にアプローチ。チャールズもティムに会った瞬間に何かを感じたみたいでティムの気持ちに素直に応える。
セバスチャンはそれが面白くなくて「あんなおじさんのどこがいいんだ」みたいなことをチャールズに言う。
セバスチャンの父は横領の罪で服役していて、そのせいでパパラッチに追われたり、バーで「悪人の息子に出す酒はない」とか言われたりして、落ち込んだり精神的に不安定になったりすることがあるのですが、チャールズがいれば落ち着く。
酔っ払って「一生側にいろ」とか言っちゃうし(そのあとすぐ、冗談でごまかす)、ティムに対して明らかに嫉妬している。
心のどこかに(つーか真ん中でしょ)にいつもチャールズがいる。
チャールズと付き合えばいいのに・・・と思うのですがでもチャールズと付き合えばいつか別れるだけ・・・とセバスチャンは思っている。
友達なら多分ずっと側にいられる・・・そう思っているのかな。
(「あと1センチの恋」で幼なじみのロージーとアレックスが「好き」って言ってしまったらすべてが壊れそうで、言えずにいつまでたっても幼なじみしている、あれ思い出しました。)
チャールズはチャールズでティムの正式な申し込み?にとまどい、ティムを怒らせてしまう。
ティムのことが好きで自分から「恋人」っていうくらいなのに、「一緒にサンフランシスコで暮らそう」とか言われたら焦るし、困りまくるし。
チャールズの心の中にもいつもセバスチャンがいる。
お互いに、いないと不安になる精神安定剤のような相手なのかな・・・。
三角関係といえば三角関係なんだけどそれだけでは説明付かない?関係って気がしました。